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◆余裕の落ち着き〔7〕ラストインパクト
京都大賞典、金鯱賞と連勝中の4歳牡馬。到着して馬房に入っても、どっしりと構えている。「落ち着いているし、雰囲気は昔からあまり変わらない。今回はメンバーも強くなるが、どれだけ頑張ってくれるかですね」と野元助手はレースを楽しみに待つ。
◆まだやれる感じ〔4〕ジェンティルドンナ
初めての中山競馬場で馬房に入る時に立ち止まって周囲の様子を気にしたが、入ってからはすぐにカイバをむしゃむしゃ食べた。日迫厩務員は「良馬場でやれそうなのが何より。(引退前に)お母さんぽくなったら嫌だなと思っていたけど、『まだまだやれるわよ』っていう感じを出してくれている」と目を細めた。
◆450キロ台が理想的〔5〕ラキシス
約7時間の輸送を無事にクリアした。滝川助手は「輸送中はいつもおとなしい。こちらに着いてからカイバを食べてくれるかどうか。でも到着後の雰囲気は2走前の新潟(産経賞オールカマー2着)よりいい。あのときは厩舎が装鞍所の前で車がよく通りイライラしていたが、今回は落ち着いている。450キロ台で出られれば」と説明。当日の馬体重に注目だ。
◆仕上がりは万全〔1〕トーセンラー
1600メートル~3200メートルまで幅広くコンスタントに走り続け、今回がラストラン。片桐助手は「輸送自体はまったく問題ない。(中山に)着いてからも落ち着いている。中山は久しぶり(2012年日経賞10着以来)になるが、馬場さえ良ければ力は出せる。仕上がりも文句なし」とデキの良さに自信を見せる。
◆状態「一番いい」〔3〕ワンアンドオンリー
ダービー馬が、ジャパンC7着からの巻き返しを狙う。甲斐助手は「秋4走目になるが、使って良くなるタイプで身のこなしも変わってきた。状態としては今回が一番いいと思う。皐月賞(4着)のときはまだ完成途上だったし、中山に悪いイメージはない」と前向きに構える。
◆中山で期待UP〔6〕トゥザワールド
菊花賞16着から距離短縮でリベンジを狙う。「輸送はおとなしかったですよ。菊花賞は距離が長かったので中山の2500メートルでどんな競馬をしてくれるか。枠もいいところを引いて、スタミナもある。(弥生賞1着、皐月賞2着と)実績のある中山で見直してほしい」と中沢助手。
◆ひと花咲かせる〔9〕ウインバリアシオン
昨年2着馬は休み明けをひと叩きされて上昇。「6歳だし、輸送はもう慣れたもの。金鯱賞(15着)を1回使ってだいぶ気合が乗ってきた。何とかひと花咲かせてやりたいと思う」と竹邑厩務員。
◆気合乗っている〔10〕フェノーメノ
美浦坂路で4ハロン70秒2-17秒0。体の張りは抜群にいい。「馬もレースが近いのが分かっている感じ。落ち着きがありながらもどっしりと構えて、ほどよく気合も乗っている。枠もいいし、ジョッキー(田辺)も思い切って乗ってくれた方がこの馬の良さが出ると思う」と戸田調教師。
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