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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 5 | 牡3 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 安田翔伍 | 504(-2) | 2.24.3 | 46.6 | 9 | 33.5 | ④③⑥④ | |||
2 | 7 | 15 | 牡3 | 57.0 | 戸崎圭太 | 栗 友道康夫 | 512(0) | 2.24.7 | 2 | 2.2 | 1 | 33.9 | ②③②④ | ||
3 | 7 | 13 | 牡3 | 57.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 486(+4) | 2.24.9 | 1 1/4 | 17.8 | 7 | 33.4 | ⑧⑦⑨⑨ | ||
4 | 1 | 1 | 牡3 | 57.0 | 池添謙一 | 栗 石坂公一 | 524(-8) | 2.25.0 | 1 1/4 | 125.9 | 15 | 34.4 | ⑰⑰②② | ||
5 | 1 | 2 | 牝3 | 55.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 458(+2) | 2.25.0 | ハナ | 4.5 | 2 | 33.2 | ⑩⑪⑭⑬ | ||
6 | 3 | 6 | 牡3 | 57.0 | M.デムー | 美 加藤士津 | 502(+2) | 2.25.1 | クビ | 14.3 | 6 | 34.3 | ⑯⑬⑤④ | ||
7 | 6 | 11 | 牡3 | 57.0 | 武豊 | 栗 清水久詞 | 504(+2) | 2.25.2 | 3/4 | 22.0 | 8 | 34.7 | ②②②① | ||
8 | 8 | 18 | 牡3 | 57.0 | 岩田康誠 | 栗 牧浦充徳 | 486(0) | 2.25.2 | クビ | 160.0 | 17 | 34.7 | ①①①② | ||
9 | 6 | 12 | 牡3 | 57.0 | 川田将雅 | 美 国枝栄 | 488(-4) | 2.25.3 | クビ | 8.3 | 3 | 34.0 | ④⑤⑥⑦ | ||
10 | 2 | 3 | 牡3 | 57.0 | 岩田望来 | 栗 武英智 | 484(-2) | 2.25.3 | クビ | 109.4 | 14 | 34.1 | ⑥⑦⑨⑦ | ||
11 | 4 | 8 | 牡3 | 57.0 | 横山武史 | 美 武井亮 | 512(+2) | 2.25.4 | 1/2 | 8.3 | 4 | 33.5 | ⑭⑬⑭⑮ | ||
12 | 5 | 10 | 牡3 | 57.0 | 菅原明良 | 栗 音無秀孝 | 506(-4) | 2.25.4 | クビ | 128.5 | 16 | 33.6 | ⑩⑩⑫⑬ | ||
13 | 7 | 14 | 牡3 | 57.0 | 松山弘平 | 美 堀宣行 | 462(-4) | 2.25.5 | 1/2 | 67.9 | 11 | 34.1 | ⑥⑥⑧⑨ | ||
14 | 5 | 9 | 牡3 | 57.0 | J.モレイ | 美 堀宣行 | 492(0) | 2.25.6 | クビ | 12.7 | 5 | 34.1 | ⑧⑨⑫⑨ | ||
15 | 8 | 17 | 牡3 | 57.0 | 鮫島克駿 | 栗 高野友和 | 536(+8) | 2.25.6 | アタマ | 81.2 | 12 | 34.0 | ⑫⑪⑨⑫ | ||
16 | 4 | 7 | 牡3 | 57.0 | 藤岡佑介 | 栗 矢作芳人 | 460(-8) | 2.25.6 | アタマ | 94.6 | 13 | 33.4 | ⑭⑯⑯⑯ | ||
17 | 2 | 4 | 牡3 | 57.0 | 西村淳也 | 栗 坂口智康 | 458(+2) | 2.25.8 | 1 1/2 | 61.2 | 10 | 33.7 | ⑫⑬⑯⑯ | ||
