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10日に京都競馬場で行われるエリザベス女王杯(G1・芝2200m)の枠順が8日、確定した。
言わずと知れた昨年の2歳中距離王者レガレイラは、4枠7番に決まった。その後の成績に物足りなさを感じるが、それも期待の大きさがあればこそ。今春の皐月賞、日本ダービーと、どちらもメンバー最速の上がり3Fタイムをマーク。ここで主役を張れるだけの脚力はじゅうぶんにある。
底を見せていない1枠1番ホールネス、'22秋華賞馬の6枠11番スタニングローズ、新潟記念を制した4枠8番シンリョクカらも有力。ほか、府中牝馬Sで2着に食い込んだシンティレーションは6枠12番、昨年の当レース3着馬ハーパーは7枠14番、同4着ライラックは1枠2番、同6着サリエラは7枠13番、昨年の紫苑S覇者モリアーナは3枠5番など。
ウマニティ重賞攻略では、6つの視点から「エリザベス女王杯の予想」を開催週の木曜日以降に随時更新しています。 ①プロ予想(木曜日)②調教予想(木曜日・金曜日)③血統予想(土曜日)④U指数予想(土曜日)⑤データ予想(土曜日)⑥馬場予想(日曜日)レース検討に是非ご活用ください!
枠 番 |
馬 番 |
予想 U指数 |
馬名 性齢・調教師 |
騎手 負担重量 |
予想 オッズ |
前走 |
2走前 |
3走前 |
4走前 |
5走前 |
6走前 |
7走前 |
8走前 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 |
牝4 栗 藤原英昭 |
56.0 |
8.5 ③ |
24/10/20 1新潟牝馬S L 新潟/芝2200m |
24/06/16 3マーメイド G3 京都/芝2000m |
24/03/23 1熊野特別 2勝 中京/芝2200m |
23/12/02 1中京/芝2000m |
23/05/13 1新潟/芝2200m |
23/04/16 2阪神/芝2200m |
|||
1 | 2 | 95.2 |
牝5 美 相沢郁 |
56.0 |
36.2 ⑩ |
24/10/14 13府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
24/05/12 14ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
24/04/06 10阪神牝馬S G2 阪神/芝1600m |
23/12/24 13有馬記念 G1 中山/芝2500m |
23/11/12 4エリザベス G1 京都/芝2200m |
23/10/14 3府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
23/06/25 17宝塚記念 G1 阪神/芝2200m |
23/05/28 9目黒記念 G2 東京/芝2500m |
2 | 3 | 94.6 |
牝5 美 宗像義忠 |
56.0 |
50.6 ⑪ |
24/10/14 5府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
24/06/09 11エプソムC G3 東京/芝1800m |
24/05/12 5ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
24/03/09 13中山牝馬S G3 中山/芝1800m |
24/02/04 8東京新聞杯 G3 東京/芝1600m |
23/12/16 11ターコイズ G3 中山/芝1600m |
23/11/12 1ユートピア 3勝 東京/芝1800m |
23/08/26 2長岡S 3勝 新潟/芝1600m |
2 | 4 | 93.5 |
牝4 B 栗 清水久詞 |
56.0 |
12.7 ④ |
24/10/14 9府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
24/07/28 5クイーンS G3 札幌/芝1800m |
24/05/12 13ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
24/03/09 1中山牝馬S G3 中山/芝1800m |
24/02/11 1初音S 3勝 東京/芝1800m |
24/01/28 12節分S 3勝 東京/芝1600m |
23/10/15 18秋華賞 G1 京都/芝2000m |
23/09/17 12ローズS G2 阪神/芝1800m |
3 | 5 | 95.4 |
牝4 美 武藤善則 |
56.0 |
31.7 ⑨ |
24/10/14 8府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
