中央競馬ニュース

【エ女王杯】ホエール芦毛最強イヤー証明

 0   2   2,140
シェアする  x facebook LINEで送る
【エ女王杯】ホエール芦毛最強イヤー証明

 秋の女王決定戦・エリザベス女王杯(11日、京都、GI、芝2200メートル)に照準を合わせ、今春のヴィクトリアマイルを制したホエールキャプチャが、調子を上げてきた。府中牝馬S(11着)の敗因は明らかで、ひと叩きされた上積みは大。今年のGIを席巻する芦毛馬の一角を担うマイル女王が2冠目を狙う。

 芦毛の女王が反撃の態勢を整えた。ホエールキャプチャが、史上初のヴィクトリアマイルエリザベス女王杯制覇へ向け、本来の調子を取り戻してきた。

 前走の府中牝馬S11着の敗因は、はっきりしている。「夏負けが尾を引いていた。調教で動く馬だから、判断が難しかったけど、春の状態にはなかった」と長谷川調教厩務員は説明。続けて「ジョッキー(横山典騎手)が『次は良くなる』と言ってくれたし(使って)キャンターでの完歩が大きくなった。体がうまく使えているからですね。常脚(なみあし)なんかも全然違いますよ」と上積みを強調する。

 輸送の負担を考慮して先週2日に美浦から栗東トレセンに移動。全休日明けの6日は4ハロン61秒6で登坂した。62秒の予定よりも少し速くなったが、元気が有り余っている証拠だ。

 昨年の女王杯は英国の女傑スノーフェアリーや3冠牝馬アパパネなどを相手に4着。「ハイペースを追走し、正攻法で強い競馬を見せてくれた。その時より相手も楽になるし、1週前(美浦坂路4ハロン51秒1)もいい時の動きだった」と田中清調教師は手応え十分だ。

 芦毛馬の勢いが目立つ今年のGI戦線。ホエールが勝ったVマイルのほかに、高松宮記念カレンチャン)、皐月賞菊花賞ゴールドシップ)と、1984年のグレード制導入後では88年、90年に並んで年間最多タイの4勝。記録更新の期待もかかる。

 ホエールキャプチャにとっては、最優秀古馬牝馬のタイトルがかかる重要な一戦。古馬の代表格として、3歳や上がり馬の挑戦を堂々と受けて立つ。 (板津雄志)

 ◆芦毛馬とGI 1984年のグレード制導入後、芦毛馬はGI42勝。今年はカレンチャン高松宮記念)、ゴールドシップ皐月賞菊花賞)、ホエールキャプチャヴィクトリアマイル)が4勝をマーク。タマモクロス(天皇賞・春秋、宝塚記念)、オグリキャップ有馬記念)が活躍した88年、ハクタイセイ皐月賞)、メジロマックイーン菊花賞)、オグリキャップ安田記念有馬記念)の90年の年間最多勝に並んでいる。今週のホエールのほかにも、有馬記念ゴールドシップなどが控えており、記録を更新する可能性は十分だ。

この記事はいかがでしたか?
ナイス (2)
 ナイス!(2

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る