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【鈴木和幸】ジャパンカップ追い切りチェック(水曜)

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ジャパンカップ出走予定馬の追い切り診断

本日までに行われたジャパンカップの調教評価。

数頭が木曜追い切りなので続きは木曜にて公開。



アサクサキングス   

明日追い切る予定

インティライミ    

きのう25日にポリトラックで6Fからの併せ馬。時計は81秒1-38秒4-11秒7だから合格点がやれるが、直線のおい比べで格下馬に1馬身遅れたのが気がかり。

○インターパティション 

24日に東京競馬場のダートで5F72秒1-42秒5-13秒5を馬なり。動きは軽く見えたが全力で走っていないし、とくに強調できるものではなかった。

ウオッカ        

攻め馬駆けるするのでけさのCウッド5F66秒1-37秒7くらいの時計はいつでも追ったところなしで出る。問題は内容だが、けさは先行2頭を負いかける形でスタートし、4コーナー付近でほぼ雁行状態に。しかし、それも一瞬だけで直線に向くと、一瞬にして前にいた2頭を置き去りにしてしまい、中ポップロックに4馬身、外インセンティブガイに4馬身半の先着だからケチのつけようがない。ちなみにラスト1Fは11秒7、相手2頭が止まったかのように見える鋭さだった。ルメールとの呼吸もぴったり、折り合いもついて掛かるそぶりさえ見られなかった。

エアシェイディ    

美浦北馬場のダートでクビ先着の6F80秒3-38秒3-12秒9。先着は相手が2歳馬であれば当然のこと、クビ差ではむしろ手こずった感。いや、追ったところなしだったので手ごたえはよかったのだが、どこといってよくなったところがないとの、印象だったのだ。

エイシンデピュティ 

明日追い切る予定 

オウケンブルースリ 

先週のザレマとの併せ馬では後れを取っていたが、この坂路での4F52秒8の猛ゲイコが功を奏し、けさは単走なのに同じ坂路で52秒1をマークし、G前いっぱいに追われるとグイグイとストライドを伸ばし、2発のステッキにも反応して1F12秒5。天皇賞時の1Fが12秒8だったことと比較してもこの秋一番の追い切りだった。

コスモバルク     

22日に門別競馬場で6F78秒台の時計はでたが、いざ直線で追い出されてからの反応、伸びは平凡で上がりは3F39秒4、1Fは13秒6もかかってしまっている。前走時でさえラスト1Fは13秒0だっただけに、一段と衰えが進んだといっては失礼だろうか。

○コンデュイット    

24日に白井の競馬学校で5F72秒2-40秒4-13秒1を馬なりだが、これはこの馬にとってはキャンターみたいなものだろう。いいのか悪いのかは東京競馬場での時計、動きを見てみないことには。

○ジャストアズウェル 

時計は出さず

○シンティロ      

24日に競馬学校で3F42秒7-14秒3馬なり。とくにアピールするものなし。

スクリーンヒーロー 

例によってクビを低くし、流れるように軽快なフォーム。結局、馬なりに終始したため坂路4F53秒3-38秒4-12秒3の時計でしかないが、少しでも追えばいくらでも時計短縮が可能な脚勢。それと何よりも硬さがなく、柔軟かつ力強い脚さばきがいい。天皇賞2着好走の疲れがとれただけじゃなく、また一歩前進の好ゲイコ。

ネヴァブション   

7ヶ月の長い休養明けにしては、攻め馬の質、量ともに物足りない。けさも坂路で強めに追った程度。4F50秒3-37秒3-12秒6軽快な動きだったとはいえ、さて中身が伴っているかどうか。

マイネルキッツ   

2歳馬との併せ馬で半馬身先着のポリトラック5F66秒3-39秒3-12秒5。休み明けの前走と比べると、時計も動きも気合も上向いてきたが、まだ天皇賞(春)を勝ったころには及ばない。有馬記念ではもっとよくなる。

○マーシュサイド   

時計は出さず

ヤマニンキングリー 

体質の弱さが解消し、ビシビシと思い通りに追えるようになった。けさもウッドの6Fから前を追い掛け、直線でいっぱいに追い出されるとアッという間に先行馬を突き放し、4馬身先着の80秒5-39秒1-12秒3。ずばり、体調のよさは疑う余地もないが、これは前走時も同じこと。変わり身があったわけではない。 

リーチザクラウン  

調教だけを見ていたら、この馬に敵う馬はいないんじゃないか、そう思えるほどすばらしい。けさはまずポリトラックの6Fから行き出して、武豊との呼吸もぴったりと、折り合っていたのがいい。まったくムキにならず、武豊も長っ手綱でいかにも気分よさそうに走らせていた。直線はほとんど追ったところなし、それでも先行していた馬を並ぶ間もなく交わし、ゴールしたときには4馬身差をつけていた。時計はといえば、77秒7-37秒9、ラスト1Fは驚異的に11秒2の速さである。折り合えばこれだけの脚を使う。まさしく、”超抜”の最終追い切りだった。

レッドディザイア   

坂路で4F52秒2-37秒6-12秒8.普通なら十分すぎるほどの時計といっていいが、この馬は名うての攻め馬大将、前走時には50秒2を出していた馬だ。いっぱいに追ってのけさのこの時計には馬場差を考えても物足りなさが残る。前走でいっきょに14キロ減った影響はなかったのだろうか。

ロジユニヴァース  

ダービー以来の久々、先週までに長短12本もの時計を出してきた。先週のマイネルキッツとの併せ馬で先着し、さすがというところをみせた。これでもう十分とみたか、けさは坂路1本でそれも単走、美浦の坂路としては平凡な4F52秒4、流した程度にとどめた。ラスト1Fを12秒2でまとめていれば合格点をやっていいが、半年ぶりでの2400メートルの大一番だけに、もう少しハードに追ってもよかったんじゃないか。

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