24/07/28 12クイーンS G3 札幌/芝1800m |
24/05/12 7ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
24/04/06 3阪神牝馬S G2 阪神/芝1600m |
24/01/21 4AJCC G2 中山/芝2200m |
23/10/15 5秋華賞 G1 京都/芝2000m |
23/09/09 1紫苑S G2 中山/芝2000m |
23/05/07 6NHKマイ G1 東京/芝1600m |
3 | 6 | 82.7 |
牝4 栗 野中賢二 |
56.0 |
--- ⑯ |
24/10/06 1トルマリン 3勝 新潟/ダ1800m |
24/07/28 6ポプラS 3勝 札幌/ダ1700m |
24/04/27 4三条S 3勝 新潟/ダ1800m |
24/04/20 1京都/ダ1800m |
24/04/06 1阪神/ダ1800m |
24/03/17 3中京/ダ1800m |
24/01/20 15小倉/芝2000m |
23/12/10 12中京/芝2000m |
4 | 7 |
牝3 美 木村哲也 |
54.0 |
2.1 ① |
24/09/15 5ローズS G2 中京/芝2000m |
24/05/26 5東京優駿 G1 東京/芝2400m |
24/04/14 6皐月賞 G1 中山/芝2000m |
23/12/28 1ホープフル G1 中山/芝2000m |
23/10/21 3アイビーS L 東京/芝1800m |
23/07/09 1函館/芝1800m |
|||
4 | 8 | 96.6 |
牝4 美 竹内正洋 |
56.0 |
16.9 ⑥ |
24/09/01 1新潟記念 G3 新潟/芝2000m |
24/04/20 中止福島牝馬S G3 福島/芝1800m |
24/03/09 3中山牝馬S G3 中山/芝1800m |
24/01/14 10日経新春杯 G2 京都/芝2400m |
23/11/12 9エリザベス G1 京都/芝2200m |
23/10/14 10府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
23/05/21 5優駿牝馬 G1 東京/芝2400m |
23/04/09 6桜花賞 G1 阪神/芝1600m |
5 | 9 | 95.1 |
牝4 栗 千田輝彦 |
56.0 |
84.4 ⑫ |
24/08/03 3札幌日経O L 札幌/芝2600m |
24/07/07 1五稜郭S 3勝 函館/芝1800m |
24/04/20 14福島牝馬S G3 福島/芝1800m |
24/02/10 4飛鳥S 3勝 京都/芝2000m |
24/01/21 1北大路特別 2勝 京都/芝2000m |
23/11/04 2衣笠特別 2勝 京都/芝2000m |
23/10/14 2北野特別 2勝 京都/芝2000m |
23/09/09 4紫苑S G2 中山/芝2000m |
5 | 10 | 95.2 |
牝5 美 国枝栄 |
56.0 |
--- ⑯ |
24/10/20 6新潟牝馬S L 新潟/芝2200m |
24/07/28 11クイーンS G3 札幌/芝1800m |
24/06/16 7マーメイド G3 京都/芝2000m |
24/04/20 5福島牝馬S G3 福島/芝1800m |
24/01/13 10愛知杯 G3 小倉/芝2000m |
23/12/17 4ディセンバ L 中山/芝1800m |
23/10/14 11府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
23/05/20 5メイS OP 東京/芝1800m |
6 | 11 |
牝5 栗 高野友和 |
56.0 |
4.3 ② |
24/07/28 6クイーンS G3 札幌/芝1800m |
24/05/12 9ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
24/03/31 8大阪杯 G1 阪神/芝2000m |
23/05/14 12ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
23/02/26 5中山記念 G2 中山/芝1800m |
22/11/13 14エリザベス G1 阪神/芝2200m |
22/10/16 1秋華賞 G1 阪神/芝2000m |
22/09/10 1紫苑S G3 中山/芝2000m |
|
6 | 12 | 94.6 |
牝5 美 池上昌和 |
56.0 |
14.9 ⑤ |
24/10/14 2府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