取消 | 8 | 16 | 牡3 | 57.0 | 浜中俊 | 栗 石橋守 | -- | -- | -- | -- |
ラップタイム | 12.5 - 11.4 - 12.4 - 13.1 - 12.8 - 12.6 - 12.7 - 11.7 - 11.3 - 11.1 - 11.2 - 11.5 |
---|---|
前半 | 12.5 - 23.9 - 36.3 - 49.4 - 62.2 |
後半 | 56.8 - 45.1 - 33.8 - 22.7 - 11.5 |
■払戻金
単勝 | 5 | 4,660円 | 9番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 5 | 700円 | 9番人気 |
15 | 120円 | 1番人気 | |
13 | 380円 | 7番人気 | |
枠連 | 3-7 | 820円 | 3番人気 |
馬連 | 5-15 | 6,860円 | 20番人気 |
ワイド | 5-15 | 1,380円 | 14番人気 |
---|---|---|---|
5-13 | 8,000円 | 52番人気 | |
13-15 | 660円 | 6番人気 | |
馬単 | 5-15 | 21,490円 | 53番人気 |
3連複 | 5-13-15 | 21,250円 | 55番人気 |
3連単 | 5-15-13 | 229,910円 | 504番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、近年の日本ダービーの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間はカラッとした晴天が少ないうえ、月曜日と水曜日にトータル18ミリの降水が観測されたが、B→C変更週に気温の上昇も重なって、土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)での開催。芝と路盤の状態もおおむね良好だった。
芝平地競走5鞍における1着馬の最終4角通過順は、2、13、5、2、8番手。Cコース初日らしく、最後の直線で内寄りに進路をとる馬たちが、それ相当の踏ん張りを見せていた。その一方、多少の距離ロスがありながらも、馬混みを避けて運んでいた馬の活躍も目を引く。
実際、上がり3Fタイム1~2位馬は【4.4.2.4】と堅調。芝平地競走の勝ち馬5頭はいずれも、上がり3Fタイム3位以内でフィニッシュしている。つまり、最後の直線でどれだけ脚を伸ばすことができるかが肝要。少なくとも先行力だけで押し切るのは容易ではない。その点は心にとめておいたほうがいいだろう。
また、1~3着馬15頭のうち、13頭が4枠より外。要は、枠なりに内寄りをロスなく立ち回るメリットよりも、インで包まれるなどのデメリットのほうが大きいということ。従って、スムーズに加速できる位置を確保した馬が有利という、解釈が最も適切のように思える。
日曜日開催中の天気予報は晴時々曇(26日7時の時点)。雨が降らないのであれば、傾向の急変までは考えづらい。ゆえに日本ダービーでの狙いは、なるべく包まれない位置からスムーズに運べそうな馬となろう。枠順ベースで選ぶなら、やはり中~外(4~8枠あたり)がベターではないか。
なお、近年の日本ダービーは、前走の上がり3Fタイム順位が5位以内、かつ近2走内に上がり3Fタイム順位4位以内での重賞連対(2着以内)歴を持つ馬が好調。直近5年の優勝馬すべてが該当する。上がりの脚という点は先述した傾向にも重なることから、今年も条件を満たす馬には警戒の目を光らせたい。
そして、日本ダービー上位入線(3着以内)馬を父に持つ馬が幅をきかせているのも、近年における当レースの大きな特徴。直近5年の勝ち馬はいずれも、この条件をクリアしている。先述した上がりの面とセットで押さえておきたい傾向だ。
今年の日本ダービー出走馬で、要点(4~8枠+近2走の内容+父)を満たしているのは、⑧アーバンシック、⑫シックスペンス、⑰ショウナンラプンタ。よって当欄では、これら3頭を注目株として推奨する。
