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日曜日に行われるチャンピオンズカップの出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①アンジュデジール
中2週→中3週のローテながら、この中間はハードな調教を敢行。牝馬ながらもしっかりと負荷をかけた追い切りを消化している点は好感が持てる。栗東CWで行われた最終追い切りでは、少し行きたがる面を出し、スムーズさを欠くシーンもあったが、それでもラスト1F11秒台の好ラップを記録。好調であることは疑いようがない。テンションを維持できるようなら、ここでも通用する可能性はある。
②ルヴァンスレーヴ
坂路で行われた1週前追い切りでは、併走相手の1000万下に手ごたえこそ見劣りしたものの、この馬としては及第点の時計を記録した。見映えは悪いが、調教駆けするタイプではないので、負荷をかけた調教をキッチリと消化している点を評価したい。今週の併せ馬では先着を果たしている様子。ゆえに、決して悪い状態ではないとは思うが、当日の気配はしっかり確認しておいたほうがいいだろう。
※今週の追い切りはモヤで確認できず
③パヴェル
最終追い切りは中京ダートコースで行われ、キャンターから軽く追われた程度ながらも、軽快な脚取りを見せた。少し集中力を欠くシーンもあったが、落ち着きを取り戻してからの力感ある動きは、なかなかの存在感を漂わせている。砂質に対する戸惑いも見受けられず、気配は決して悪くない。流れに乗り切れば、怖い1頭になりそうだ。
④アポロケンタッキー
23日の浦和記念を使われたあとの変則連闘。ゆえに、栗東坂路で行われた最終追い切りは軽めの内容だったが、終いまで脚いろは衰えず、キッチリと後傾ラップを記録。デキ落ちは感じられない。半面、大きく上昇したところが見受けられないのも事実。今回は厳しいレースになるのではないか。
⑤ノンコノユメ
中3週が続くが、坂路と南Wを交えて順調にメニューをこなしており、少なくとも体調面の不安はなさそう。1週前追い切りの時計は地味だが、攻め駆けしない本馬にしては動いた部類。それだけに今週の追い切りを確認できないのは残念。デキ落ちはないと思うが、現時点において明確なジャッジは難しい。
※今週の追い切りはモヤで確認できず
⑥アスカノロマン
今週の追い切りは栗東坂路で実施。上体と四肢の動きの連動性に欠ける走りで見映えは今ひとつ。一完歩ごとの進みも少なく、好調時のような前進気勢は見受けられない。良い意味での変化は窺えず、今回は静観が妥当だろう。
⑦サンライズノヴァ
中2週の間隔、ならびに日曜日に栗東坂路で時計を出し、最終追い切りを坂路で実施した点は今年のフェブラリーS(4着)時と同様。肝心の内容についても、攻め駆けするダンビュライトに追走先着を果たしているのだから、好感度は高い。調教巧者だけに過剰な評価はできないものの、上位の一角を狙えるだけのデキとみる。
⑧ケイティブレイブ
この中間は栗東在厩調整。1週前に栗東CWで6F80秒台、4F50秒ソコソコの好ラップを楽々と計時。栗東坂路に場所を移して行われた今週の追い切りでも鋭い反応を示した。前回と比べて中間の調教量が少ない点は気がかりだが、動きをみるにデキ落ち&疲れは感じられない。上位争いを意識できる状態にある。
⑨サンライズソア
栗東CWで行われた1週前追い切りでは長めから上々の時計をマーク。栗東坂路で行われた最終追い切りでは、抜群の行きっぷりを示し、ラスト2F24秒2の好ラップを馬なりで記録した。頭の位置はやや高めだが、首と四肢が連動した小気味良い走りは目を見張るものがある。好仕上がり。
⑩センチュリオン
今週の追い切りはモヤの影響で確認できなかったが、2週前に坂路でラスト1F12秒台をマーク&追走併入。南Wで行われた1週前追い切りでは5F67秒台割れのラップを記録している。調教駆けしないタイプにしては上出来の内容と言えよう。なにより、併走馬に対して簡単に引き下がらなくなった点は好印象。当日の気配次第では面白い存在になるのではないか。
※今週の追い切りはモヤで確認できず
⑪オメガパフューム
この中間は栗東坂路中心の調整。1週前に4F52秒3、ラスト2F24秒8-12秒5のラップを記録。派手さはないが、この馬とすれば上出来のタイムをマークした。今週の追い切りも併走馬に後れをとったものの、自身が刻んだラップは前回の最終追い切り時とほぼ同じ。デキは高いレベルで安定している。好ムードであることは間違いない。
⑫ウェスタールンド
1週前追い切りの内容は平凡だったが、今週の栗東坂路追い切りで一変。気合乗り良く、上々の伸び脚を披露した。鞍上の合図に素早く反応し、力強い脚取りで登坂するさまは見ごたえたっぷり。少なくとも、近2走以上の状態であることは疑いようがない。警戒を怠れない1頭と言えよう。
⑬ミツバ
中間一頓挫あったが、2週前、1週前と続けて栗東CWで及第点のラップを記録。あまり稽古では目立たないタイプであることを勘案すると、心配されていた体調面の不安は皆無とみていい。栗東坂路で行われた今週の追い切りでも活気ある走りを披露。重心の低いフォームから繰り出す大きなストライドは迫力十分。上位争い可能の仕上がりとみたい。
⑭ヒラボクラターシュ
今週の追い切りは栗東坂路で実施。余力残しで4F52秒8を記録しているのだから、悪い時計ではない。ただし、好調時はラスト1Fを12秒台前半で収めてくる馬。その点を踏まえると、ラスト1F13秒1のラップは物足りない。前回からの上積みに乏しく、今回は割引が必要だろう。
⑮インカンテーション
1週前に栗東CWで長めから追われ、折り合い良く安定した走りを披露。栗東坂路で実施した今週の追い切りでも、前進気勢に満ちた動きを見せた。時計は地味だが、もともと実戦タイプだけに問題はない。坂路での最終追い切りは約11カ月ぶり。これで気合が乗ってくるようなら、一考の価値はある。
ウマニティ重賞攻略チーム
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