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【天皇賞・秋】秋の盾奪取へ実力馬が集結したレースの注目点はこちら!

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【天皇賞・秋】秋の盾奪取へ実力馬が集結したレースの注目点はこちら!

★芝2000メートルでも頂点を極められるか!?“スプリント&マイル”GI勝ち馬のグランアレグリア



 昨年のJRA賞最優秀短距離馬を受賞したグランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、芝2000メートル戦の天皇賞・秋に登録している。同馬は昨年の安田記念マイルCS、今年のヴィクトリアマイルを勝ち、“古馬の芝マイルGI”完全制覇を遂げた。また、昨年のスプリンターズSも制しており、“スプリント&マイル”双方でGIを制してる。グランアレグリアが芝2000メートル戦に出走するのは今年の大阪杯4着以来2回目となるが、芝1200メートル、芝1600メートルに続いて芝2000メートル戦でも頂点を極めることができるか。



 なお、グランアレグリア安田記念2着以来の出走となるが、天皇賞・秋では2019・20年と2年連続で同年の安田記念以来の出走となったアーモンドアイが勝利を挙げている。



★JRA・GI6勝目を狙うグランアレグリア VならJRA獲得賞金10億円の大台に到達



 現役最多のJRA・GI5勝を挙げているグランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は、JRA通算成績が13戦8勝(うち重賞7勝)、獲得賞金が9億188万9000円となっており、1着賞金1億5000万円の天皇賞・秋を勝てば、JRAでの獲得賞金が10億円を突破する。JRA獲得賞金が10億円を超えた牝馬はウオッカブエナビスタジェンティルドンナアーモンドアイクロノジェネシスの5頭だけだが、グランアレグリアは牝馬6頭目となるJRA獲得賞金10億円の大台に到達することができるか。なお、同馬が天皇賞・秋を勝てば、グレード制を導入した1984年以降で11頭目のJRA・GI6勝、牝馬では史上7頭目のJRA重賞8勝馬となる。



天皇賞・秋4連覇に挑むC・ルメール騎手 藤沢和雄調教師は最後の天皇賞挑戦



 グランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)に騎乗予定のC・ルメール騎手は、2018年にレイデオロ、19・20年はアーモンドアイ天皇賞・秋を制している。天皇賞・秋4連覇となれば史上初の快挙となるが、ルメール騎手は今年も制すことができるか注目だ。なお、天皇賞・春では、武豊騎手が1989~1992年に4連覇を遂げている。



 また、グランアレグリアを管理する藤沢和雄調教師は、来年2月で定年を迎えるため、今回が最後の天皇賞挑戦となる。同調教師は天皇賞・秋で歴代2位の出走回数(29回)、勝利数(6勝)を記録しているが、最後の挑戦で歴代最多タイの7勝目を挙げることができるだろうか。



大阪杯3着以来、中209日での出走 3冠制覇後初勝利を目指すコントレイル



 昨年、史上8頭目の3冠馬となったコントレイル(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)が、天皇賞・秋に登録している。同馬はデビューから7連勝で3冠を制したが、その後はジャパンC2着、大阪杯3着と連敗を喫している。コントレイル大阪杯以来、中209日での出走となるが、3冠制覇後初勝利を天皇賞で挙げることができるだろうか。Vなら、同馬に騎乗予定の福永祐一騎手は8年ぶり2回目、矢作芳人調教師は初の天皇賞・秋制覇となる。なお、歴代の3冠馬では、ミスターシービーが3冠制覇後初勝利を4歳時の天皇賞で挙げている。



★約2年7カ月ぶりの芝2000メートル戦出走 天皇賞春秋連覇がかかるワールドプレミア



 ワールドプレミア(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)には、天皇賞春秋連覇がかかっている。同馬は今年の天皇賞・春菊花賞以来のGI2勝目を挙げ、今回は同レース以来の出走となる。ワールドプレミアは、3歳戦の神戸新聞杯以降、芝2400メートル以上のレースに出走を続けており、芝2000メートル戦への出走は2019年の若葉S2着以来、約2年7カ月ぶりとなるが、3つ目のGIタイトルを手にすることができるか。Vなら、同一年の天皇賞春秋連覇は、1988年タマモクロス、1999年スペシャルウィーク、2000年テイエムオペラオー、2007年メイショウサムソン、2017年キタサンブラックに続く史上6頭目となります。



★歴戦の古馬に挑む皐月賞エフフォーリア 19年ぶりの3歳馬による天皇賞・秋制覇なるか



 今年の皐月賞エフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、天皇賞・秋で古馬との初対戦に挑む。同馬はデビューから4連勝で皐月賞を制し、2冠制覇を目指したダービーでは、シャフリヤールとの競り合いの末、ハナ差の2着となり初黒星を喫した。3歳馬が天皇賞・秋を勝てば、2002年のシンボリクリスエス以来19年ぶりとなるが、エフフォーリアは古馬の強豪を破ることができるだろうか。



