メジロパーマー(競走馬)

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抹消  鹿毛 1987年3月21日生
調教師大久保正陽(栗東)
馬主有限会社 メジロ牧場
生産者メジロ牧場
生産地伊達市
戦績38戦[9-5-2-22]
総賞金53,674万円
収得賞金11,645万円
英字表記Mejiro Palmer
血統 メジロイーグル
血統 ][ 産駒 ]
メジロサンマン
アマゾンウオリアー
メジロフアンタジー
血統 ][ 産駒 ]
Gay Mecene
プリンセスリフアード
兄弟 メジロアービンメジロポーラ
市場価格
前走 1994/01/23 日経新春杯 G2
次走予定

メジロパーマーの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
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成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
94/01/23 阪神 11 日経新春杯 G2 芝2500 1623--22** 牡7 60.5 山田泰誠大久保正 482
(0)
2.35.8 0.338.0ムッシュシェクル
93/12/26 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 14814--96** 牡6 56.0 横山典弘大久保正 482
(+2)
2.31.9 1.036.3トウカイテイオー
93/11/28 東京 10 ジャパンC G1 芝2400 1636--1110** 牡6 57.0 山田泰誠大久保正 480
(+4)
2.25.4 1.037.3レガシーワールド
93/10/30 京都 11 スワンS G2 芝1400 1635--311** 牡6 59.0 山田泰誠大久保正 476
(+8)
1.22.7 0.835.8⑧⑤シンコウラブリイ
93/10/10 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 1033--39** 牡6 59.0 山田泰誠大久保正 468
(-8)
2.25.7 3.038.3メジロマックイーン
93/06/13 阪神 10 宝塚記念 G1 芝2200 1133--210** 牡6 56.0 山田泰誠大久保正 476
(+4)
2.21.5 3.841.6メジロマックイーン
93/04/25 京都 10 天皇賞(春) G1 芝3200 1559--43** 牡6 58.0 山田泰誠大久保正 472
(-2)
3.17.6 0.537.0ライスシャワー
93/03/14 阪神 11 阪神大賞典 G2 芝3000 1155--31** 牡6 59.0 山田泰誠大久保正 474
(0)
3.09.2 -0.1--タケノベルベット
92/12/27 中山 9 有馬記念 G1 芝2500 1623--151** 牡5 56.0 山田泰誠大久保正 474
(-4)
2.33.5 -0.037.3レガシーワールド
92/11/01 東京 10 天皇賞(秋) G1 芝2000 1823--1017** 牡5 58.0 藤田伸二大久保正 478
(+10)
2.00.4 1.839.0レッツゴーターキン
92/10/11 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 1422--29** 牡5 59.0 山田泰誠大久保正 468
(-2)
2.26.1 1.5--オースミロッチ
92/06/14 阪神 10 宝塚記念 G1 芝2200 13812--91** 牡5 57.0 山田泰誠大久保正 470
(+2)
2.18.6 -0.5--カミノクレッセ
92/05/17 新潟 11 新潟大賞典 G3 芝2200 1344--71** 牡5 54.0 山田泰誠大久保正 468
(+4)
2.13.4 -0.7--タニノボレロ
92/04/26 京都 10 天皇賞(春) G1 芝3200 14712--127** 牡5 58.0 山田泰誠大久保正 464
(0)
3.22.9 2.9--メジロマックイーン
92/03/29 阪神 10 コーラルステ OP 芝1400 1344--74** 牡5 56.0 安田隆行大久保正 464
(-2)
1.24.8 0.6--バンブーパッション
91/12/01 阪神 5 障害3歳以上400万下 芝3150 1155--12** 牡4 59.0 押田年郎大久保正 466
(+2)
3.32.5 0.7--アインカイゼル
91/11/02 京都 5 障害3歳以上未勝利 芝3000 922--11** 牡4 59.0 押田年郎大久保正 464
(+4)
3.24.5 -1.0--カルストンパーシア
91/10/06 京都 11 京都大賞典 G2 芝2400 722--67** 牡4 57.0 角田晃一大久保正 460
(0)
2.29.7 3.2--メジロマックイーン
91/08/18 函館 10 函館記念 G3 芝2000 1457--45** 牡4 54.0 松永幹夫大久保正 460
(0)
1.59.8 0.737.6メジロマーシャス
91/08/04 函館 10 巴賞 OP 芝1800 14610--26** 牡4 56.0 松永幹夫大久保正 460
(+2)
1.51.7 1.138.4⑦⑦④④ツルマイナス

