【阪急杯】レース展望
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2月18日(月) 20:07
年初から続いた京都開催が終了し、舞台は阪神に移り、日曜メインに阪急杯(24日、GIII、芝1400メートル)が行われる。1着馬に高松宮記念(3月24日、中京、GI、芝1200メートル)への優先出走権が与えられる重要な前哨戦で、過去10年の優勝馬では、2013年1着ロードカナロアはその後、高松宮記念を勝っただけでなく、安田記念も制覇し、さらに秋も大活躍して年度代表馬に輝いた。14年コパノリチャードは高松宮記念を勝ち、16年ミッキーアイルは高松宮記念、スプリンターズSでともに2着に入った後、マイルチャンピオンシップを制覇。今年も見逃せない。
連覇がかかるダイアナヘイロー(栗東・大根田裕之厩舎、牝6歳)は、前走の阪神Cも勝ったように、阪神芝1400メートルの適性は高い。中間は3週続けて栗東CWコースで活発な動きを見せて仕上がりは上々。インティでフェブラリーSを勝った武豊騎手とのコンビ再結成も心強い。
ミスターメロディ(栗東・藤原英昭厩舎、牡4歳)は前走の阪神Cでダイアナヘイローの1/2馬身差の2着。ファルコンSを勝ち、NHKマイルCでは4着に敗れたように、マイルは少し長く1400メートルがベスト。前走後はここを目標に乗り込まれて体調は良好だ。大崩れしないタイプだけに、今回も好勝負が見込める。
スターオブペルシャ(美浦・藤沢和雄厩舎、セン6歳)は阪神C3着。重賞にはまだ手が届いていないが、6歳とはいえ本格化したばかりなのでGIIIなら勝てそうなムードがある。1400メートルなら左右の回りも関係なく、しまいは確実に伸びるタイプ。また杉原誠人騎手とのコンビでは【2・2・1・0】と全て馬券に絡んでいる点も強調できる。
15年の桜花賞馬レッツゴードンキ(栗東・梅田智之厩舎、牝7歳)は登録があったフェブラリーSを回避してここに出走する。昨年は勝てずに終わったはいえ、高松宮記念でファインニードルのハナ差の2着をはじめ、大崩れしていない。芝1400メートルも、一昨年の京都牝馬Sを勝っているように適性はある。
ロードクエスト(美浦・小島茂之厩舎、牡6歳)は展開に左右されるが、スワンSを勝っているように1400メートルも十分に守備範囲。流れひとつでチャンスはある。今回は川田将雅騎手とのコンビだ。
初の1400メートルに戸惑わなければロジクライ(栗東・須貝尚介厩舎、牡6歳)の地力も侮れない。3連勝でオープン入りしたエントシャイデン(栗東・矢作芳人厩舎、牡4歳)、石清水Sを強烈な末脚で勝ったタイムトリップ(美浦・菊川正達厩舎、牡5歳)、昨年の安土城Sで後の安田記念優勝馬モズアスコットを破っているダイメイフジ(栗東・森田直行厩舎、牡5歳)あたりも上位を狙える。
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【フェブラリー】武豊、菜七子の奮闘に拍手「初GIで5着は立派」
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2月18日(月) 13:21
第36回フェブラリーS(17日、東京11R、GI、4歳上オープン国際(指)、定量、ダ1600メートル、1着本賞金1億円 =出走14頭)今年最初のJRA・GIは、1番人気のインティが鮮やかな逃げ切り。破竹の7連勝で、GI初制覇を飾った。鞍上の武豊騎手(49)=栗・フリー=は、同レース歴代最多の5勝目となった。タイム1分35秒6(良)。
フェブラリーSを制した武豊騎手は、「初めてのGIで5着は立派だと思います。僕のGI初騎乗は6着(1987年菊花賞レオテンザン)でしたから」と菜七子の奮闘に拍手を送った。「僕自身、負けたくなかった。菜七子が勝っての2着はキツい。避けたかったです」と笑わせたが、「彼女は頑張っているし、自分でつかんだもの。GI騎乗が当たり前のようになれば」とさらなる成長に期待していた。
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【村瀬プレイバック】スローで不発◎オメガパフューム
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2月18日(月) 11:05
フェブラリーSの◎
オメガパフュームは10着。好発から中団の外めを進んだが、直線で弾け切れずに終わってしまった。前半3Fは35秒8。一昨年が同34秒0、昨年が34秒1だったことを思えば超スローといっていいだろう。この流れでは、本来有利なはずの大外(14)番枠も不利でしかない。
一方、この緩い展開で
オメガと同じ位置から2着に突っ込んできたのが
ゴールドドリーム。この馬の底力には改めて驚かされた。(夕刊フジ)
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【次は買い】フェブラリーS3着・ユラノト
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2月18日(月) 11:04
★
フェブラリーS・8番人気3着
《レース》五分のスタートから中団で脚をためながら内ラチ沿いを進み、直線でしぶとくスパート。1&2着馬には離されたが、他はしっかり抑え込んだ。
《次走ポイント》「内枠((2)番)が良かった。内をロスなく走って強い馬を相手によく3着まで来た。力をつけている」と福永騎手。母は
ヴィクトリアマイル馬
コイウタで、キャリアを積めばさらに上位を狙えそうだ。このあとはひと息入れ、「昨秋から使っているので北海道に放牧へ。函館のOP特別から
エルムS(8月11日、札幌、GIII、ダ1700メートル)で重賞制覇を狙いたい」と松田調教師。夏のダートG戦線へ、忘れてはいけない1頭だ。 (森田大王)
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