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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 所属 | 馬体重 | タイム | 着差 | オッズ | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 1 | 牡4 | 56.0 | 田中学 | 新子雅司 | 兵庫 | 518(±0) | 1.31.8 | レコード | 4.8 | 2 | |
2 | 8 | 12 | セ6 | 57.5 | 武豊 | 寺島良 | JRA | 469(-1) | 1.32.0 | 1 | 3.0 | 1 | |
3 | 3 | 3 | セ6 | 59.0 | 幸英明 | 松永昌博 | JRA | 471(+12) | 1.32.1 | 1/2 | 6.1 | 4 | |
4 | 2 | 2 | 牡5 | 57.0 | 石橋脩 | 西園正都 | JRA | 522(±0) | 1.32.1 | クビ | 5.1 | 3 | |
5 | 7 | 9 | 牡6 | 51.0 | 井上幹太 | 田中一巧 | 兵庫 | 473(+2) | 1.32.6 | 21/2 | 101.6 | 8 | |
6 | 8 | 11 | 牡6 | 57.0 | 岩田望来 | 辻野泰之 | JRA | 512(-8) | 1.33.3 | 3 | 12.3 | 7 | |
7 | 7 | 10 | 牡5 | 57.0 | 川田将雅 | 森秀行 | JRA | 474(-3) | 1.33.4 | 3/4 | 6.2 | 5 | |
8 | 4 | 4 | 牡5 | 53.0 | 吉原寛人 | 高月賢一 | 川崎 | 475(-2) | 1.33.6 | 1 | 10.3 | 6 | |
9 | 5 | 6 | セ8 | 51.0 | 宮下瞳 | 瀬戸口悟 | 愛知 | 493(-3) | 1.34.5 | 4 | 459.6 | 11 | |
10 | 6 | 8 | 牡9 | 51.0 | 加藤利征 | 錦見勇夫 | 愛知 | 525(-3) | 1.35.1 | 3 | 381.9 | 10 | |
11 | 6 | 7 | 牡8 | 51.0 | 山田祥雄 | 川西毅 | 愛知 | 500(±0) | 1.35.2 | 3/4 | 253.9 | 9 | |
12 | 5 | 5 | セ10 | 51.0 | 木之前葵 | 安部幸夫 | 愛知 | 510(-8) | 1.37.0 | 9 | 563.4 | 12 |
■払戻金
単勝 | 1 | 480円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 1 | 160円 | 3番人気 |
12 | 120円 | 1番人気 | |
3 | 190円 | 5番人気 | |
枠連複 | 1 - 8 | 460円 | 1番人気 |
馬連複 | 1 - 12 | 530円 | 1番人気 |
馬連単 | 1 → 12 | 1,000円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
ワイド | 1 - 12 | 260円 | 1番人気 |
1 - 3 | 510円 | 8番人気 | |
3 - 12 | 350円 | 4番人気 | |
三連複 | 1 - 3 - 12 | 1,030円 | 2番人気 |
三連単 | 1 → 12 → 3 | 3,930円 | 3番人気 |
※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者発行のものと照合してください。
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3日(火)に行われるかきつばた記念の出走馬(JRA所属馬限定)の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
②タガノビューティー【B】
栗東Cウッド単走。4月1日に帰厩してからは、Cウッドで乗られている。7日、13日、20日と併せ馬を消化し、最終追いとなった29日は単走。6ハロンから一杯に追われて79秒2-64秒5-12秒0をマークしており、気配も上向きといえる。初の地方交流がどうかも、この馬の力は出せるデキにある。
③ラプタス【B】
栗東坂路単走。放牧で立て直され、4月上旬に帰厩。連覇中のこのレース目標で調整されており、22日の坂路で51秒4-12秒8、直前29日には51秒6-13秒0で乗られている。デキそのものは悪くなく、あとは昨年から1キロ増の59キロと直線が延びた新コースへの対応次第だろう。
⑩ピンシャン【B】
栗東坂路単走。前走東京スプリントから中1週とあって、計時なったのは30日の坂路1本のみ。54秒2-12秒9を馬なりで乗られている。デキそのものは変わらず順調であり、あとは揉まれず自分のレースができるか否かがポイントとなる。
