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日本の競馬における最古のハンデキャップ競走として知られる伝統の一戦。春と秋の年に2回行われていたグレード制導入以前はG1並みの扱いを受けており、1957年には2年後に日本調教馬として初めて海外の重賞を制すことになるハクチカラが、第44~45回の春秋連覇を達成している。ほか、シンザン、スピードシンボリ、マーチス、サクラショウリ、カツラノハイセイコ、アンバーシャダイなど、往年の名馬たちが勝ち馬欄に名を刻む。第114回(2000年)は、のちに引退レースで悲願のG1タイトルを獲得するステイゴールドが、キャリア38戦目にして重賞初制覇。ほか、第133回(2019年)にはルックトゥワイスが芝2500mの日本レコードを更新するタイムで勝利している。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝ち タイム |
騎手 | 調教師 | レース 結果 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第138回 |
2024年5月26日 東京 芝2500m |
シュトルーヴェ | セ5 | 2:32.3 | J.モレイラ | 美 | 堀宣行 | 全着順を 見る | |
第137回 |
2023年5月28日 東京 芝2500m |
ヒートオンビート | 牡6 | 2:30.8 | D.レーン | 栗 | 友道康夫 | 全着順を 見る | |
第136回 |
2022年5月29日 東京 芝2500m |
ボッケリーニ | 牡6 | 2:32.1 | 浜中俊 | 栗 | 池江泰寿 | 全着順を 見る | |
第135回 |
2021年5月30日 東京 芝2500m |
ウインキートス | 牝4 | 2:32.8 | 丹内祐次 | 美 | 宗像義忠 | 全着順を 見る | |
第134回 |
2020年5月31日 東京 芝2500m |
キングオブコージ | 牡4 | 2:29.6 | 横山典弘 | 栗 | 安田翔伍 | 全着順を 見る | |
第133回 |
2019年5月26日 東京 芝2500m |
ルックトゥワイス | 牡6 | 2:28.2 | D.レーン | 栗 | 藤原英昭 | 全着順を 見る | |
第132回 |
2018年5月27日 東京 芝2500m |
ウインテンダネス | 牡5 | 2:29.7 | 内田博幸 | 栗 | 杉山晴紀 | 全着順を 見る | |
第131回 |
2017年5月28日 東京 芝2500m |
フェイムゲーム | セ7 | 2:30.9 | C.ルメール | 美 | 宗像義忠 | 全着順を 見る | |
第130回 |
2016年5月29日 東京 芝2500m |
クリプトグラム | 牡4 | 2:30.6 | 福永祐一 | 栗 | 藤原英昭 | 全着順を 見る | |
第129回 |
2015年5月31日 東京 芝2500m |
ヒットザターゲット | 牡7 | 2:29.7 | 小牧太 | 栗 | 加藤敬二 | 全着順を 見る | |
第128回 |
2014年6月1日 東京 芝2500m |
マイネルメダリスト | 牡6 | 2:31.0 | 蛯名正義 | 美 | 田中清隆 | 全着順を 見る | |
第127回 |
2013年5月26日 東京 芝2500m |
ムスカテール | 牡5 | 2:29.6 | 内田博幸 | 栗 | 友道康夫 | 全着順を 見る | |
第126回 |
2012年5月27日 東京 芝2500m |
スマートロビン | 牡4 | 2:30.6 | 蛯名正義 | 栗 | 松田国英 | 全着順を 見る | |
第125回 |
2011年5月28日 東京 芝2500m |
キングトップガン | 牡8 | 2:32.5 | 横山典弘 | 栗 | 鮫島一歩 | 全着順を 見る | |
第124回 |
2010年5月30日 東京 芝2500m |
コパノジングー | 牡5 | 2:34.8 | 池添謙一 | 栗 | 宮徹 | 全着順を 見る | |
第123回 |
2009年5月31日 東京 芝2500m |
ミヤビランベリ | 牡6 | 2:39.0 | 北村友一 | 栗 | 加藤敬二 | 全着順を 見る | |
第122回 |
2008年6月1日 東京 芝2500m |
ホクトスルタン | 牡4 | 2:31.9 | 横山典弘 | 栗 | 庄野靖志 | 全着順を 見る | |
第121回 |
2007年5月27日 東京 芝2500m |
ポップロック | 牡6 | 2:31.4 | 武豊 | 栗 | 角居勝彦 | 全着順を 見る | |
第120回 |
2006年5月28日 東京 芝2500m |
ポップロック | 牡5 | 2:33.1 | 川田将雅 | 栗 | 角居勝彦 | 全着順を 見る | |
第119回 |
