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今週の新潟日曜メーンは、サマーマイルシリーズ(全3戦)の第2戦・関屋記念。第1戦の中京記念で8着に敗れたレッドアリオンが反撃ムードだ。前走は中京最終週の荒れた芝が向かなかったが、舞台は軽い芝に替わり、状況は好転する。マイル戦5勝はメンバー最多タイ。半兄クラレントは昨年、中京記念8着後に連勝してシリーズ王者に輝いており、弟も続く。
史上初めてのサマーシリーズ兄弟制覇に向け、レッドアリオンが逆襲へ。甲斐助手が言い切る。
「状態はいいですよ。予定通りの調教メニューを消化できています。このメンバーなら、地力は上だと思います」
5歳になった今年はオープン特別・洛陽S、GIIマイラーズCを連勝。充実期を迎えたことは間違いない。マイル戦5勝はサトノギャラントと並ぶメンバー最多だ。
ただ、前走の中京記念は2番人気に支持されながら8着。直線で大外から追い上げたが、57・5キロの重いハンデも響いて上位に食い込むことはできなかった。
橋口弘調教師は「前走はゲート(の出)が今ひとつだったのに加え、挟まれて位置取りが後方に。中京の荒れた馬場も良くなかったようだ。(軽い芝の)新潟になるのはいいと思う」と反撃を期待する。
新潟コースは初めて。しかし、甲斐助手は「昨年好走した富士S(3着)が東京でしたから。あのときのようにパンパンの良馬場で走れれば、左回りでも問題はないです」と不安を感じていない。新潟は今週末、好天の予報。直線が平坦で良馬場なら、身上の決め手を存分に生かせる。
厩舎の先輩であり、半兄のクラレント(父ダンスインザダーク)は昨年、中京記念8着後に関屋記念、京成杯オータムハンデキャップ(AH)と連勝してサマーマイル王者に就いた。弟はここで好勝負できれば、シリーズ第3戦の京成杯AH(9月13日、中山、GIII、芝1600メートル)も当然、視野に入ってくる。兄に続く王者となるため、真夏の越後でゴールをトップで駆け抜ける。 (宇恵英志)
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関屋記念の展望 サマーマイルシリーズ第2戦。第1戦の中京記念の勝ち馬スマートオリオンが連勝を狙う。スプリンターのイメージが強かったが、1400メートルのパラダイスS、マイルの中京記念と距離延長でスランプを脱出。スピードがあるため、時計の速い新潟も対応は可能だ。春のマイラーズCを勝ったレッドアリオン、今回と同舞台の谷川岳Sを上がり3ハロン31秒9の豪脚で制したサトノギャラントも有力。新潟の芝で5戦3勝のカフェブリリアントも侮れない。
サマーシリーズ 6月21日から9月13日までを指す。競走馬は1000メートル&1200メートルの「スプリント」(全6戦)、1600メートルの「マイル」(全3戦)、2000メートルの「2000」(全5戦)の各部門でポイントを競って、王者を決める。騎手は全14戦が対象。
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