⑪ワイドファラオ【B】
栗東坂路単走。短期放牧から4月半ばに帰厩。20日にCウッドで併せ馬を消化し、66秒9-11秒8で乗られている。24日に坂路馬なりで調整され、最終追いは29日。一杯に追われて52秒-8-12秒3であり、この馬なりに順調といえよう。
⑫ヘリオス【B】
栗東Cウッド併走。黒船賞2着後の放牧から4月半ばに帰厩し、ここ目標での調整。この3週はCウッドで乗られており、最終追いとなった28日は併せ馬で一杯に追われ83秒0-67秒1-11秒6で先着。近走の好調さを維持しているといえ、引き続き楽しみである。
2017年以降、3着以内に好走した15頭の内訳は、4歳馬が5頭、5歳馬が4頭、6歳馬が1頭、7歳馬が2頭、8歳馬が2頭、9歳馬が1頭。高齢馬の好走も少なくないが、勝ち馬においては4~6歳に限られるため、7歳以上はヒモ扱いにとどめておきたい。
減点対象馬
⑤サンマルティン、⑥エッシャー、⑦ミラクルシップ、⑧カツゲキキトキト
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち12頭が、前走1400m以上のレースに出走していた。非該当馬は勝ち馬に0頭、2着馬に1頭、3着馬に2頭。今年から施行距離が1500mへと変更されているが、もとより距離延長で挑む馬は不振傾向にあったので、やはり前走で1400m未満のレースに出走していた馬は割引が必要だろう。
減点対象馬
⑩ピンシャン
2017年以降、3着以内に好走した15頭のうち10頭が、ハンデ57kg未満で出走しており、17年トウケイタイガーは52kgの軽ハンデで勝利している。一方で、ハンデ57kg以上を背負っていた実績馬は勝ち馬に2頭、2着馬に1頭、3着馬に1頭。連対した3頭は前走が1番人気または1着であったことを気に留めておきたい。
減点対象馬
⑩ピンシャン、⑪ワイドファラオ、⑫ヘリオス
2017年以降、地方所属馬として3着以内に好走した馬は、17年1着トウケイタイガー(兵庫)、20年3着ドリームドルチェ(浦和)の2頭となるが、どちらもトライアルの東海桜花賞を勝って本競走に臨んでいた。
減点対象馬
①イグナイター、⑤サンマルティン、⑥エッシャー、⑦ミラクルシップ、⑧カツゲキキトキト、⑨サンロアノーク
2017年以降、3着以内に好走した種牡馬の大まかな系統は、サンデーサイレンス系が7頭、A.P. Indy系が3頭、Mr. Prospector系が3頭、そのほか2頭。昨年はディープブリランテ産駒の2番人気ラプタスがレース史上3頭目となる2連覇を達成している。
なお、今年4月の名古屋競馬場移転に伴い、かきつばた記念も新設コースにて行われるため、今回から施行距離も1400mから1500mへと変更。参考までに当該コースで行われたレースの種牡馬成績を見てみると、アイルハヴアナザー、キズナ、サウスヴィグラス、オルフェーヴル、ダンカークの5頭が最多となる3勝で並んでいる。
ヘリオスは、父オルフェーヴル×母アンジュシュエット(母の父フレンチデピュティ)。オルフェーヴル×フレンチデピュティの配合はBCディスタフを制したマルシュロレーヌを筆頭にアルドーレなどダートのオープン馬が出ており、本馬自身も霜月Sの2連覇をはじめ、根岸Sで2着、黒船賞で2着とダート短距離の一線級として活躍している。前走黒船賞はコーナリングの巧拙で惜敗を喫していたため、最後の直線部分が長くなった新名古屋競馬場であれば見直せるだろう。
ピンシャンは、父Speightstown×母Beauty and Light(母の父Unbridled's Song)。名古屋ダート1500mではMr. Prospectorの直系の好走が目立ち、前記ダンカークほか、バトルプランも2勝を挙げていることから、本馬は母の父Unbridled's Songの血脈も強調しやすい。前走東京スプリントは見せ場なく敗れてしまったが、感冒取り消し明け、久々の1200m戦と条件的にも情状酌量の余地はあるだろう。レースの主導権を握ったときの粘り腰には目を見張るものがあるだけに、スムーズな競馬ができれば一変して何ら不思議ない魅力がある。
今年のかきつばた記念は、2022年4月オープンの新・名古屋競馬場で行われる。新・名古屋競馬場はかつての弥富トレーニングセンターで旧・名古屋競馬場と同じコース形状だったが、1周距離が1100mから1180mに延長された。その影響で1400mの距離設定がなく、今後のかきつばた記念は1500mで行われる。
最後の直線の長さはおよそ240m。さらに旧競馬場とは違い、3角はカーブが緩く、4角はそれよりも急なスパイラルカーブになっている。過去10年のかきつばた記念の3角先頭馬の成績は、【6・0・1・3】。2020年と2021年のこのレースををラプタスが逃げ切ったように、逃げ馬(3角先頭馬)の活躍が目立っていたが、かつてよりも差し馬が活躍するようになってきているので、この傾向を鵜呑みにはできない。