2005年5月21日 東京 芝2500m |
オペラシチー | 牡4 | 2:29.8 | 佐藤哲三 | 栗 | 佐々木晶 | 全着順を 見る | |
第118回 |
2004年5月22日 東京 芝2500m |
チャクラ | 牡4 | 2:30.5 | 柴田善臣 | 栗 | 安達昭夫 | 全着順を 見る | |
第117回 |
2003年5月24日 東京 芝2500m |
トシザブイ | 牡7 | 2:31.2 | 柴田善臣 | 栗 | 音無秀孝 | 全着順を 見る | |
第116回 |
2002年5月18日 東京 芝2500m |
トシザブイ | 牡6 | 2:31.8 | 河内洋 | 栗 | 音無秀孝 | 全着順を 見る | |
第115回 |
2001年5月19日 東京 芝2500m |
ホットシークレット | セ5 | 2:30.8 | 柴田善臣 | 美 | 後藤由之 | 全着順を 見る | |
第114回 |
2000年5月20日 東京 芝2500m |
ステイゴールド | 牡6 | 2:33.2 | 武豊 | 栗 | 池江泰郎 | 全着順を 見る | |
第113回 |
1999年6月12日 東京 芝2500m |
ローゼンカバリー | 牡6 | 2:32.2 | 菊沢隆徳 | 美 | 鈴木康弘 | 全着順を 見る | |
第112回 |
1998年6月13日 東京 芝2500m |
ゴーイングスズカ | 牡5 | 2:35.0 | 南井克巳 | 栗 | 橋田満 | 全着順を 見る | |
第111回 |
1997年6月7日 東京 芝2500m |
アグネスカミカゼ | 牡4 | 2:32.7 | 橋本広喜 | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る | |
第110回 |
1996年2月19日 東京 芝2500m |
ユウセンショウ | 牡4 | 2:34.0 | 柴田善臣 | 栗 | 松元茂樹 | 全着順を 見る | |
第109回 |
1995年2月19日 東京 芝2500m |
ハギノリアルキング | 牡5 | 2:31.1 | 藤田伸二 | 栗 | 小林稔 | 全着順を 見る | |
第108回 |
1994年2月20日 東京 芝2500m |
ナリタタイシン | 牡4 | 2:34.0 | 武豊 | 栗 | 大久保正 | 全着順を 見る | |
第107回 |
1993年2月21日 東京 芝2500m |
マチカネタンホイザ | 牡4 | 2:32.4 | 岡部幸雄 | 栗 | 伊藤雄二 | 全着順を 見る | |
第106回 |
1992年2月23日 東京 芝2500m |
ヤマニングローバル | 牡5 | 2:32.6 | 河内洋 | 栗 | 浅見国一 | 全着順を 見る | |
第105回 |
1991年2月17日 東京 芝2500m |
カリブソング | 牡5 | 2:34.8 | 柴田政人 | 美 | 加藤修甫 | 全着順を 見る | |
第104回 |
1990年2月18日 東京 芝2500m |
マルタカタイソン | 牡4 | 2:32.8 | 菅原泰夫 | 美 | 本郷一彦 | 全着順を 見る | |
第103回 |
1989年2月19日 東京 芝2500m |
キリパワー | 牡4 | 2:36.7 | 岡部幸雄 | 美 | 清水利章 | 全着順を 見る | |
第102回 |
1988年2月21日 東京 芝2500m |
メジロフルマー | 牝4 | 2:32.7 | 岡部幸雄 | 美 | 奥平真治 | 全着順を 見る | |
第101回 |
1987年2月22日 東京 芝2500m |
マウントニゾン | 牡4 | 2:35.4 | 嶋田功 | 美 | 森安弘昭 | 全着順を 見る | |
第100回 |
1986年2月16日 東京 芝2500m |
ビンゴチムール | 牡4 | 2:32.1 | 中野栄治 | 美 | 古賀末喜 | 全着順を 見る |
1925年の秋、目黒競馬場で3400mの長距離を競う「各内国産抽せん豪州産馬混合競走」が行われた。同競走はのちの「各内国産古馬競走」と改めて、春秋2回開催が1931年の秋まで続くことになる。時を同じくして目黒競馬場の府中移転が決まり、“目黒”の名称を永く後世に伝えるために、それらのレースを前身とした「目黒記念」を1932年に創設。当初は春と秋の年に2回開催されており、1933年の秋(第4回)から舞台を現在の東京競馬場へと移している。1984年のグレード制導入時にG2の格が付されるとともに、春季のみの年1回制に変更。2006年以降(2011年を除く)は、ダービーデーの最終レースとして定着している。なお、第二次世界大戦中の1944年も回次にカウントされない能力検定競走として実施されている(勝ち馬はカイモン)。
