第234話 「NHKマイルC」
08年 34.6-24.6-35.0 =1.34.2 ▼ 8▼5△9 瞬発戦 稍重
09年 34.3-22.9-35.2 =1.32.4 ▼ 2△2△3 平坦戦
10年 33.4-22.9-35.1 =1.31.4 ± 0△1△4 消耗戦
11年 33.9-23.7-34.6 =1.32.2 ▼ 6△1△5 瞬発戦
12年 35.1-24.8-34.6 =1.34.5 ▼10▼3△4 瞬発戦
昨年はテンも中盤も緩い瞬発戦で▼10という大きな加速が生じました。
稍重だった08年よりも更にスローだったと言えます。
NHKマイルCの傾向からすればどちらかといえばイレギュラーな方でしょう。
(昨年前傾ラップになりやすいと書いた直後に-0.5秒の後傾ラップになるとか…)
展開的にはその年によってバラバラですがサンデー系の馬が強いレースでもあり問われやすい適性はスピードと瞬発力ということになるでしょう。
では過去の連対馬のラップギアを見てみましょう。
1着馬
ディープスカイ 【瞬5平1消0】△ 1▼5△9 ▼14△ 1△ 4 ▼ 8△3△1
ジョーカプチーノ 【瞬1平3消1】△ 7▼1△4 ▼ 3▼ 5△12
ダノンシャンティ 【瞬3平0消0】▼14▼4△4 ▼ 7▼ 5△ 1
グランプリボス 【瞬1平2消0】▼ 3▼1△4 ▼ 7▼ 7△ 6
カレンブラックヒル 【瞬0平3消0】▼ 3△3▼1 ▼ 2▼ 2△ 4
2着馬
ブラックシェル 【瞬4平1消0】▼ 6▼4△9 ▼ 5▼ 3△ 5 ▼14△5▼7
レッドスパーダ 【瞬3平0消0】▼ 7▼9△1 ▼ 6▼ 4△ 4 ▼11▼8△5
ダイワバーバリアン 【瞬1平2消0】△ 4▼2△2 ▼12▼ 4△ 7
コティリオン 【瞬2平1消0】▼ 6△3△3 ▼ 9▼ 2△ 7
アルフレード 【瞬2平1消0】△ 1▼3△2 ▼ 8▼12△ 8
カレンブラックヒルが平坦戦のみの実績で急加速の瞬発戦を勝利したのは意外な結果でした。
前走の
NZT圧勝からも馬の能力そのものがレベルが1個上だったと判断してもいいかもしれません。
その
カレンブラックヒル以外の連対馬には瞬発戦実績があるのであった方がベターでしょう。
スピードの持続が重要にもなるレースなので平坦戦実績もあった方がベター。
連対馬10頭中8頭にはありました。
→瞬発戦実績+平坦戦実績が有力
あと、連対馬全馬に重賞連対経験がありました。
これは過去10年でみても07年の勝ち馬
ピンクカメオ以外にはあったので重要でしょう。
07年は当日雨が降り出して内の馬場がかなり悪化してる状況で
ピンクカメオは後方から大外一気に差しきったというレース内容でした。
今年の登録メンバーで重賞連対実績+瞬発戦平坦戦両方に実績のある馬は
エーシントップ、
コパノリチャード、
インパルスヒーロー、
カシノピカチュウ、
ガイヤースヴェルト
の5頭です。
実績的にも
エーシントップで決まりか?
…なんとなくしっくりこない印象。
血統と脚質が多分そう思わせるのか?
私的には
インパルスヒーローを狙ってみたい。
不安材料は前走1400mという距離延長。
過去5年では距離延長組は0-0-1-22という散々な成績。
96年の第1回から見ても
エルコンドルパサーと
シーキングザパールという歴史的名馬しか距離延長組は勝利していません。
しかし、その2頭の前走も距離が1400mとはいえ当時東京1400mコースでの開催だった
NZTというのはポイントでしょう。
かなり昔にはなってしまうが東京1400mコースでの開催だった
NZTで2着以内だった馬の
NHKマイルCの成績は2-2-1-3(勝率25.0%、複勝率62.5%)とハイアベレージになる。
インパルスヒーローの前走は
ファルコンS1着。
ファルコンSは昨年より新中京1400mコースに変更となっていて坂のある直線の長いコース。
改装前の
ファルコンSとは訳が違うはず。
GⅢと格は劣るものの今年の上位人気(が予想される)馬達が相手なら十分勝ち負け可能とみます。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
インパルスヒーロー→レッドアリオン→エーシントップ
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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