24/08/03 1新潟日報賞 3勝 新潟/芝1800m |
24/05/19 6パールS 3勝 京都/芝2000m |
24/03/17 4スピカS 3勝 中山/芝1800m |
24/01/20 1東雲賞 2勝 中山/芝1800m |
23/07/15 3かもめ島特 2勝 函館/芝1800m |
23/05/21 2調布特別 2勝 東京/芝1800m |
23/04/16 2野島崎特別 2勝 中山/芝2000m |
7 | 13 | 95.2 |
牝5 美 国枝栄 |
56.0 |
16.9 ⑥ |
24/09/22 12オールカマ G2 中山/芝2200m |
24/04/28 12天皇賞(春 G1 京都/芝3200m |
24/02/17 2ダイヤモン G3 東京/芝3400m |
23/11/12 6エリザベス G1 京都/芝2200m |
23/09/03 7新潟記念 G3 新潟/芝2000m |
23/05/28 3目黒記念 G2 東京/芝2500m |
23/01/28 1白富士S L 東京/芝2000m |
22/09/18 2ローズS G2 中京/芝2000m |
7 | 14 | 92.0 |
牝4 初B 栗 友道康夫 |
56.0 |
28.2 ⑧ |
24/10/14 15府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
24/05/12 15ヴィクトリ G1 東京/芝1600m |
24/03/31 13大阪杯 G1 阪神/芝2000m |
23/12/24 9有馬記念 G1 中山/芝2500m |
23/11/12 3エリザベス G1 京都/芝2200m |
23/10/15 3秋華賞 G1 京都/芝2000m |
23/05/21 2優駿牝馬 G1 東京/芝2400m |
23/04/09 4桜花賞 G1 阪神/芝1600m |
8 | 15 | 91.3 |
牝5 栗 大久保龍 |
56.0 |
126.5 ⑭ |
24/06/16 16マーメイド G3 京都/芝2000m |
24/04/06 8阪神牝馬S G2 阪神/芝1600m |
24/02/18 12小倉大賞典 G3 小倉/芝1800m |
23/11/12 14エリザベス G1 京都/芝2200m |
23/10/15 1大原S 3勝 京都/芝1800m |
23/08/13 3小倉記念 G3 小倉/芝2000m |
23/06/18 4マーメイド G3 阪神/芝2000m |
23/05/21 1紫野特別 2勝 京都/芝1800m |
8 | 16 | 93.7 |
牝4 栗 矢作芳人 |
56.0 |
253.0 ⑮ |
24/10/13 6オクトーバ L 東京/芝2000m |
24/06/16 5マーメイド G3 京都/芝2000m |
24/03/09 11中山牝馬S G3 中山/芝1800m |
24/02/11 5京都記念 G2 京都/芝2200m |
23/10/15 11秋華賞 G1 京都/芝2000m |
23/09/17 14ローズS G2 阪神/芝1800m |
23/05/21 4優駿牝馬 G1 東京/芝2400m |
23/04/09 11桜花賞 G1 阪神/芝1600m |
8 | 17 | 96.9 |
牝5 栗 杉山佳明 |
56.0 |
84.4 ⑫ |
24/10/14 11府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
24/08/11 2小倉記念 G3 中京/芝2000m |
24/06/16 10マーメイド G3 京都/芝2000m |
24/04/20 1福島牝馬S G3 福島/芝1800m |
24/03/09 5中山牝馬S G3 中山/芝1800m |
24/01/13 3愛知杯 G3 小倉/芝2000m |
23/12/17 2ディセンバ L 中山/芝1800m |
23/10/14 8府中牝馬S G2 東京/芝1800m |
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プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×関西エイト「ミッキ」がエリザベス女王杯を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) ミッキ(関西エイト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
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日曜日に行われるエリザベス女王杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ホールネス【A】