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中央競馬の元騎手、元調教師の大久保正陽さんが21日に誤嚥性肺炎のため死去していたことが25日、明らかになった。87歳だった。調教師として〝シャドーロールの怪物〟と呼ばれた3冠馬ナリタブライアン、GⅠ2勝のメジロパーマーなどの多くの名馬を育てた名伯楽。常識にとらわれない手法で輝かしい実績を残した。



個性的な名馬とともに大舞台をにぎわした大久保正陽さんが、天へと旅立った。

競馬一家に生まれた。「生まれる前から決められていたこと」と話すほど、競馬の世界に入ることは必然だった。祖父の大久保福松氏、父の亀治氏も調教師。当時、西宮市にあった鳴尾競馬場の出身で、馬と隣り合わせの環境で生まれ育った。1953年に騎手候補生となる一方、夜は立命館大学に通って法律を学んだ。57年に騎手デビュー。51勝を挙げて70年に引退後は、調教助手を経て73年に調教師としての道を歩み出した。

76年には〝気まぐれジョージ〟の愛称で親しまれたエリモジョージで天皇賞・春を優勝。GⅠ級のレースを初めて制した。メジロパーマーではGⅢ札幌記念を制覇後に障害に転向して2戦1勝。再び平地に戻ると、92年には大逃げを打ってGⅠ宝塚記念有馬記念とグランプリ春秋連覇を達成。型にはまらないタクトで才能を開花させた。

実績を積み重ねる中でナリタブライアンと出合う。93年のGⅠ朝日杯3歳S(現朝日杯FS)を勝ったが、昔ながらの手法で間隔をあけずに94年は共同通信杯スプリングSを勝って皐月賞に参戦。キャリア10戦目でクラシックを制した。秋初戦の京都新聞杯で2着に敗れると、菊花賞に向けて報道陣をシャットアウト。〝雑音〟を封じて史上5頭目の3冠馬を誕生させた。

〝シャドーロールの怪物〟と称されたスターホースに対しても、固定観念にとらわれることはなかった。96年の天皇賞・春2着後、次戦に選んだのは2000メートルも距離が短い1200メートル戦のGⅠ高松宮杯(現高松宮記念)。4着に敗れて批判を浴びたが、信念を貫いて果敢な挑戦を続けた。

戦争を経験し、大病も患った。それでも、サラブレッドへの愛情で苦境を乗り越えた。2006年の引退直前には「私には〝この一頭〟という馬はいないですね。強いて言うならば、すべての馬が〝この一頭〟です」とポリシーを語った。JRA通算7007戦597勝で重賞は50勝。93年に優秀調教師賞、94年にJRA賞(最多賞金獲得調教師)を受賞した。最後の勝利は、ナリタブライアン産駒のブライアンズレターでのものだった。

葬儀は親族のみで行われた。またひとり、ターフを彩った名伯楽がこの世を去った。

大久保 正陽(おおくぼ・まさあき) 1935(昭和10年)8月23日生まれ。兵庫県出身。1957年に騎手としてデビューし、通算51勝(うち重賞5勝)。70年に引退して調教助手に転身。71年に調教師免許を取得して73年に開業した。2006年の引退までにJRA通算597勝。重賞はGI級11勝を含む50勝を挙げている。祖父・福松氏、父・亀治氏は元調教師。次男の龍志調教師、孫の友雅騎手など、一族には競馬関係者が並ぶ。



ナリタブライアンに騎乗し、3冠を達成した南井克巳調教師 「(訃報を聞いて)びっくりしました。以前は調教スタンドにも来られていましたが、最近はコロナの影響もあって、お会いできていなくて…。お世話になりました。ご冥福をお祈りします」

◆息子の大久保龍志調教師「実績はすごいですし、人を何人も育て、亡くなってから改めて、でかかったなと思います。師匠として、おやじとして、尊敬するところはいっぱいあります。(ナリタ)ブライアンみたいな馬を間近で見させてもらったことも大きな財産になっていると思います」