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日曜日に行われる日本ダービーの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①サンライズアース【C】
栗東CW併走。リラックスして走れているし、完歩も大きい。ただ、抜け出してから気を抜き、鞍上が肩ムチを入れるも、気配は変わらず良くも悪くもマイペース。先着したとはいえ、ジョッキーがまたがっていたことを考えると、あと少し反応に鋭さがほしいところ。現状の走りを活かすには、展開や馬場などなんらかの助けが不可欠のように思える。
②レガレイラ【B】
美浦W併走。折り合い重視の内容。3頭併せの真ん中でも、きちんと我慢がきいていたし、加速してからの可動域も広い。最後は併入のかたちとなったが、先着にこだわる調教ではなく、手応えにも余裕があったので、過度に気にする必要はないだろう。前回から劇的に上向いた印象こそないが、雰囲気は決して悪くない。いい状態をキープしている。
③ジューンテイク【C】
栗東坂路併走。前半をゆったり入って、中盤から軽く伸ばす内容。手前変換の際にバランスを崩してしまったことは目をつぶるにしても、その後に手前をころころ替えていたのは気になるところ。いつもと比べて走りがやや硬く映るし、僚馬と競る気配も薄い。調子が上向きとは思えず、前回より相手が強化されるG1で勝ち負けまではどうか。
④ビザンチンドリーム【B】
栗東CW併走。しまいをサッと伸ばす程度の内容。あまり手前替えが上手ではなく、そのぶん直線でスピードに乗るまでに少し時間を要したが、加速するにつれ、のびやかなフットワークに。抜け出す際の反応やゴール前の動きも悪くなかった。1週前はラストの鋭さを欠いているように感じたが、かなり持ち直してきた印象。この馬なりに順調だろう。
⑤ダノンデサイル【B】
栗東坂路単走。感触を確かめる程度の内容。直線序盤こそ物見がちだったが、ある程度落ち着いてからは集中して登坂。気持ち完歩が小さく映る点は気になるも、テンション面を考慮した抑え気味の調整だったことを思えば、酌量の余地はある。評価するに難しいが、今回は絶好だった1週前追い切りを加味してのB判定としたい。
⑥コスモキュランダ【B】
美浦W併走。感触を確かめる程度の調整。1週前にしっかり攻めた効果もあってか、当時よりも脚運びが軽くなった印象。鞍上が手前替えを促すと素早く変換し、体を沈めてバネのあるフットワークに。その後もリラックスして走れていた。派手さはないが、操縦性の高さを感じる内容。悪くない仕上がり。
⑦ミスタージーティー【C】
栗東坂路単走。トビが低く完歩も小さく見えるが、軽め調整の坂路ではいつもこんな感じ。ただ、前回の最終追い切りのほうが余裕をもって登坂していたような気も。1週前にシンエンペラーと併せて、劣勢だったのも不安材料(前回の1週前は同じ相手に互角以上)。そのあたりを勘案すると、評価を上げるには躊躇してしまう。
⑧アーバンシック【A】
美浦W併走。尾に若干力みが見られるが、それはいつも同じ。折り合いを欠く様子はなく、きちんとタメをつくることができている。皐月賞の中間時より直線での順手前が長続きしているのも良い傾向。体を大きく使った力強いアクションが目を引き、ゴーサインに対する反応やラストの伸びも鋭い。好調だろう。高く評価したい。
⑨ダノンエアズロック【B】
美浦W併走。3頭併せの真ん中でも、臆することなく自身のリズムを維持。この馬とすれば落ち着きがあるほうだし、耳を絞って集中力を感じる走り。課題である手前の切り替えも、それなりにこなしている。ラストも比較的スムーズに加速していた。前回より状態は良くなっている印象。このあとの微調整でさらに上向くようなら、怖い存在になりそうだ。
⑩サンライズジパング【C】
栗東坂路併走。前回の中間より脚さばきが軽くなり、着地の力強さも増した。その一方、手前変換後はゴールに近づくにつれて、首の高さが目につくようになっていたのは気がかり。攻めは良く見せるタイプだけに、なおさらそう感じてしまう。併走相手の前に出ようとする勝負根性は好感が持てるものの、高評価するにはためらってしまう内容だった。
⑪シュガークン【C】