また、かきつばた記念は第1回の1999年から2016年までは別定戦で施行されていたが、2017年よりハンデキャップ戦に生まれ変わった。ハンデ戦になるまでは、2009年のスマートファルコン、2011年のミリオンディスク、2010年のスーニ、2012年のセイクリムズンなど、前年のJBCスプリントの連対馬が出走することが多く、それらがここでも連対を積み重ねたが、近年はハンデを背負わされることを嫌って、それらが出走する機会が減っている。
一方、2017年度からJRAの出走枠がひと枠増えて5頭出走できることになり、JRAの新興勢力が出走しやすくなった。その影響で近年は特に、近2走以内にJRAのオープン勝ちの実績がある馬が活躍している。それらの過去10年のこのレースでの成績は【4・2・1・0】。1着の該当馬は、2015年のコーリンベリー、2016年のノボバカラ、2019年のゴールドクイーン、2021年のラプタス。2着の該当馬は、2016年のブルドッグボス、2019年のヤマニンアンプリメ。3着の該当馬は、2017年のショコラブランである。
しかし、超トップクラスは不在でも、過去1年以内にダートグレードで2勝以上していた馬の過去10年のこのレースでの成績は【1・1・2・0】である。1着の該当馬は、2012年のセイクリムズン。2着の該当馬は、2014年のノーザンリバー。3着の該当馬は、2015年のメイショウコロンボ、2016年のレーザーバレットである。
他に同距離の同年の黒船賞の優勝馬も有力で、過去10年のこのレースでの成績は【3・0・0・1】。1着の該当馬は、2012年のセイクリムズン、2020年のラプタス、2021年のテイエムサウスダン。唯一の4着以下馬は、2017年のエイシンヴァラーだが、同馬は園田の所属馬。それでも7番人気で4着と人気以上の走りを見せている。今後はより黒船賞の優勝馬が出走してくると推測されるだけに注意したい。
また、これまでは根岸Sの上位馬はかしわ記念に向かうことが多かったが、このレースの距離が長くなったことや、差し馬でも活躍できるようになったことから、今後はこのレースに出走することが多くなると予想される。過去10年で根岸Sの3着以内馬がここに出走してきたことは、2014年のノーザンリバー1頭のみで、同馬はこのレースで2着だったが、今後は注意したい。根岸Sはかなり速い流れになることが多く、上位馬の大半はマイルがベストの馬か差し馬だからだ。
さらにトライアルレースである東海桜花賞の優勝馬も活躍。前走の東海桜花賞を0.9秒差以上で勝利した馬に限れば、過去10年で【1・0・2・0】である。1着の該当馬は2017年のトウケイタイガー、3着の該当馬は2013年のサイモンロードと2020年のドリームドルチェである。ハンデ戦になった2017年早々、ハンデ52kgのトウケイタイガーが逃げ切ったように、中央馬と比べて軽ハンデで出走できる前記該当馬は警戒したい。
最後に穴パターン馬を紹介しよう。2014年に6番人気で優勝したタガノジンガロのように、前走で中距離戦に出走していた馬だ。同馬はデビューから1700m以上の中距離戦を使われていたが、初めての1400m戦(準オープン)で3着に好走したことがきっかけで、ここに矛先を向けた馬だった。また、2017年に4番人気で2着と好走したタムロミラクルも、前走のアンタレスS(1800m)で8着からの巻き返しだった。
ただし、前記2頭は中距離のダートグレードで4着以内の実績があった馬。短距離路線は中距離路線よりもレベルが低いために浮上したようなもの。ダートグレードでも上位レベルの実績がないと、過大評価は禁物だろう。また、距離が1500mになったこと、差し馬でも活躍できるコース形状になったことで、今後はより中距離路線馬が出走してくるようになるだろう。
まとめるとこうなる!
●本命候補
・近2走以内にJRAのオープン勝ちの実績がある馬。
・過去1年以内にダートグレードで2勝以上した馬。
・同年の黒船賞を優勝したJRA所属馬。
・同年に根岸Sで3着以内の馬。
・前走の東海桜花賞に出走し、0.9秒差以上で勝利した馬。
●穴馬候補
・前走で中距離戦に出走していた馬。
(中距離のダートグレードで4着以内の実績があることが条件)
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1998年までゴールデンウィーク中に施行されていた東海桜花賞と入れ替わるかたちで1999年に創設されたダートグレード競走。競走名は愛知県の県花「かきつばた」に由来する。その後、全日本的なダート競走の体系整備にともない、2024年に施行時期が3月上旬へと変更された。地方所属馬が波乱の立役者となることも多く、2014年タガノジンガロ(兵庫)は単勝58.5倍の人気薄ながら、単勝1.2倍の支持を集めたノーザンリバーとのハナ差の接戦を制している。一方、JRA所属馬で特筆すべきは2002年の勝ち馬サウスヴィグラス。同馬は水準を1秒以上も上回る1分23秒9のタイムで勝利しており、この記録は旧名古屋競馬場のコースレコードとして刻まれている。