◆大久保正陽厩舎で調教助手を務めた北出成人調教師「コロナの前は、うちの厩舎と大久保龍志厩舎をよく回ってくれていた。先生の厩舎を引き継いで、助手のころから北海道に同行させてもらって勉強になりました。感謝の言葉しか出てきません」



【悼む】

大久保正陽さんは、正しいと思ったことを絶対に曲げない、昔かたぎの調教師だった。少しとっつきにくい感じがあり、当時の若手記者は怖がっていた。でも、それはトレーナーとしての信念の裏返しだったと思う。

ナリタブライアンが2歳時に7戦も使った理由を聞くと、「ブライアンは調教だけではエネルギーを発散しきれない。だからレースに使う」と。いい精神状態を保つことが一番大切なこと。だからクラシックを狙うような馬でも、「使い過ぎ」という声が耳に入ってきても、信じたことをやり通す。それが3冠達成につながったと思う。

またブライアンのトレードマークはシャドーロール。菊花賞のころには必要なかったそうだが、「ブライアンといえばシャドーロール」。そう思っているファンの気持ちをくんで着け続けた。

引退後もしばらくは栗東トレセンの調教スタンドに顔を出しておられた。そのときは気さくによくしゃべられて、ちょっとびっくり。大きなプレッシャーがなくなったんでしょうね。ご冥福をお祈りします。

(元中央競馬担当・橋本忠)

【格言から探る勝ち馬予想】京都大賞典2022「長距離馬の大敗続きは要注意」 2022年10月4日(火) 15:00


「ヤバいのキタ~」

スマホにこのメッセージが来たときは要注意だ。私の競輪の師匠、I田氏からのメッセージである。文字通り“ヤバい”配当の車券やら馬券を当てた時に送られてくるメッセージなのだが、そのヤバさがハンパない。300倍や700倍なんてのは当たり前。今年の2月だったか、送られてきた「ヤバいの」の正体は大井競馬場のトリプル馬単156万円で、さすがにその時はスマホを落としそうになった。このメッセージが流れた時、通常私は人払いをして深呼吸してから別室で見る様にしている。

I田氏もまた昭和の男だ。昭和の男の嗜みと言えば(酒を)「飲む」、(博打を)「打つ」、(女を)「買う」だが、当然彼も3拍子揃っている。一説によると現代の男は(サプリメントを)「飲み」、「鬱」病にかかり、(ペットを)「飼う」のがオシャレなんだそうだが、そんなチープなもので代用できるほど昭和男児の文化は薄っぺらではない。クソ喰らえだ。

冗談はさておき、I田氏の「ヤバキタ」には実は波があり、一旦始まるとヤバキタ爆裂モードに入る。1日に10万なんてのはザラで、10万馬券や20万車券を連続的中させた日など、収支を訊くと涼しい顔で「40万くらいですかね…」などと言う。そしてこの爆裂ヤバキタモードが終了すると、ピタリと的中ラッシュは止まり、休眠モードに入る。そうして一定期間低迷の後、再び爆裂ヤバキタモードに突入するのだ。

激しく穴を当てまくる氏だが、馬券も車券も年間収支はマイナスだという。身の周りでこれだけ大穴を日常的に当てる人間は他にいないので、世の99%の博打打ちがマイナスだというのも頷ける。

さて、I田氏のヤバキタの波を見ていると思い出すことがある。それは1987年、90年、92年にそれぞれ有馬記念を勝ったメジロデュレンオグリキャップメジロパーマーの直前2走の成績だ。1987年の勝ち馬メジロデュレンの前2走の着順はOP特別5着➡G2 10着。オグリキャップは天皇賞秋6着➡ジャパンカップ11着。メジロパーマーもまた京都大賞典9着➡天皇賞・秋17着だった。近年こういう派手な復活劇をする馬は少なくなったが、競馬格言には「死んだふり」の実績馬の復活を予言するものが存在する。

