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【日本ダービー】最新ナマ情報

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 皐月賞馬(6)ゴールドシップは、栗東坂路で芦毛の馬体を弾ませて4ハロン64秒3-14秒8をマークした。力強いアクションからはクラシックホースのオーラが感じられる。「予定通り、というか“予定以上”ですね。これで負けたら仕方がない」と須貝尚調教師は万全の仕上げを強調した。

 東京では共同通信杯を完勝しており、昨年の3冠馬オルフェーヴルと同配合で距離延長も望むところ。「心肺能力は高いし、自信を持って走ってほしい」とトレーナーは史上23頭目となる皐月賞-ダービーの2冠制覇へヤル気を見せている。

 皐月賞2着(8)ワールドエースは、栗東坂路を4ハロン58秒6-13秒9で駆け上がった後、コースに出てゲートの駐立練習を行った。落ち着き十分でどっしり構えており、「坂路ではスパッと流した感じ。ゲートでもリラックスしていたし、やることはやって万全の状態」と川合調教助手がさわやかな笑顔で応える。昨年、オルフェーヴルで3冠を制した陣営には史上初となる厩舎のダービー連覇がかかる。「去年くらいの手応え。不安はないし、頑張ってほしいね」と同助手は偉業へ意欲を見せた。

 1番人気に推された皐月賞で5着の(17)グランデッツァは、池添騎手を背に栗東坂路を4ハロン61秒9で駆け上がった。「追った後も順調。距離は十分にあるし、外枠も関係ない」と平田調教師は穏やかな笑顔で話す。

 今回は400メートル距離が延びるが、「折り合いは大丈夫だし、レースが上手。今はまったく心配していない」とトレーナーは意に介さない。6日のNHKマイルC(カレンブラックヒル)に続く、厩舎のGI2勝目を目指す。

 毎日杯を快勝した(2)ヒストリカルは、栗東坂路で4ハロン69秒8をマークした。「返し馬程度にサッとやった。ここまで、やり残したことはない」と音無調教師は明るい表情で、「枠順が出る前『(2)(4)(6)(8)がいいな』と東田助手に話していたが、本当にいい枠に入った」と満足げだった。今回は2カ月ぶりの実戦で初物尽くし。「長距離輸送をしたことないし、体がどれだけ減るか。2400メートルも初めてやから」とトレーナーは気を引き締めていた。

 青葉賞勝ちの(11)フェノーメノは、美浦坂路で4ハロン61秒5-1ハロン14秒9。筋肉隆々ではち切れんばかりのボディーを一段と大きく見せて、状態の良さは一目瞭然だ。「暑くなって汗もかいて、体も締まってきた。ゆったりとしているし、状態自体は悪くない。ただ、皐月賞組は(内の)いい所を引いたね。前走もスタートのタイミングが悪くポコッと出たので、本当は内の偶数が良かった。う~ん、微妙なところだね」と戸田調教師は苦笑いを浮かべた。

 皐月賞3着(10)ディープブリランテは、栗東坂路で4ハロン64秒7をマーク。岩田康騎手と折り合い、息の合ったところを見せた。「3週間コンタクトを取ってきた。長手綱で抑えられるようになったのが大きい。これ以上は無理というくらいに仕上がっている」と岩田康は自信たっぷり。見届けた矢作調教師も「落ち着きあるし、エネルギーをため込んでいる感じ。あとは良馬場でやりたい」と大一番へ気持ちを込めていた。

 昨年の2歳牡馬チャンピオンの(18)アルフレードは、美浦の角馬場→南Aコースでキャンター。東京へは土曜朝に輸送を行うために、金曜が実質的な最終調整。落ち着き十分で馬体もふっくらと見せており、今がまさに絶好調という感じだ。「(事前発表の)馬体重(526キロ)は少し増えているが、輸送で減ると思うので前走と同じぐらい(516キロ)で出られると思う。走れる状態にあるし、良馬場なら差はないと思っている」と手塚調教師は大一番でのリベンジを誓う。

 皐月賞4着からさらなる前進に期待がかかる(7)コスモオオゾラは、主戦の柴田大騎手を背に美浦南Aコースでキャンターとゲート練習を行った。「追い切り後も落ち着いているし、(仕上がりに関しても)これ以上やる必要もなく十分。ここまでうまく来られました。枠もここならちょうどいい所だし、ある程度のいい位置でスッと折り合えれば競馬がしやすいかな」と今回がダービー初騎乗となる柴田大騎手は様々な作戦パターンを巡らせていた。

 青葉賞2着(9)エタンダールは、栗東の角馬場からCWコースに出て調整を行った。「状態はいいよ。ここで勝負するために追い切りは目いっぱいやった。それに馬がこたえてくれるかどうか」とニコニコ顔の藤原英調教師は、2010年エイシンフラッシュに続くダービー2勝目を狙う。

 京都新聞杯を日本レコードで勝った(14)トーセンホマレボシは、栗東坂路で4ハロン63秒7をマーク。雄大な馬体が目を引く。「追い切りの動きもよかったし、順調。前々走の大寒桜賞はモタモタするところがあったが、前走は積極的にいってレコードV。どんどん進化していくような感じ。枠は外めだが、ゼロスを見ながらいける」と川合調教助手はこちらも期待を寄せている。

 4年連続で連対中の〔1〕枠(1)番をゲットしたスピルバーグは、美浦坂路で4ハロン66秒3。気合を表に出し好調さを伝えた。「ノリ(横山典弘騎手)が〔1〕枠が欲しいと言っていたので、良かったんじゃないの。順調だし、プリンシパルSをしのいで勝った運もある」と藤沢和調教師は前向きだった。

 展開のカギを握る(3)ゼロスは、栗東坂路からEコースへ出て半周。「雰囲気はいい。上位とは力の差があるけれど、今の東京は前が残る。ハナを切ってどこまで頑張れるかだね」と領家調教師からは改めて逃げ宣言が出た。

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