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【皐月賞】レースの注目点

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【皐月賞】レースの注目点

★GI馬サートゥルナーリアアドマイヤマーズなど重賞ウイナー10頭が登録

 今年の皐月賞には、朝日杯FSを制しJRA賞最優秀2歳牡馬を受賞したアドマイヤマーズ(牡、栗東・友道康夫厩舎)、ホープフルSの勝ち馬サートゥルナーリア(牡、栗東・角居勝彦厩舎)と2頭のGI馬を筆頭に、10頭の重賞ウイナーが登録している(エメラルファイトは回避予定)。

 7頭の重賞ウイナーが参戦した昨年の皐月賞では、1着エポカドーロ、2着サンリヴァルと重賞未勝利の2頭がワンツーフィニッシュを決めたが、今年の三冠レース初戦はどのような結果になるだろうか。なお、皐月賞に2頭のGI馬が出走すれば、グレード制が導入された1984年以降で5回目となる。

 また、今年の皐月賞には2005年優勝のディープインパクト産駒(サトノルークスダノンキングリーメイショウテンゲン)など父子制覇がかかる馬が6頭登録している。皐月賞では2016年から3年連続で皐月賞優勝馬の産駒が勝利を挙げているが、今年も父子制覇が達成されるだろうか。



★14年ぶりに無敗の皐月賞馬誕生なるか!サートゥルナーリア&ダノンキングリー

 3戦3勝のサートゥルナーリア(牡、栗東・角居勝彦厩舎)とダノンキングリー(牡、美浦・萩原清厩舎)が無敗での皐月賞制覇を目指す。サートゥルナーリアは、昨年6月10日のデビュー以降、2力月以上レース聞隔をあけて出走を続けており、今回はホープフルS以来、約3力月半ぶりの出走となる。

 また、ダノンキングリーは芝1600メートルで2勝、芝1800メートルで1勝を挙げており、今回が初の芝2000メートル戦となる。無敗で皐月賞を制覇すれば、2005年のディープインパクト以来、14年ぶり17頭目となるが、デビューからの連勝を伸ばし、三冠レース初戦を制すことができるだろうか。

★年明け初戦のサートゥルナーリア、母子&兄弟でのクラシック制覇なるか!

 サートゥルナーリア(牡、栗東・角居勝彦厩舎)は、ホープフルS1着以来の出走で、皐月賞が年明け初戦となる。歴代の皐月賞馬で、前走からの間隔が最も長い馬はハクタイセイゴールドシップドゥラメンテディーマジェスティの中62日で、今回、中106日で出走するサートゥルナーリアが勝てば、皐月賞における前走からの最長間隔勝利記録を大幅に更新する。果たして、サートゥルナーリアは史上初の年明け初戦での皐月賞制覇を成し遂げることができるだろうか。

 なお、サートゥルナーリアは、母が2005年のオークスシーザリオ、兄が2013年の菊花賞エピファネイアという血統で、母子&兄弟クラシック制覇がかかっている。2001年の皐月賞ではアグネスタキオンが、母子&兄弟クラシック制覇を達成しているが、サートゥルナーリアも母、兄に続きクラシック制覇を遂げることができるだろうか。



★ルメール&福永騎手、史上9人目のクラシック完全制覇なるか!

 サートゥルナーリア(牡、栗東・角居勝彦厩舎)に騎乗予定のC.ルメール騎手、ブレイキングドーン(牡、栗東・中竹和也厩舎)に騎乗予定の福永祐一騎手には、史上9人目のクラシック競走完全制覇がかかっている。

 ルメール騎手はJRAの騎手となった2015年から毎年皐月賞に参戦しているが、2016年の3着が最高成績となっている。また、福永騎手は皐月賞初挑戦となった1998年で2着に入るなど、皐月賞で17回騎乗して2着が4回ある。ルメール騎手と福永騎手は皐月賞初勝利を挙げて、クラシック完全制覇を達成することができるだろうか。

 福永祐一騎手の父である福永洋一元騎手は、ハードバージで1977年の皐月賞を制しており、親子での皐月賞制覇がかかっている。福永騎手が騎乗予定のブレイキングドーンは、通算4戦1勝という成績だが、京都2歳S2着、弥生賞3着と重賞で好走している。なお、同馬が勝てば、2004年のダイワメジャー以来、15年ぶりの1勝馬による皐月賞制覇となる。

アドマイヤマーズ騎乗のM.デムーロ騎手、自身が持つ最多勝記録更新の5勝目なるか

 昨年度の最優秀2歳牡馬アドマイヤマーズ(牡、栗東・友道康夫厩舎)は、朝日杯FS1着など2歳時に4戦4勝という成績を残したが、今年初戦の共同通信杯で2着に敗れ、デビューからの連勝がストップした。同馬は2004年の優勝馬ダイワメジャー産駒で、父を勝利に導いたM.デムーロ騎手が騎乗する予定となっているが、最優秀2歳牡馬の実力を示すことができるだろうか。

 Vなら、最優秀2歳牡馬の勝利は2013年ロゴタイプ以来6年ぶり7頭目、デムーロ騎手は自身が持つ皐月賞最多勝記録を更新する同レース5勝目となる。



★過去10年で4勝の共同通信杯組 1~3着馬が直行で参戦

 過去10年の皐月賞優勝馬の前走を見ると、共同通信杯組、スプリングS組が4勝を挙げている。共同通信杯は2月の東京で実施される重賞で、皐月賞のトライアル競走ではないが、近年は同レースから皐月賞に直行した馬が好成績を挙げている。

 今年は、共同通信杯1着のダノンキングリー(牡、美浦・萩原清厩舎)、同2着のアドマイヤマーズ(牡、栗東・友道康夫厩舎)、同3着のクラージュゲリエ(牡、栗東・池江泰寿厩舎)が、いずれも皐月賞に直行するが、今年の共同通信杯組は皐月賞馬に輝くことができるだろうか。

 また、ダノンキングリーの生産牧場である三嶋牧場には、JRA・GI初制覇がかかっている。同牧場の生産馬は、弥生賞勝ち馬のメイショウテンゲン(牡、栗東・池添兼雄厩舎)も登録しており、重賞勝ち馬2頭を今年の皐月賞に送り出す。ダノンキングリーには、皐月賞連覇がかかる戸崎圭太騎手が騎乗予定となっているが、三嶋牧場に初のGIタイトルを贈ることができるだろうか。

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