ジャンヌ
エース1号
マカロニスタンダーズ
エース2号
導師嵐山
くりーく
第50回ダービー卿チャレンジトロフィー(31日、中山11R、GIII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝・外1600メートル、1着本賞金3900万円 =出走16頭)藤岡康太騎乗で4番人気のヒーズインラブが中団から差し切って快勝。重賞初挑戦で見事に勝利を飾った。タイム1分32秒2(良)。今後は安田記念(6月3日、東京、GI、芝1600メートル)やシンガポール遠征を視野に入れている。1/2馬身差2着が6番人気のキャンベルジュニア。1番人気グレーターロンドンは5着に終わった。 再昇級初戦で、いきなり決めた。ヒーズインラブが、混戦を断って重賞初制覇。藤岡康騎手も笑顔で相棒をたたえた。 「あまり後ろすぎずに。それだけ気をつけていました。4コーナーの手応えもすごく良くて、直線はスペースが狭かったけど、本当によく伸びてくれたと思います」 好スタートから中団を追走。内めでロスなく脚をためた。直線で馬群を割ると、左ムチ連打に応えてグイグイ伸び、力強く半馬身抜け出した。 鞍上はJRA重賞16勝目。父・藤岡健一調教師の管理馬では初Vとなった。ビッグアーサーでの2着2回が最高だっただけに、喜びもひとしおだ。 見据える先は、全6勝中5勝を挙げるマイルのGI。安田記念のほか、来年に国際GIとなるシンガポールのクランジマイル(5月26日、クランジ競馬場、ローカルGI、芝1600メートル)の挑戦プランもある。「これからもっと良くなると思います」と藤岡康騎手。急成長を遂げたヒーズインラブには、期待の膨らむ未来が広がっている。 (千葉智春)★31日中山11R「ダービー卿CT」の着順&払戻金はこちらヒーズインラブ 父ハービンジャー、母シーズインクルーデッド、母の父インクルード。鹿毛の牡5歳。栗東・藤岡健一厩舎所属。北海道安平町ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング。戦績17戦6勝。獲得賞金1億3191万2000円。重賞初勝利。ダービー卿チャレンジTは藤岡健一調教師、藤岡康太騎手ともに初勝利。馬名は「彼は恋している。母名より連想」。