第26回
セントウルS(9日、阪神11R、GII、3歳上、芝1200メートル、1着賞金5500万円=出走16頭)
武豊騎手騎乗の6番人気
エピセアローム(牝3歳、栗東・
石坂正厩舎)がゴール前強襲!2つ目の重賞タイトルを獲得した。勝ちタイム1分7秒3(良)。
アタマ差の2着には直線でいったんは抜け出した1番人気
ロードカナロア、さらにクビ差の3着には直線大外を鋭く伸びた12番人気
アンシェルブルーが入った。
前走から22キロ増の馬体重で臨んだ現スプリント女王・
カレンチャンは2番手追走から抜群の手応えで直線を迎えるも、あとひと伸びを欠いて4着。2番人気
マジンプロスパーは先手を主張したが、直線で失速して11着に敗れた。
名手の手綱に導かれ、3歳牝馬
エピセアロームが国内屈指の韋駄天たちを撃破! 秋の電撃王争いに名乗りをあげた。
好スタートから道中は4、5番手のインを追走。内ラチ沿いの経済コースで脚をためると、直線では先に抜け出した
ロードカナロアを外から強襲。ゴール直前でアタマ差捕らえてフィニッシュした。
エスコート役の
武豊騎手は「うまくいきました。ある程度枠もよかったので、後方に置かれないように気をつけました。(直線では)前(
ロードカナロア)が強い馬だったので最後までわからなかったが、いい感じで伸びてくれましたね」と愛馬を賞賛。「2回目(の騎乗)で結果が出て嬉しいし、この馬の能力がはっきりしたと思う。素質が高い馬なので楽しみ」と今後に飛躍に太鼓判を押した。
エピセアロームは父
ダイワメジャー、母
ラタフィア、母の父Cozzeneという血統。通算成績9戦3勝。重賞は11年の
小倉2歳S(GIII)に続く2勝目。
武豊騎手は95年
ビコーペガサス、96年
フジノマッケンオー、98年
マイネルラヴ、04年
ゴールデンキャスト以来5度目、
石坂正調教師は初の同レース制覇。