栗東芝単走。感触を確かめる程度の内容。緩い時計でもきちんと折り合いがついているし、脚さばきに硬さもない。重心も比較的低い位置で安定している。とりわけ、直線半ばで手前を替えたあとの、バネのきいたフットワークは目を引くものがあった。好調だろう。デキの良さを活かせるようなら、ここでも出番があっていい。
②ライラック【B】
美浦W併走。若干ズブい気配は出ているが、それでも春先と比べれば前後のバランスが良くなり、フォームの柔軟性も増している。一昨年2着&昨年4着時の状態を上回るまでには至らないかもしれないが、大きく劣ることもない。かみ合えば、巻き返しの余地はある。
③ルージュリナージュ【B】
美浦W併走。3頭併せの真ん中。外の馬に手応え劣勢だったが、相手は攻め巧者のコムストックロード。致し方ない面はある。脚さばき自体は素軽く、鞍上の仕掛けに対する反応も悪くはなかった。実際、内のシリウスコルトには先着している。この馬なりに順調だろう。
④コンクシェル【B】
栗東CW併走。3頭併せの真ん中。例によって少しテンションは高いが、身のこなしに硬さはなく、この馬とすれば脚さばきもスラッとしている。内の馬に対して体勢不利のかたちになったため、そのぶん見映えは良くないが、先着を目的とした調整ではなく、遅れ自体を深刻にとらえる必要はない。悪くない仕上がり。
⑤モリアーナ【B】
美浦W単走。この馬としては我慢がきいており、コーナリングや手前替えも比較的スムーズ。脚元の回転力が高く、着地も安定している。ここ3走の着順こそ案外だが、稽古の雰囲気はまんざらでもない。フィジカル面に問題はなさそうなので、要は本番でのテンション次第。それがいちばんの焦点となる。
⑥ピースオブザライフ【C】
栗東CW単走。折り合い重視の内容ながら、コーナーから直線入り口付近までは活気良くキビキビとした走り。ただ、右→左の手前替えが不器用なうえ、手前変換後の脚元の動きもワンランクダウンといった感じ。右回りの芝G1で決め手勝負になると厳しいかも。理想は他馬のキレが削がれる馬場だろう。
⑦レガレイラ【A】
美浦W併走。コーナーで先導役のウンブライルに取り付き、そのまま折り合いをつけつつ直線へ。相手が一旦引き離しにかかるも、慌てずタメを作り、鞍上が軽く仕掛けたところできちんと反応。ストライドが大きくなり、脚元の力強さも増した。最後は手応え優勢のかたちであっさりと併入。状態の良さがうかがえる内容だった。
⑧シンリョクカ【A】
美浦W併走。この馬とすれば、コーナリング、手前替えともに比較的スムーズ。フットワークのバランスが良く、テンポのいい走り。鞍上の軽い指示に対して従順だし、最後まで低い重心を維持しているのもいい。稽古の動きだけをとれば、新潟記念1着時の中間より良く見える。
⑨キミノナハマリア【C】
栗東CW併走。並走により集中力を養うことを重視した内容。いつも硬く見せがちなこの馬とすれば、きれいなフットワークで走れてはいる。ただ、約3カ月の休養明けのわりに、負荷をかけた攻め本数が少ないせいもあってか、ズブさが目につくのは気になるところ。調教観点的に高評価はしづらい。
⑩エリカヴィータ【C】
美浦W併走。フィアスプライドの先導役として、コーナーを活気良く回る。ただ、ラストは追いかけてくる相手に歩調を合わせるような感じとなり、そのぶん伸縮性を欠き気味の走りに。パートナーにとってはいい調整になったのかもしれないが、本馬の糧になるかといえば微妙な線。評価は上げづらい。
⑪スタニングローズ【B】
栗東坂路単走。余力残しの内容。トビ低めの走りではあるが、脚取りはしっかりしており、体の軸も安定。ひと頃に比べると、前後のバランスも良くなった。あと少し動きに素軽さがあれば、といったところだが、デキが悪いという印象はない。及第点の仕上がりだろう。
⑫シンティレーション【A】
美浦W併走。反応を確かめる程度の内容。適度に低い姿勢を保ち、まとまりのあるフォーム。スラッとした脚さばきが目を引き、それでいて力感もある。鞍上の促しにも、きちんと対応していた。追い切りの動きを確認する限り、前走のダメージはなさそう。高いレベルで状態は安定している。
⑬サリエラ【B】
美浦坂路併走。珍しく当該週は坂路で攻めた内容。外のパートナーにアオられ通しで見映えはしないが、やや時計を要するコンディション、かつ小柄な牝馬ということを考えれば、よく頑張ったほうだろう。回転力のある脚さばきで、なんとか食らいつこうとする姿勢は評価できる。まずまずの仕上がり。
⑭ハーパー【B】
栗東坂路単走。やや姿勢高めの走りだが、もともとそういう馬。不安視する必要はない。今春の中間時と比べて、無駄なアクションが減ったし、前後のバランスも良くなった。もう少しラストの動きに鋭さがあれば文句なしだが、雰囲気は決して悪くない。ひとまず順調とみてよさそうだ。
