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◆小島太師「最高」〔1〕ディサイファ
坂路を4ハロン67秒2-14秒9で軽やかに駆け上がった。状態のよさを物語る柔らかなフォーム。6歳の秋を迎えたが、充実一途の印象だ。「状態はいいよ。具合は最高。去年は休み明けの毎日王冠がピークになってしまった感じだったけど、今年は違う。成長が遅れていたのも間違いないし、グングンよくなっている」と小島太調教師。
◆期待膨らむ陣営〔2〕アンビシャス
馬運車を降りた直後こそほえていたが、馬房に入ってからは落ち着きを取り戻した。蛭田助手は「いつもは馬房に入ってから走り回っているんですけど、意外におとなしいですね。いい感じにリラックスできています。レースでも折り合ってくれれば、楽しみですね」と期待を膨らませた。
◆弾力が出てきた〔3〕サトノクラウン
坂路4ハロン80秒3の後、南Dコースで軽いキャンター。堀厩舎のレース前日の“ルーティン”をこなした。終始落ち着いた姿で、歩様に弾力性もある。「順調にきています。いつも通りの内容です」と橋本助手。
◆叩いて状態UP〔5〕クラレント
14度目の東京でのレース。慣れた様子ですんなりと馬房に入った。池平厩務員は「ひと叩きして状態は上がっているから、スムーズに回ってこられれば。(来年2月で定年を迎える橋口弘)調教師の最後の天皇賞だから、ワンアンドオンリーと2頭でがんばってほしいな」と力を込めた。
◆7歳でも若い!!〔6〕カレンミロティック
午後3時40分に到着。引き運動の最中に、レースを終えて引き揚げてきた馬が放馬する場面があったが、7歳の年長馬だけあって、影響されることなく落ち着き払っていた。高阪助手は「香港にも行っている馬だし、輸送は慣れたもの。今週の追い切りは、最近では一番いい動きだった。7歳でもまだ馬は若いよ。長距離にも対応してきたけど、本質的には中距離向きだと思う」と期待十分だ。
◆落ち着きは十分〔7〕ラストインパクト
午後4時過ぎに到着。東京は一昨年の青葉賞3着以来になるが、イラつく様子もなく落ち着いている。「札幌記念6着のときよりも、体は絞れていると思う。どこに行っても落ち着いて、雰囲気は変わらない。枠もいいし、左回りの2000メートルは合うと思う」と野元助手は好勝負を期待する。
◆距離延長もOK〔9〕エイシンヒカリ
午後3時47分に到着。東京競馬場は4度目だけあって、馬房の中でも堂々としていた。中村厩務員は「カイバも食べているし、ここまで順調にきた。好メンバーだった毎日王冠を勝てて自信になった。最近の競馬を見ても折り合いがついているので距離が延びても大丈夫でしょう。GI初挑戦だし、(1番人気でも)チャレンジャーの気持ちで」とGI初挑戦へ、気持ちを引き締めた。
◆素軽さ出てきた〔11〕ワンアンドオンリー
関西馬の先陣を切って午後3時23分に東京競馬場に到着。落ち着きながらも、気合を内に秘めた様子だった。甲斐助手は「1度使ってだいぶ素軽くなっている。状態はいいので何とか結果がほしい」と、昨年のダービーを制した地での復活に願いを込めた。
◆あふれる躍動感〔12〕ダービーフィズ
坂路を4ハロン67秒5-14秒0で躍動感満点に登坂した。小島太調教師は「この馬は激しく変わっている。本当にたくましくなったよ」と満足げ。悔いのない仕上がりだ。「前走の札幌記念(で小島太厩舎の2頭)は1着(ディサイファ)と3着(ダービーフィズ)だったけど、1着と1着と考えていい内容。2頭とも天皇賞で掲示板に載ったら、シャンパンをあけちゃうよ」とトーンは上がるばかりだった。
◆激変で陣営自信〔13〕ヴァンセンヌ
栗東からの輸送は6時間程度で予定通り。5走連続で東京となるだけに落ち着いている。「前走はギリギリ間に合った感じだったが、結果的には状態がもうひとつだったのかも。今回は激変していますよ。いいときの感じに近いと思います」と井上助手。毎日王冠9着からの一変が期待できそうだ。
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