馬侑迦
山口吉野
スガダイ
世紀末覇者 券王
第52回小倉大賞典(18日、小倉11R、GIII、4歳上オープン国際、ハンデ、芝1800メートル、1着本賞金4100万円=出走16頭)川田将雅騎乗で1番人気のトリオンフが、好位追走から抜け出し、3連勝で重賞初勝利を飾った。タイム1分46秒1(良)。川田騎手は同レース単独トップとなる4勝目となった。2着は15番人気のクインズミラーグロ、3着は4番人気のスズカデヴィアスが入った。 柔らかい陽光が降り注いだ小倉で、新星が光り輝いた。条件戦を勝ち上がったばかりのトリオンフが3連勝で重賞初V。伝統のハンデ戦で単独トップの4勝目を挙げた川田騎手は、さも当然と言わんばかりの表情だった。 「期待通りです。向こう正面からは自分のリズムで運んで、いい内容で勝ってくれました。まだよくなりそうなので楽しみですね」 先行勢を見ながら好位で運び、勝負どころから抜群の手応えで進出。直線で早々と先頭に立ち、2馬身半差をつけて押し切った。斤量面の恩恵があったとはいえ、充実ぶりを示す快勝。須貝調教師は「オーナー(KTレーシング)にとって初の重賞勝利だったのでうれしい。次は相談してからだけど(中距離路線の)王道に乗ってくれれば」と期待を込めた。 東京では6歳セン馬ノンコノユメがGI制覇。西で輝きを放った4歳セン馬の夢も大きく広がっていく。 (川端亮平) ◆丸田騎手(クインズミラーグロ2着) 「先生(和田道師)からは出た位置を守ってほしいとの指示でした。そのイメージ通りにうまく走れました」 ◆吉田隼騎手(スズカデヴィアス3着) 「4コーナーで大きな不利がありました。アンラッキーでした」★18日小倉11R「小倉大賞典」の着順&払戻金はこちらトリオンフ 父タートルボウル、母メジロトンキニーズ、母の父ダンスインザダーク。黒鹿毛のセン4歳。栗東・須貝尚介厩舎所属。北海道洞爺湖町・レイクヴィラファームの生産馬。馬主は(株)KTレーシング。戦績12戦5勝。獲得賞金1億477万2000円。重賞初勝利。小倉大賞典は須貝尚介調教師が初勝利、川田将雅騎手は2006年メジロマイヤー、14年ラストインパクト、16年アルバートドックに次いで4勝目。馬名は「凱旋(フランス語)」。