⑮ゴールドエクリプス【B】
栗東CW併走。気合乗りが良く、はつらつとした雰囲気。重心こそ高めながら、この馬なりに体を使えているし、トビも大きく映る。僚馬をパスする際に手前を戻した点は気になるが、それによる大きな減速感はなく、許容範囲内と考えたい。順手前であと少し踏ん張れていれば、A判定に足る内容だった。
⑯ラヴェル【C】
栗東CW単走。この馬とすれば活気が適度で、手前替えもスムーズなほう。それはいいとしても、掲示板を確保した2走前のマーメイドS当時と比較して、歩幅がやや狭く映るし、柔軟性や力強さも不足しているように見える。このひと追いでの良化待ち、といったところか。
⑰コスタボニータ【B】
栗東坂路単走。しまいをサッと伸ばす程度の内容。少し右に意識が働いていたが、いつもの癖といってしまえばそれまで。四肢のさばきは素軽く、前後のバランスも悪くはない。鞍上の促しにもきちんと対応していた。抜群のデキとまではいかなくても、この馬なりに整えてきた印象を持つ。
◆エリカヴィータ・国枝師「前走も悪くはなかった。出していってロスなく前で運べれば」
◆キミノナハマリア・千田師「フレッシュな方がいい。雨が降ればパフォーマンスは上がる」
◆コスタボニータ・杉山佳師「一戦一戦大事に使ってきて、完成形に近づいている」
♦コンクシェル・清水久師「体も精神的にも成長している。GⅠでも頑張ってほしい」
♦ゴールドエクリプス・田口騎手「最近は着差以上に走れている感じ。馬の後ろで我慢して脚を使えれば」
◆サリエラ・国枝師「思ったより変わってきてはいないけど、在厩期間を短くしている。その効果があれば」
◆シンティレーション・池上師「2走前も前半で行きたがった割に崩れなかった。コースが合わないとは思わない」
◆シンリョクカ・竹内師「前走より覇気がある。今の充実ぶりから牝馬同士のGⅠならチャンス」
♦スタニングローズ・小川陽助手「調教の本数は重ねることができた。距離もオールマイティーなのでこなせそう」
◆ハーパー・友道師「コーナーも4つあるし、東京の1800メートルより今回の方がよさそう」
♦ピースオブザライフ・団野騎手「最近見られる力む面が競馬に出なければ。混戦なので何とか紛れ込めれば」
◆モリアーナ・武藤師「状態は実にいい。京都の外回りはいいイメージだし、4コーナーで射程圏内なら」
◆ライラック・相沢師「追い切りのジョッキーの感触は良かった。京都は相性がいいので道悪なら歓迎」
♦ラヴェル・福岡助手「休み明けの面も解消されてきているので、力を発揮してほしい」
◆ルージュリナージュ・宗像師「以前ほど折り合いに難がなくなった。直線の長い外回りだし、道悪にならなければ右回りでも」
◆レガレイラ・ルメール騎手「前走は休み明けで⑮番。中京もあまり合わなかった。能力は絶対あります」
京都で行われた直近10回(2011~2019、2023年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、3歳から6歳までの間となっている。ただし、5~6歳の好走(3着以内)は、前年のエリザベス女王杯で掲示板(5着以内)を確保していた馬のみ。その点には注意したい。
(減点対象馬)
③ルージュリナージュ ⑩エリカヴィータ ⑪スタニングローズ ⑫シンティレーション ⑬サリエラ ⑮ゴールドエクリプス ⑰コスタボニータ
京都施行の直近10回における1~2着馬延べ20頭の前走を距離別で分けると、芝1800m、芝2000m、芝2200mの3組に集約される。これ以外のステップで臨んだ馬は、2着連対圏に届いていない。
(減点対象馬)
⑥ピースオブザライフ ⑨キミノナハマリア
前走の着順については、G1・G2なら7着以内、G1・G2以外であれば1着が理想。京都で行われた直近10回、2着連対圏に入った全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
②ライラック ④コンクシェル ⑤モリアーナ ⑨キミノナハマリア ⑩エリカヴィータ ⑪スタニングローズ ⑬サリエラ ⑭ハーパー ⑮ゴールドエクリプス ⑯ラヴェル ⑰コスタボニータ
京都施行の直近10回、前走で単勝10番人気以下の低評価を受けていた日本調教馬が、当レースで複勝圏を確保した事例は皆無となっている。該当する馬は、過信禁物とみておきたい。
(減点対象馬)
③ルージュリナージュ ⑫シンティレーション
京都施行の直近10回における1~2着馬延べ20頭のうち、17頭に芝2000m以上のレースでの勝利歴があった。例外の3頭はすべてG1 3着以内経験馬。芝2000m以上のレースで未勝利、なおかつG1での好走実績を欠く馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
④コンクシェル ⑫シンティレーション ⑮ゴールドエクリプス ⑯ラヴェル ⑰コスタボニータ
