【マーメイドS】オーロラ満点…データ解析2010年6月15日(火) 05:05
*過去10年が対象
◆実績上位馬不振 別定戦の00年~05年の優勝馬は6頭中3頭がGI馬で、2頭がGI2着馬。実績上位馬が有利だった。ところが、ハンデ戦となった06年以降の連対馬で、重賞連対があったのは07年2着サンレイジャスパー(前年2着)のみ。重賞活躍馬は出番がなくなった。
◆軽ハンデ有利 06年以降の3着以内12頭中、ハンデ53キロ以下が10頭。残る2頭中、07年2着サンレイジャスパーは54キロ。55キロ以上の連対はない。55キロ以上で最高着順は、昨年56・5キロを背負ったリトルアマポーラの3着。前年のエリザベス女王杯馬ですら、3着が精一杯では55キロ以上のハンデでは狙えない。
◆前走重賞以外は3着以内 連対馬20頭中、前走で勝っていたのは2頭。2着も4頭で、2ケタ着順が7頭もいる。ただし、前走が重賞以外で連対した5頭の場合、4頭が3着以内。条件またはオープンで好勝負していない馬は苦しい。また、20頭中、前走で千八~二千を使っていた馬が15頭。残る5頭中、安田記念3頭&ヴィクトリアマイル1頭とマイルのGIが計4頭。前走は芝の中距離戦が基本だ。
◆芝千八~二千で勝ち鞍 芝千八~二千で勝ち鞍がなかったのは00年1着フサイチエアデール、01年2着ヤマカツスズラン、03年1着ローズバド、04年2着チアズメッセージ。ただし、この4頭には芝二千の重賞で2着があった。また、ハンデ戦となった06年以降の連対馬8頭では、芝千八~二千で1600万下を勝ったことのある馬が半数の4頭と好成績だ。
◆結論
満点は前走で千八の1600万下を勝ったテイエムオーロラ。ハンデ53キロで、これまでの傾向と合致する。ブライティアパルスは千八で勝ち鞍があり、前走オープン特別で3着。ハンデ53キロならばおもしろい。昨年よりもハンデが重いリトルアマポーラや、56キロのヒカルアマランサス、ブラボーデイジーらは厳しそうだ。(データ室) |
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