曰く「長距離馬の大敗続きは要注意」。

I田氏同様、大敗がどこで切れるかは分からないのだが、実力自体が衰えたという訳でなければ、長距離戦で大敗続きの実績馬がいきなり復活する例は実際に五万と存在する。

アリストテレスの近走は有馬記念6着、目黒記念17着と冴えない。リズムが狂った感は拭えないもののきっかけさえ掴めれば、菊花賞では3冠馬コントレイルを首差まで追い詰めた実力馬。昨年も2着したこのレースで再び第一線に返り咲いてもおかしくない。大敗続きの今回は人気も若干落とすはずなので、穴候補にならないか。当日はここから人気薄に流し大穴を的中させ、たまには送り返してやりたいものだ。

「ヤバいのキタ~!」
 
(文:のら~り)

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【中央重賞懐古的回顧】1992年京都大賞典 「淀の申し子」の面目躍如!オースミロッチ VS ヒシマサル 2022年10月3日(月) 15:00


週末に行われる中央重賞の過去の優勝馬をピックアップして回顧し、競馬の長い歴史の狭間できらめいた馬を紹介する「中央重賞懐古的回顧」。第21回は1992年の京都大賞典優勝馬オースミロッチを取り上げる。


あまりにも長かったコロナ禍を越えて、YouTubeをはじめとした動画サービスが隆盛を迎えている昨今、今から約30年前に活躍したオースミロッチという馬名はマイナーな存在とも一概に言えなくなっている。『ウマ娘』に端を発したメジロマックイーンイクノディクタスのポピュラー化に付随して、1993年の宝塚記念での松本達也騎手による徹底したインベタ戦法がクローズアップされるようになったからだ。1981年の七夕賞を制した際のビゼンセイリュウの走りに匹敵するこの奇策は、「名優」と「鉄の女」の最後の競演に彩りを添えると同時に、稀代の鉄板ホースを前にして無条件降伏しかけた穴党を大いに喜ばせた。

相手関係と見てくれの印象で言えば、オースミロッチのベストバウトは件の宝塚記念なのだろう。しかしながら、通算8勝の全てを京都競馬場でマークした「淀の申し子」だった彼だからこそ、どうせならば淀で魅せた最高のパフォーマンスを紹介したい…ということで今回は、オースミロッチが5歳秋に勝利を飾った1992年の京都大賞典について書かせていただくことにする。

この年の京都大賞典で中心視されていたのは唯一の3歳馬ヒシマサル。外国産馬であるが故にクラシックから締め出された鬱憤を晴らすかのように、3歳路線の裏街道を驀進した同馬は、鞍上に武豊騎手を迎えて今度は古馬王道路線制圧に乗り出した。生来の気抜き癖とズブさはむしろ敗戦のエクスキューズ。前走のNZTにて同じくマル外のシンコウラブリイに屈したにせよ、父親のセクレタリアトにも由来する“ヒシマサル幻想”が崩れ去ることは無かったのだ。

マル外の怪童にどう抗するか。アーテイアス産駒らしく揉まれ弱いオースミロッチは、グランプリホースになったばかりのメジロパーマーの外の2番手で折り合った。道中例の如く後方でモタつくヒシマサル。この大本命の強烈な末脚を意識した松本騎手は、早々と仕掛けることで先にリードを広げる作戦を選んだ。京都の外回りコースの坂を勢いよく下り、仕上がり途上のメジロパーマーを交わしたオースミロッチが真っ先に4角を回る。武騎手が追っつけ通しのヒシマサルが中団から一気に上がり、ゴール前外から追い込んだが、結局は勝負所の差がセーフティリードとなった。勝ち時計はコースレコード2分24秒6!

レース後のインタビューで松本騎手は涙ぐんでいた。オースミロッチを管理する中尾正調教師の弟子である同騎手は、「何かとお世話になった人だったので…」と先日この世を去った師匠の愛妻をおもんばかり、ジワッと涙を流したのだ。田原成貴騎手を背に冬枯れの芝の上を逃げ切った京都記念と同条件のG2を今度は師弟タッグで掴み取り、秋の淀にも覇を唱えたオースミロッチ。一方、及ばず2着に敗れたヒシマサルの“幻想”にはどことなく陰りが見え始めていた。“外車”ヒシマサルはどこまで強いのか? 天皇賞にも菊花賞にも出走できない同馬の実力のほどは、ジャパンC有馬記念の秋の王道2戦で明らかとなる。