栗東坂路単走。サラッと流す程度の調整。乗り役の問題もあるのかもしれないが、力みがちで硬めの走り。頭の高さが目立つのも気になるところ。1週前の動きは悪くなかったので、手慣れたジョッキーがまたがれば変わる可能性もあるが……。ごく軽めの内容とはいえ、もう少し気分良く走らせてほしかった印象を強く抱く。
⑫シックスペンス【B】
美浦坂路併走。強すぎず、軽すぎず、といった感じの内容。逆手前になるなど、やや不器用なコーナリングだが、直線に向いてからのフットワークは軽やか。折り合いを欠いている様子はなく、1週前に見られた口向きの悪さも改善されつつある。促しに対する反応や加速もスムーズだった。実戦に向けての下地は整ったように思える。
⑬シンエンペラー【B】
栗東坂路単走。やや頭が高く、少し斜めに体が向く場面もあったが、それはいつものこと。ひと頃に比べれば、手前を上手に替えることができるようになったし、口向きの若さも治まりつつある。四肢の運びはなめらかで、バネも感じる走り。ラストの反応と伸びも悪くなかった。少なくとも、前走のデキを下回るということはなさそうだ。
⑭ゴンバデカーブース【B】
美浦W併走。舌を出していたが、集中力を欠いている感じはなく、スムーズな手前替え。フォームのブレも少ない。ピッチ寄りの走法ながらも、前走の最終追い切り(当時は坂路)と比べれば、体をのびやかに使えるようになったし、ラストの鋭さも増している。本来の走りをかなり取り戻してきた印象を持つ。
⑮ジャスティンミラノ【B】
栗東坂路単走。直線立ち上がりの段階で、すでに左手前だったあたり、前進気勢が良くも悪くも強くなっている様子。とはいえ、その後は軽快かつ力強いフットワークで登坂し、中盤以降の加速度合いも秀逸。これを見せられると、安易に低評価をつけることはできないように思える。判断に悩ましいが、今回はB判定としておきたい。
⑯メイショウタバル【B】
栗東CW単走。ハミから逃れるような感じだが、力みの強い走りで最後はバテバテとなった皐月賞を思えば、ガツンと噛むよりはいいのかも。脚運び自体は素軽く、フットワークにキレもある。調子は悪くなさそうなので、あとは落ち着いた状態で本番に臨めるかどうか。当日の気配には注意したい。
⑰ショウナンラプンタ【B】
栗東坂路単走。軽めの内容。序盤のペースが遅いぶん、若干行きたがる面を見せていたが、これでも以前と比べれば我慢がきくようになった。スムーズに手前の切り替えができているし、鞍上が軽く手綱を譲った際の反応やゴール前の伸びも悪くなかった。デキ落ちという印象はなく、いい意味での平行線だろう。
⑱エコロヴァルツ【B】
栗東坂路単走。折り合い重視の内容。落ち着いてテンポ良く登坂。やや右に意識が傾くところは変わっていないが、ラチを頼るような感じだった前回の最終追い切りと比べれば、様子は良くなっている。鞍上の指示に対する反応や手前変換後の加速も悪くなく、おおむね自身のパフォーマンスは示している印象。及第点の仕上がりだろう。
◆アーバンシック・横山武騎手「1週前は左にモタれる面があったが、改善していた。この距離だと折り合いがカギ」
◆エコロヴァルツ・牧浦調教師「皐月賞はリラックスして走れた。中間も気持ちを乗せて我慢できるようにやってきた」
◆コスモキュランダ・加藤士調教師「疲れを残さないようにやれた。自在性があるのが長所。距離が延びるのはプラスだし、大箱の東京もいい」
◆ゴンバデカーブース・堀調教師「折り合いがついたことで自分から反応し、余力を持ってこなせた。息づかいは今までで一番いいくらい」
◆サンライズアース・石坂調教師「精神面で幼さは残るが、順調にここまできた。皐月賞よりダービー向きだと思うし、力を発揮してほしい」
◆サンライズジパング・音無調教師「皐月賞は馬場の悪いところを通らされた。それでも脚を使ったし、馬場が良ければもう少しやれると思う」
◆シックスペンス・国枝調教師「乗りやすい馬なので、道中で折り合えば直線でいい脚を使える。川田君なので、うまく乗ってもらえると思う」
◆ジャスティンミラノ・友道調教師「皐月賞は思っていた以上に強いレース。オンとオフの切り替えができて、自分で競馬を作れるのが強み」
◆シュガークン・清水久調教師「青葉賞でいいレースをしてくれた。追い切りは申し分のない内容。どっしり構えているところがいい」