春:第1~11回(1932~1937年)は4月中旬~下旬。第13~17回(1938~1940年)は5月下旬~6月上旬。第19~23回(1941~1943年)は5月中旬~下旬。第25~34回(1947~1952年)は原則として6月上旬~中旬。第36回(1953年)は5月下旬。第38回(1954年)は4月下旬。第40~52回(1955~1961年)は3月中旬~下旬。第54~74回(1962~1972年)は原則として3月上旬~中旬。第76~110回(1973~1996年)は2月中旬~下旬。第111~113回(1997~1999年)は6月上旬~中旬。第114~116回(2000~2002年)は5月中旬。第117回(2003年)以降は5月下旬~6月上旬に開催されている。秋:第2回(1932年)は10月下旬。第4~12回(1933~1937年)は11月中旬~下旬。第14~24回(1938~1943年)は11月上旬~中旬。第27回(1948年)は12月中旬。第29~33回(1949~1951年)は11月中旬~下旬。第35~39回(1952~1954年)は10月上旬~中旬。第41回(1955年)は9月中旬。第43回(1956年)は10月中旬。第45~91回(1957~1980年)は原則として11月上旬。第93~97回(1981~1983年)は11月中旬~下旬。
施行場所:東京芝2500m(左回り) 出走資格:4歳以上 1着賞金:5700万円 負担重量:ハンデキャップ
1932年 | 春:東京芝3400m、5歳(現在の4歳)以上、ハンデキャップ、「目黒記念」(春・秋 2回)として創設 |
---|---|
1939年 | 春:春季の施行距離を芝3900mに変更秋:1位入線のスゲヌマは失格 |
1944年 | 春:第二次世界大戦にともない開催中止(~1946年・秋) |
1947年 | 春:出走資格を5歳(現在の4歳)、施行距離を芝3200mに変更 |
1948年 | 春:出走資格を5歳(現在の4歳)以上に変更 |
1949年 | 春:セフテスがレース史上初の秋春2連覇を達成 |
1949年 | 秋:秋季の施行距離を芝2600mに変更 |
1950年 | 秋:施行距離を芝2500mに変更 |
1953年 | 春:負担重量を別定に変更 |
1954年 | 秋:負担重量をハンデキャップに変更 |
1955年 | 春:負担重量を別定に変更秋:負担重量をハンデキャップに変更 |
1957年 | 秋:中山芝2600mで施行ハクチカラがレース史上初の春秋2連覇を達成 |
1959年 | 春:競走名を「農林省賞典目黒記念」に改称 |
1961年 | 春:ヤシマファーストがレース史上2頭目の秋春2連覇を達成 |
1963年 | 秋:秋季の出走資格を4歳(現在の3歳)以上に変更 |
1964年 | 秋:中山芝2600m(外)で施行 |
1967年 | 秋:中山芝2500mで施行 |
1968年 | 春:中山芝2500mで施行 |
1969年 | 春:東京ダート2300mで施行 |
1971年 | 春:中山芝2500mで施行 |
1972年 | 春:中山芝2500mで施行 |
1978年 | 春:カシュウチカラがレース史上初の2連覇(春季)を達成秋:競走名を「農林水産省賞典目黒記念」に改称 |
1979年 | 春:中山芝2500mで施行 |
1984年 | 春季の年1回制に変更G2(国内独自)に格付け |
1986年 | ビンゴチムールが東京芝2500mのコースレコードを更新 |
1990年 | 混合競走に指定 |
1995年 | ハギノリアルキングが東京芝2500mのコースレコードを更新 |
1997年 | 出走資格を4歳(現在の3歳)以上に変更 |
1998年 | 「フランスギャロ」の副題を付して実施 |
2000年 | 「ハンガリーフェスティバル開催記念」の副題を付して実施 |
2001年 | ホットシークレットが東京芝2500mのコースレコードを更新 |
2003年 | トシザブイがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
2004年 | チャクラが東京芝2500mのコースレコードを更新 |
2005年 | 国際競走に指定オペラシチーが東京芝2500mのコースレコードを更新 |
2007年 | 格付け表記をJpn2に変更「目黒競馬場開設100周年記念」の副題を付して実施ポップロックがレース史上3頭目の2連覇を達成 |
2009年 | 国際G2に格付け |
2010年 | 「ウオッカメモリアル」の副題を付して実施 |
2012年 | 出走資格を4歳以上に変更 |
2013年 | ムスカテールが東京芝2500mのコースレコードを更新 |
2019年 | ルックトゥワイスが芝2500mの日本レコードを更新 |
2020年 | 指定交流競走に指定COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
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