週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【7/20(土)】
福島1R 2歳未勝利 ダ1150m 曇 良
1番 クニノハッピー(4番人気3着)
スタートは大きくせり出した2番の馬に前をカットされてほぼ最後方から。道中は内枠からの距離アドバンテージを活かしつつ、徐々に進出し、直線は外へ。パトVで見る限り、外に出した割には直線中程まではゴチャついたところを走っているのだが、最後の150mくらいで一気に後続を引き離し、前を行く馬に迫った。上がり46.5秒はメンバーでタイ1位。次がどこになるかはわからないがダートの短距離なら無様なレースにはならないはずだ。【次走注目度:S】
福島10R 3歳上2勝クラス 芝1800m 曇 良
14番 ワザモノ(10番人気2着)
スタートは悪くなかったが、この距離、この枠で自然後方からの流れに。レースが動いた3角過ぎから外を回って進出開始し、直線は一旦外に持ち出すも、鞍上の好判断で大外ではなくポケットのできたスペースめがけて馬群に突っ込んだ。狭いところを割って出ようとする勝負根性も素晴らしいし、上がり34.7秒もメンバー最速。新潟に変わればさらに前進が見込めそうだ。【次走注目度:A】
小倉8R 3歳上1勝クラス ダ1700m 曇 重
7番 エアフォースワン(7番人気3着)
スタートは出たなりで後方から。パトVでは向正面から3角に入る辺りで、馬群を嫌い外に首を向ける仕草をしていて、直線も外へ。この後のローテはわからないが、中京ならば今度は届く可能性が高い。注目してみたい。【次走注目度:A】
札幌2R 3歳未勝利 ダ1000m 晴 良
8番 ウィスピースノー(9番人気3着)
パトVで見る限りスタートは下手ではない。が、今日は速く出た馬2頭に前を塞がれて止むなく内に切れ込んで中段から。短い距離なので追っ付け追っ付け…という感じで漸く直線で外に持ち出してから、実質的には残り200mのレース。それでも前が圧倒的に有利な流れを8番手からただ一頭、上位に食い込んだ。成績の安定しない馬だが、過去のレースを見てもこの時期体調を上げる傾向が強いので、次走注目してみたい。【次走注目度:B】
【7/21(日)】
福島3R 2歳未勝利 芝1200m 晴 良
9番 タイキブライトン(10番人気6着)
今回が2走目だが、初戦も上がりはしっかり使えていた。ハイペースで中段前からの馬が上位独占する中、後方から良い脚を見せて6着。形にはなってきたので近い内に未勝利は抜け出せそうだ。【次走注目度:A】
福島8R 3歳1勝クラス ダ1150m 晴 良
6番 ゴールデンシーカー(15番人気7着)
パトVで見る限り、スタートも二の脚も良くはない。馬群からやや置かれる感じの最後方からの展開で、3角すぎでもまだシンガリ。それでも4角は外に持ち出すのではなく真ん中辺りに切れ込む動きから直線で再び大外に持ち出して伸びた。直線で外に移動する際のロスはパトVで見てもかなり大きく、斜めに走って上がり36.1秒は上がり2位の勝馬に0.4秒差。スタートと道中の位置取りに課題は残しつつも、脚力自体はこのクラスでは間違いなく1枚上。人気にならないならば気にして追いかけてみたい。【次走注目度:S】