京都施行の直近10回における2着以内馬延べ20頭はいずれも、前走から中7週以内の間隔で臨んでいた。中8週以上の臨戦馬は、連対(2着以内)候補として推奨しづらい。
(減点対象馬)
⑧シンリョクカ ⑨キミノナハマリア ⑪スタニングローズ ⑮ゴールドエクリプス
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1着アカイイト(13位、10番人気)と2着ステラリア(15位、7番人気)で決まった2021年は正直お手上げだった。しかし、U指数的にこれはかなりのレアケースになる。例年はU指数上位(目安は5位以内)の古馬と、低指数ながらも上位人気(目安は5番人気以内)に支持されている3歳馬を中心に馬券を組み立てればOKというレースなので、2021年のようなことがないことを願いつつ、通常のアプローチで攻略に臨みたい。
今年の大注目の存在は、U指数1位の⑦レガレイラ(97.0)だ。通常、古馬初対戦となる3歳馬の指数は伸びず、上位人気でもU指数は二桁順位というケースが多いのだが、そんな常識を覆してトップ評価を獲得した。これはもう、素直に従うしかない。馬券は「レガレイラからどう買うか」に焦点を当てるべきだろう。
古馬勢については、僅差で2位タイに並ぶ3頭を有力視する。一昨年の秋華賞馬で、今回はC.デムーロ騎手という強力なパートナーを得た⑪スタニングローズ(96.9)。牡馬相手にリステッドや重賞で好走を重ねている⑰コスタボニータ(96.9)。キャリア6戦中、4勝、2着1回、3着1回とまったく底を見せていない①ホールネス(96.9)。この3頭に期待する。
これまでに日本調教馬で2連覇を達成した馬は、1999年メジロドーベル、2004年アドマイヤグルーヴ、2020年ラッキーライラックとなるが、その3頭はいずれも血統表の5代以内でノーザンテーストの血を引いていた。なお、同血脈を保持する馬には、2009年クィーンスプマンテ(11番人気)、2012年レインボーダリア(7番人気)といった人気薄の勝ち馬も挙げられる。
ほか、2010&2011年スノーフェアリー/Snow Fairy(父Intikhab)、2012年レインボーダリア(父ブライアンズタイム)、2013年メイショウマンボ(母の父グラスワンダー)、2021年アカイイト(母の父シンボリクリスエス)、2022年ジェラルディーナ(父モーリス)といった勝ち馬を中心に、「父または母の父がRoberto系種牡馬」となる馬も年々に活躍するケースが増えてきた。
ルージュリナージュは、父スピルバーグ×母パンツァネッラ(母の父ルーラーシップ)。父は2019~20年に連覇したラッキーライラックの母の父にあたるFlower Alleyの半弟で、全兄には京都巧者として名を馳せたトーセンラーがいる。一方、本馬は01年の勝ち馬トゥザヴィクトリーが出た一族であり、母系に配されたエアグルーヴを介してノーザンテーストの血を引くことにも縁を感じられる。血統背景から京都替わりで大駆けがあっていい。
ライラックは、父オルフェーヴル×母ヴィーヴァブーケ(母の父キングカメハメハ)。父は父系と母系の双方でノーザンテーストの血脈を持つ意欲的な配合が特徴の種牡馬。なお、同産駒からはレース史上4頭目の2連覇を飾ったラッキーライラックが出ており、本馬自身も22年に12番人気2着と激走した実績を持つ。昨年も上がり3F最速で4着になるなど適性は高く、ムラ駆けする血筋でもあるので大敗続きでも一変に気を配りたい存在だ。
モリアーナは、父エピファネイア×母ガルデルスリール(母の父ダイワメジャー)。シンボリクリスエス~Kris S.~Robertoと遡る父系で、同産駒からは21年3着クラヴェルが出た。一方、母の父は07年の勝ち馬ダイワスカーレットの半兄にあたり、それらの母スカーレットブーケがノーザンテーストの直仔。本馬はディープインパクトと同牝系であることも興味深く、血統構成は21年1着アカイイトや22年1着ジェラルディーナと些か似ている。
秋の最強牝馬決定戦。牝馬三冠路線を戦ってきた3歳世代と、中距離に実績を残す古馬牝馬が鎬を削る。クィーンスプマンテとテイエムプリキュア、大逃げを打った伏兵2頭の「行った行った」で決まり、単勝1.6倍の二冠牝馬ブエナビスタが3着に敗れた第34回(2009年)は伝説として語り継がれる。第35回(2010年)は、同年の英オークス、愛オークスを勝ったスノーフェアリー/Snow Fairyが来日し、次元の違う脚力を披露して圧勝。翌年の第36回(2011年)も再び鬼脚を繰り出して2連覇を果たし、日本の競馬界を震撼させた。第26回(2001年)は1~3着馬の着差がハナ、ハナの大激戦。その接戦を勝ったのはドバイワールドカップ2着以来、7カ月半ぶりの出走となったトゥザヴィクトリー。熱狂的なファンが多かった同馬のG1初制覇に、京都競馬場が沸いた。