◆ジューンテイク・武英調教師「オーバーワークを避けたかった。57秒くらいを予定して完璧な調教ができた。一番いい状態で出走できそうだ」
◆ショウナンラプンタ・高野調教師「追い切りは整えることがテーマだった。左回りの広いコースがベストだと思う」
◆シンエンペラー・矢作調教師「皐月賞は状態が上がり切らなかったが、当時とはデキが違う。まったく引っ掛からないので舞台に不安はない」
◆ダノンエアズロック・堀調教師「心身ともいい状態。折り合いは完璧で、後ろから馬が来るとスイッチが入って余力を持ってこなせた」
◆ダノンデサイル・安田翔調教師「追い切りは予定どおり。現時点ではレースへ向けて、こちらが思っているような調整過程できている」
◆ビザンチンドリーム・坂口調教師「状態が上がってきた。心臓が強く、爆発力がある。ゲートに課題は残るが、皐月賞より条件は合っている」
◆ミスタージーティー・矢作調教師「東京2400メートルに替わるのはプラス。非常にいい状態で出せるし、決め手があるところが長所」
◆メイショウタバル・浜中騎手「皐月賞はハナへ行って掛かったが、ポジションを気にせずに折り合いをつけたい。逃げる考えは一切ない」
◆レガレイラ・木村調教師「スタートから元気良く出ていってくれた。道中のフットワークに彼女らしさが出ていたし、最後まで元気に走れた」(夕刊フジ)
2014年以降(過去10年)の1~3着馬30頭のキャリアを確認すると、3戦から9戦までの範囲。ただし、キャリア3戦馬やキャリア9戦馬の好走(3着以内)は、複勝率100%の重賞ウィナーに限られる。その点には配慮が必要だろう。
(減点対象馬)
①サンライズアース ③ジューンテイク ④ビザンチンドリーム ⑭ゴンバデカーブース
2014年以降の1~2着馬20頭の前走使用レースを検証すると、皐月賞、京都新聞杯、毎日杯の3組に集約される。これ以外のステップで臨む馬は、過信禁物とみておきたい。
(減点対象馬)
⑤ダノンデサイル ⑨ダノンエアズロック ⑪シュガークン ⑫シックスペンス ⑭ゴンバデカーブース ⑰ショウナンラプンタ
前走の着順については、G1であれば7着以内、G2なら2着以内、それ以外の場合は1着が理想。2014年以降の1~2着全馬が、この条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
①サンライズアース ④ビザンチンドリーム ⑦ミスタージーティー ⑩サンライズジパング
前走の単勝人気に関しては、皐月賞なら7番人気以内、皐月賞以外であれば2番人気以内がひとつの目安。2014年以降、この条件を満たしていなかった馬は、2着連対圏に届いていない。
(減点対象馬)
①サンライズアース ③ジューンテイク ④ビザンチンドリーム ⑤ダノンデサイル ⑦ミスタージーティー ⑩サンライズジパング ⑭ゴンバデカーブース ⑰ショウナンラプンタ ⑱エコロヴァルツ
2014年以降の1~2着馬20頭すべてに、芝1800m以上のJRA重賞において2着以内の連対歴があった。それ相当の実績がない馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
①サンライズアース ⑦ミスタージーティー ⑨ダノンエアズロック ⑩サンライズジパング ⑭ゴンバデカーブース ⑱エコロヴァルツ
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日本ダービーは、上位人気3頭もしくは、上位人気2頭+人気薄の穴馬1頭という組み合わせで決着することが多いレース。U指数についてもその構図は似ており、上位勢で順当に決まるか、あるいはそこに指数下位の馬が1頭割って入るパターンが続いている。つまり、軸にふさわしいのは指数も人気も上位の馬で、3着以内にそのうち2頭以上が入ってくる可能性が高いということ。2020年3着のヴェルトライゼンデ(4位、10番人気)や2021年3着のステラヴェローチェ(2位、8番人気)のように、人気の盲点になっている実力馬を労せずチョイスできるケースもあるので、今年も積極的に指数上位を狙っていくスタンスを貫きたい。
