《本紙の狙い》
チェレブリタを本命に推す。昨年の
京都牝馬Sを勝った後、成績は上がっていないが、距離や展開など条件が噛み合わなかっただけ。力は全く衰えておらず、コンディションそのものもいい。前々から攻めたい馬が多いので、スローぺースは考えにくいメンバー構成。馬群のインでじっと脚をタメられれば、直線で一気に突き抜けていい。54キロのハンデも魅力だ。
コロンバスサークルが相手の筆頭。充実一途で、良馬場ならば、自慢の瞬発力が生きる。格下ながら、52キロの
リビアーモも侮れない。
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混戦の中、人気を集める上がり馬(4)
コロンバスサークルは、坂路で4ハロン62秒8-45秒7-13秒3と末脚を伸ばした。「いつも通り、終い1ハロンだけサッとやりました。状態は変わりないですよ」と騎乗した矢崎調教厩務員。動きを見届けた
小島太調教師も「前走はなかなかできない強い競馬だったし、馬がようやく良くなってきたね」と目を細める。
桜花賞を狙う妹の
アプリコットフィズに負けない走りを見せてくれそうだ。
メンバー中唯一の格上挑戦となる(11)
リビアーモは、坂路で2本(4ハロン76秒5、71秒5)の最終調整。引き締まった体つきでキビキビした動きが目を引く。「昨年(2番人気8着)より感触はいいですよ。全体に良くなっています。ここを使うつもりで調整してきましたから。52キロですし、期待を持って臨めます」と和田調教助手。ここに来て本格化ムードが漂う晩成タイプだけに、強敵相手でも好勝負していい。
今季初戦の(3)
ニシノブルームーンは、坂路で4ハロン69秒9、67秒3の2本。鈴木伸調教師は「順調ですね。枠もちょうどいいし、中山も得意ですし。この枠なら前の方で折り合いをつけやすいでしょう」と好枠ゲットに笑みがこぼれる。「前回は外枠で馬の後ろにつけられなくて位置取りが後ろになりましたが、ここなら競馬がしやすいはず。賞金を加算して
ヴィクトリアマイルに行きたいですね」と意気込んだ。