週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【7月8日(土)】
福島10R 3歳上2勝クラス 芝2000m 曇 良
9番
ゲバラ(9番人気4着)
スタートで伸びあがり、完全に立ち遅れたぶん離され道中は最後方。腹を括って道中も馬群にはとりつかず、ポツンと離れた後方2番手。外々を回ってのコースロスは大きかったはずだがバテる様子もなく、3角で鞍上からGOサインをもらってからの勢いは目立つものがあった。この後の出走予定がどうなっているのかわからないが、福島で、前残りの展開のレースでこれだけやれるのならば、新潟に移って外回りなどに出てくれば、もっと見せ場はありそうだ。次走是非狙ってみたい。 【次走注目度:A】
【7月9日(日)】
函館12R 3歳上1勝クラス 芝1200m 曇 良
1番
ビップシュプリーム(3番人気7着)
1200mなのでテンのポジションは大きい。スタートは出たのだが、3番の馬とのポジション争いに敗れて後ろになったのが痛かった。結果から見れば揉まれない外枠のほうが良かったかもしれない。ここ数戦のレースを見ても分かるようにゴール前は必ず脚を使うので、直線までの位置取りさえ悪くなければ、ほぼ必ずこのクラスなら馬券には絡む。パトVで見ると、直線も勢いは死んでいないが、どう進んでも前が開かないはずのコースに鞍上が突っ込ませているので、今日の敗戦は騎手が原因と言っても過言ではない。次走慣れた騎手に戻るのを期待して、狙ってみたい。 【次走注目度:S】
福島11R G3
七夕賞 芝2000m 曇 良
15番
セイウンハーデス(2番人気1着)
世代として見た場合に今年の4歳は間違いなく強いが、本当に層が厚い。
フェーングロッテンは逃げられなければ脆い馬で、今日のスタートの出と、道中の展開では出番なしに終わるのは仕方なし。勝った
セイウンハーデスの強さだけが際立ったレースだった。ポンと出て好位につけたあたりから推測するに馬自身も好調だったのだろうが、54キロの軽量馬相手にゴール前は一瞬の加速だけでグイと伸びて内容的には圧勝だった。トビが大きく綺麗で本来はもっと広くて直線が長いコースのほうが合うはず。秋以降、一線級と混じってどこまでやれるか分からないが、シルバーテースト産駒で奥も深そうなので、
札幌記念、秋の天皇賞あたりに駒を進めてきたら穴馬として注目してみたい。 【次走注目度:S】
中京11R G3
プロキオンS ダ1400m 曇 稍重
10番
リメイク(1番人気2着)
実質的に上位2頭しか走っていないレース。負けはしたが、特に2着
リメイクの内容は斤量も考えれば素晴らしい。パトVで見ると、スタート直後に内外の馬と接触しヒヤッとする場面があるが、スピードがあるので弾かれても前に出ている。バランスも崩さず走り、体幹がしっかりしているのが分かる。中団前から直線で前の馬をかわすというレースパターンを馬が完全に覚えているようで、普通ならば今日でも前の馬をかわせただろう。勝ち馬の脚が案外止まらなかったぶん差せなかったが、最速の上がりもレース内容も悪くはなく、安定感抜群だ。父ラニはダート短距離でもともと良いが、母系にキングマンボが入って距離が延びても対応出来そう。来年の
フェブラリーSが今から楽しみな一頭だ。 【次走注目度:A】
(文:のら~り)
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