人気、U指数の両面の評価からも絶対に外せないのは、1位⑮ジャスティンミラノ(98.3)。言わずと知れた無敗の皐月賞馬であり、2位以下に2.2以上の指数差を付けている“淒馬”でもある。2400mに対する不安要素は少なく、崩れることは考えにくい。ここは不動の本命だ。
これに次ぐのが、紅一点のU指数2位②レガレイラ(96.1)。皐月賞で敗れても、オークスに向かわず引き続き牡馬相手の頂上決戦に進んできたのは、陣営の期待の表れと言えよう。ホープフルSを制した実力は確かで、ここは巻き返しがあってもなんら驚けない。
以下、人気妙味のありそうな3位タイで並ぶ2頭、⑧アーバンシック(95.2)と⑬シンエンペラー(95.2)をマークする。
2018~2021年まで4連覇、種牡馬として東京優駿(日本ダービー)通算7勝の金字塔を打ち立てたディープインパクトだが、2023年(2020年産)のラストクロップを以て直仔の出走はなくなったため、今はまさに“時代の変わり目”といえる過渡期にある。一方で、2022年は2着にキタサンブラック産駒のイクイノックスが入線するなど、相変わらずディープインパクト(その母ウインドインハーヘア)に所縁ある血統背景を持つ馬の勝ち負けが続いている。
ほか、近年は母系にSeattle Slewの血を引く馬の勝利も目立ち、2021年シャフリヤール(母の父Essence of Dubai)、2022年ドウデュース(母の父Vindication)の2頭は母の父が同系統の種牡馬。なお、2021年にハナ差2着の惜敗に泣いたエフフォーリアも父系祖父シンボリクリスエスを介してSeattle Slewの血脈を保持していた。
アーバンシックは、父スワーヴリチャード×母エッジ―スタイル(母の父ハービンジャー)。父は新種牡馬となるため産駒は初出走となるが、父系祖父ハーツクライは14年ワンアンドオンリー、22年ドウデュースと2頭の勝ち馬を出した実績を持つ。本馬においては2代母ランズエッジがディープインパクトの半妹でもあり、同牝系からは17年1着レイデオロも出ている。この「父×母の父」の配合であれば、東京でこそ真価を発揮しそうだ。
レガレイラは、父スワーヴリチャード×母ロカ(母の父ハービンジャー)。上記アーバンシックとは従兄妹の間柄で、同産駒かつ母同士も全姉妹にあたることから揃えて評価したいタイプとなる。近年の傾向に倣えば父系でSeattle Slewの血を引くこともよく、サンデーサイレンス、Unbridled's Song、ウインドインハーヘアを併せ持つ配合も、20年1着コントレイルを意識しやすい。史上4頭目の牝馬によるダービー制覇なるかにも注目だろう。
ダノンデサイルは、父エピファネイア×母トップデサイル(母の父Congrats)。同産駒からは21年2着エフフォーリアが出ているが、父自身も13年に2着、父系祖父シンボリクリスエスも02年に2着と東京優駿で惜敗が続く系統だ。本馬は「母の父がSeattle Slew系種牡馬」であることも興味深く、21年シャフリヤール、22年ドウデュースと直近3年で2頭の勝ち馬が出ている。底を見せていない怖さがあり、大舞台に強い父系の血筋も侮れない。
「競馬の祭典」と称される、日本競馬の頂点に君臨するレースで、その年の3歳ナンバーワンを決める大一番。皐月賞に続く、クラシックの2冠目としても知られる。名馬、名勝負の宝庫であり、そのすべてをわずかなスペースで語り尽くすことはできない。それほど偉大なレースである。過去にはセントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルの8頭が、1冠目の皐月賞に続きこのレースを制し、さらには秋の菊花賞にも勝って三冠馬となった。約20万人の大観衆が集まり、場内に「ナカノコール」が響き渡ったアイネスフウジンの第57回(1990年)、名手・柴田政人騎手が19回目の挑戦で涙の戴冠を果たしたウイニングチケットの第60回(1993年)、戦後初めてキャリア3戦目で頂点をきわめたフサイチコンコルドの第63回(1996年)、64年ぶりにして史上3頭目の牝馬による制覇となったウオッカの第74回(2007年)、父ディープインパクト同様に5戦無敗で勝利をつかんだコントレイルの第87回(2020年)など、話題性にあふれる年は枚挙にいとまがない。