 なお、エフフォーリアの通算成績は5戦4勝だが、6戦目でJRA古馬GIを勝てば、グレード制を導入した1984年以降の最少キャリアタイ記録となる。



★親子3代制覇がかかる横山和生&武史騎手 父の横山典弘騎手はカイザーミノルに騎乗予定



 今年の天皇賞・秋には、横山典弘騎手(父)がカイザーミノル(牡5歳、栗東・北出成人厩舎)、横山和生騎手(兄)がトーセンスーリヤ(牡6歳、美浦・小野次郎厩舎)、横山武史騎手(弟)がエフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)に騎乗予定で、今年の天皇賞・春以来2度目の同親子3人による同一JRA・GI騎乗となる見込みだ。天皇賞・春では横山武史騎手(5着)が最先着を果たしたが、今回はどのような結果となるだろうか。横山典弘騎手は2009年にカンパニーに騎乗して天皇賞・秋を制しており、父である横山富雄元騎手(1969年優勝)と親子での天皇賞・秋制覇を遂げている。横山和生騎手、横山武史騎手が勝てば、史上初の親子3代天皇賞・秋優勝騎手となる。横山和生騎手、横山武史騎手はいずれも天皇賞・秋は初挑戦となるが、どのような騎乗を見せるだろうか。



秋華賞Vの“国枝栄調教師&戸崎圭太騎手” 悲願のGI制覇狙うカレンブーケドールで参戦



 宝塚記念4着以来の出走となるカレンブーケドール(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎)は、通算16戦2勝という成績で、重賞での勝利はないが、オークス秋華賞ジャパンCとJRA・GIで2着が3回ある。同馬は今回が8回目のJRA・GI挑戦となるが、悲願の初勝利を挙げることができるだろうか。なお、カレンブーケドールを管理する国枝栄調教師は2019・20年の天皇賞・秋アーモンドアイで制しており、カレンブーケドールが勝てば藤沢和雄調教師(2002~04年)以来2人目の同レース3連覇となる。また、国枝調教師は17日の秋華賞アカイトリノムスメで制し、グレード制を導入した1984年以降で4人目のJRA・GI通算20勝を達成した。カレンブーケドールには、秋華賞アカイトリノムスメの手綱を取った戸崎圭太騎手が騎乗する予定だが、“国枝調教師&戸崎騎手”のコンビはGI出走機会2連勝を遂げることができるか。



★過去10年で3勝の“毎日王冠組” ポタジェカイザーミノルなど5頭が登録



 過去10年の天皇賞・秋勝ち馬の前走を見ると、“毎日王冠組”が最多の3勝をマークしている。今年は、毎日王冠3着のポタジェ(牡4歳、栗東・友道康夫厩舎)、5着のカイザーミノル(牡5歳、栗東・北出成人厩舎)、6着のサンレイポケット(牡6歳、栗東・高橋義忠厩舎)、10着のカデナ(牡7歳、栗東・中竹和也厩舎)、3着のラストドラフト(牡5歳、美浦・戸田博文厩舎)が登録しているが、今年の“毎日王冠組”は天皇賞・秋を制すことができるだろうか。ポタジェカイザーミノルサンレイポケットは今回が初のGI挑戦。GI初挑戦の馬が天皇賞・秋を勝てば、1991年のプレクラスニー以来30年ぶりとなるが、3頭は初の大舞台でどのような走りを見せるだろうか。なお、ポタジェには天皇賞・秋初制覇がかかる川田将雅騎手が騎乗する予定だが、同馬の川田騎手騎乗時の成績は5戦5勝となっている。



★2017年マイルCS以来のGI制覇なるか 札幌記念3着のペルシアンナイト



 今年の天皇賞・秋に登録している16頭のうちGI馬は、GI5勝のグランアレグリア(牝5歳、美浦・藤沢和雄厩舎)、昨年の3冠馬コントレイル(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎)、天皇賞春秋連覇を狙うワールドプレミア(牡5歳、栗東・友道康夫廐舎)、今年の皐月賞エフフォーリア(牡3歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)、2017年のマイルCS優勝馬ペルシアンナイト(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)の5頭。天皇賞・秋では、2015年のラブリーデイ以降、GI馬が6年連続で優勝しているが、今年の天皇賞・秋はどのような結果となるだろうか。



 また、ペルシアンナイトは2017年のマイルCS以降、勝利から遠ざかっており、現在24連敗中だ。同馬は前走の札幌記念では3着に入っているが、3歳秋以来の勝利を挙げることができるだろうか。同馬には大野拓弥騎手が騎乗する予定。なお、ペルシアンナイト天皇賞・秋を勝てば、グレード制を導入した1984年以降で最長間隔のJRA・GI制覇(勝利間隔:3年11カ月11日)となる。



天皇賞・秋の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

★【天皇賞・秋】レース展望

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