オースミロッチ
牡 鹿毛 1987年生
父アーテイアス 母ロッチアイ 母父ファバージ
競走成績:中央30戦8勝
主な勝ち鞍:京都大賞典 京都記念

(文・古橋うなぎ)

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【東西現場記者走る】ガンコ上昇一途 2018年4月26日(木) 05:08

 東西サンスポ記者が、1週間の密着取材で勝ち馬を探るGI企画。天皇賞・春を担当する大阪サンスポの山口大輝記者(26)は連載3日目、芝に再転向してから4戦3勝と才能を開花させたガンコ陣営を直撃した。1週前追い切りでは動きに重さがあったが、25日の追い切りでは藤岡佑騎手が太鼓判を押す動きの良さを披露した。

 追い切りで一番、気になっていたのがガンコだ。月曜日に担当の中村助手から「前走後に疲れが出たので、ちょっと(調整の)内容を緩めて楽をさせた。そのぶん、まだ1週前では『動きが重いような気がする』と藤岡(佑)騎手も言っていました」と聞いていたからだ。

 開門直後の午前6時過ぎ。坂路に姿を現したガンコは、鞍上の藤岡佑騎手とぴったりと呼吸を合わせて急勾配を駆け上がった。抑えの利いた走りで、馬なりでラスト1ハロン12秒3(4ハロン54秒4)でフィニッシュ。素軽さが伝わってくる動きだ。追い切りを終えた藤岡佑騎手を直撃した。

 「心配いらないですよ。僕もそれだけ(1週前の動きの重さ)が心配でした。動きはよかったし、いい状態です」

 同じ不安を抱えていた様子だが、明るい表情にひと安心だ。

 前走の日経賞では、菊花賞馬キセキに道中で絡まれながら、冷静なレース運びで重賞初V。ダート中距離が主戦場だったが、昨年末に芝再転向後は4戦3勝。残る1戦もGII日経新春杯での3着と、ほぼ完璧だ。変身の秘密とは…。松元調教師に聞いてみた。

 「成長の時期とかみ合ったんだろうね。障害練習を始めてから体も大きくなった。(期待を)完全に超えているよ」。昨年11月の1000万下戦(12着)後、障害転向を視野に飛越練習を始めたことが、好結果につながっているのだという。中村助手は「(障害練習で)前向きさが出てきました。追い切るたびに良くなっていましたし」と証言。飛越センスは抜群だったというのも、運動能力が高い証しだろう。上昇一途の上がり馬が一気の戴冠を果たす…そんなシーンが浮かんだが、まだ枠順発表前。決定する木曜は、各陣営の思惑もしっかり取材したい。 



★メジロパーマーは障害経て’92宝塚、有馬V

 障害を経験して強くなった代表例がメジロパーマーだろう。4歳時に札幌記念で重賞初制覇を飾ったが、その年の秋に障害入り。(1)(2)着の後、平地に復帰。5歳時の1992年に宝塚記念、有馬記念を勝った。93年のエリザベス女王杯を勝ったホクトベガは、4歳時に障害入りが検討され障害飛越を練習。障害戦には出走しなかったが、その後ダート交流レースで大活躍した。



★天皇賞・春の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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個性派逃げ馬、メジロパーマー死す 2012年4月8日() 04:01

 1992年宝塚記念有馬記念のGI2勝をはじめ重賞5勝をあげ、個性的な逃げ馬として活躍したメジロパーマー(牡、父メジロイーグル、母メジロファンタジー)が7日午後、心臓麻痺のため、繋養先の北海道洞爺湖町のレイクヴィラファームで死亡した。25歳だった。

 メジロパーマーは87年に北海道伊達市のメジロ牧場(昨年廃業)で誕生。同期にはメジロマックイーンメジロライアンといったGIホースがいる。

 栗東の大久保正陽厩舎からデビューし、クラシックには出られなかったが、古馬になって力をつけた。4歳夏に札幌記念で重賞初制覇。その後、障害に転向して1勝したが、平地に戻り“グランプリ”を連勝。逃げ切りか惨敗かという極端な成績だったが、個性派として90年代はじめの競馬を盛り上げた。宝塚記念を勝ちながら、同年の有馬記念は15番人気(16頭立て)だったが、山田泰誠騎手を背に再び逃げ切った。15番人気の勝利は、今でも有馬記念の最低人気記録として残る。

 通算成績は38戦9勝(うち障害で2戦1勝)。重賞は92年宝塚記念有馬記念をはじめ、91年GIII札幌記念、92年GIII新潟大賞典、93年GII阪神大賞典の5勝。種牡馬を引退してからは功労馬として同ファームで余生を送っていた。

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メジロパーマーの口コミ


口コミ一覧
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あんた~!JRA元調教師 大久保正陽氏!ナリタブライアン・メジロパーマーを育ての親!本当に残念ば~い!!

