8月12日の小倉5R(2歳新馬、芝1200メートル、九州産限定、14頭立て)は、河原田菜々騎手の2番人気アイタカ(牝、栗東・谷潔厩舎)がゴール前で鋭く伸びてV。タイムは1分10秒1(良)。
1馬身1/4差の2着には逃げたテイエムシマジン(1番人気)が粘り、さらに3馬身1/2遅れた3着にマーティー(11番人気)が入った。
人気のテイエムシマジンが先手を取って軽快に逃げ、アツヒメ、コウユーカメサンヨ、アベベなどがこれを追う。大外枠のアイタカは5番手で手応え十分の追走。直線に向くとテイエムシマジンが後続を振り切って逃げ込みを図るが、外からスピードに乗ったアイタカがぐんぐん迫り、ゴール前で鮮やかに差し切って初陣を飾った。
アイタカは、父エイシンフラッシュ、母ドリームアドリーム、母の父ディープインパクトという血統の熊本産馬。谷潔厩舎&岡浩二オーナーの熊本産馬は、北九州記念を制したヨカヨカと同じ組み合わせ。馬名は「会いたい(九州弁)」。
◆河原田菜々騎手(1着 アイタカ)「思った以上にゲートを出てくれて、外枠だったので外々の競馬になるかなと思っていたんですけど。反応も良く、直線も抜け出してくれたので馬の力が強かったです。乗せていただいた馬主さん、生産者さん、調教師さんも含めてありがたいです。幸(騎手)さんが(馬主さんに)声をかけてくださらなかったら、乗せていただけていなかったので、感謝しています。また、頑張ります」
◆谷潔調教師(同)「ゲートは心配だったけど、思ったより出てくれましたね。あとはついていければ何とか差せるんじゃないかと思っていた。外枠(❽枠⑭番)も良かった。(調教で)追ってからしっかりしている馬なので、何とかかわしてくれと。(斤量)4キロ減も良かった」
※次走はひまわり賞(26日、小倉、オープン、九州産限定、芝1200メートル)へ向かう。