『ま~た次回もよろしくば~い!ツイッターのフォロ~&ツイート&チャンネル登録よろしくば~い!何さまがんばるば~い!!』

 軸うまおやじ 2022年6月14日(火) 05:11
【きょうは何の日?】~JRA~  1992年6月14日 【1992 宝塚... 
閲覧 296ビュー コメント 0 ナイス 11

【きょうは何の日?】~JRA~  1992年6月14日 【1992 宝塚記念(GI) 】


~軸うまおやじからのお願い~

馬券の購入は20歳になってからです。20歳未満の方は競馬法第28条により勝馬投票券の購入および譲り受けることはできませんのでご注意ください。
(JRAホームページより一部引用)
はじめまして、こんにちは。『軸うまおやじ』です。

【きょうは何の日?】~JRA~  1992年6月14日 【1992 宝塚記念(GI) 】 で 【メジロパーマー】 が勝利した日です。

先行で逃げた【メジロパーマー】 が後続を全く寄せ付けず、そのまま1着でゴール!
9番人気の馬が、ちょっとした波乱を起こしたレースでした。
【メジロパーマー】 、競馬ファンとして感動をありがとう。
以上、『軸うまおやじ』の『今日は何の日?』でした。
ご覧いただきありがとうございました。次回もどうぞよろしくお願いします。

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 藤沢雄二 2020年3月22日() 14:10
阪神大賞典展望
閲覧 487ビュー コメント 0 ナイス 8

日曜日の阪神は天皇賞の前哨戦になる阪神大賞典です。

普通に考えればキセキで堅そうなんだけど、勝ち切れない馬が人気になっているという点で思い出されるのが1993年の阪神大賞典。
この年の主役はナイスネイチャだったのだが、ご存じのようにジリ脚の代名詞的存在で、かねてから「南井でも乗せた方がいいんじゃないの?」とは言われておりました。
でも管理する松永善厩舎は義理の息子の松永昌が主戦で、良くも悪くも物理的に松永昌が乗れない状況にならないと乗り替わりが発生しませんでした。

ところが阪神大賞典の数週間前に松永昌が落馬負傷で戦線離脱を余儀なくされました。
そして注目の鞍上に「代打・南井」がコールされました。

阪神ファンが勝負どころで八木や檜山を渇望する以上にドンピシャの乗り替わりが発表されて、大いに盛り上がった記憶がありますw
それでもナイスネイチャはメジロパーマーの逃げ切りを許しただけでなく、タケノベルベットにも差し込まれて3着という結果に。
やっぱりナイスネイチャはナイスネイチャだった、というオチでした。

この話を言えるのも◎メジロパーマー〇タケノベルベットで本線で馬連を当てたから覚えているわけで。

そう考えるとやっぱりキセキは2着なんじゃないかという気がします。
もちろん負けた相手がアーモンドアイだったりリスグラシューだったりなら情状酌量の余地はあるんだけど、さすがに2年半勝っていないと今日も何かにやられる方に張ってみたい。

じゃあ何が勝つの?となるのですけど◎はボスジラに進呈しようかと。
目下3連勝中なんだけど、中山2500m→東京2400mと条件戦とはいえGⅠの行われるコースで勝っているのは本格化の証なんじゃないかと。
そもそもこの母系、直線に坂のある阪神や中山で評価を上げて、キレ味勝負になりやすい東京と京都で下げるのがポイントなんだけど、東京で勝ち切ったのは重賞級と言えるのではないかと。

まあいくらなんでもキセキが3着を外すとは思えないので2頭軸で組むことになりますけど
⑦→⑨→αだけでいいのか⑦→α→⑨も買っていた方がいいのかはPATの残高とオッズと相談しますw

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