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【血統アナリシス】天皇賞(秋)2021 トニービン内包馬の記憶に残る勝利、近年はキングカメハメハ系が幅を利かせる

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【血統アナリシス】天皇賞(秋)2021 トニービン内包馬の記憶に残る勝利、近年はキングカメハメハ系が幅を利かせる

ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は天皇賞(秋)2021・血統予想をお届けします!


11年にトーセンジョーダンが記録した1分56秒1という勝ちタイムは、いまだにJRAの芝2000mレコードとして破られていない。また、同馬の従兄には09年天皇賞(秋)で8歳にしてG1初制覇となったカンパニーがおり、どちらもトニービンの直系という点でも共通する。13年ジャスタウェイ然り、天皇賞(秋)では多くのトニービン内包馬が記憶に残るパフォーマンスを披露してきた。

ただし、近年は少し様相も変わりつつあり、昨年に史上2頭目となる2連覇を達成したアーモンドアイをはじめとして、18年レイデオロ、15年ラブリーデイなど、キングカメハメハの直系が幅を利かせている。なお、過去10年の好走数においてはディープインパクト産駒が最多となるが、優勝例は14年スピルバーグに限られることを気に留めておきたい。

エフフォーリアは、父エピファネイア×母ケイティーズハート(母の父ハーツクライ)。母の父は直仔ジャスタウェイが13年天皇賞(秋)で後続に4馬身差をつける圧巻の勝利を披露。なお、父系祖父シンボリクリスエスは史上初となる天皇賞(秋)2連覇を達成している。前走東京優駿は瞬発力勝負で分が悪くなったとはいえ、積極的な立ち回りを見せてハナ差の2着。父、母の父、ともに成長力に富む血統なので、ひと夏を越してパワーアップした姿にも期待できるだろう。


カレンブーケドールは、父ディープインパクト×母ソラリア(母の父Scat Daddy)。本馬は重賞未勝利ながら、19年優駿牝馬・2着、19年ジャパンカップ・2着と東京のG1でも善戦してきた実績があり、デビューから一度も掲示板外に敗れていない堅実さが取り柄でもある。父の産駒は勝ちあぐねる傾向にあるとはいえ、毎年のように好走馬を送り出しており、唯一の勝利例となる14年スピルバーグが重賞初制覇であったことを踏まえると、本馬も悲願成就の可能性はありそうだ。

ユーキャンスマイルは、父キングカメハメハ×母ムードインディゴ(母の父ダンスインザダーク)。直近3年はキングカメハメハの直系が勝利している傾向は追い風と言えそうで、本馬自身も19年天皇賞(秋)では上がり3F最速となる末脚を駆使して4着に入線した実績を持つ。生粋のステイヤーというタイプでもないだけに距離の融通は利き、もとより左回りも得意とされてきた。この母の父らしい胴長の体形なので、やはり東京コースでは一考したい。


【血統予想からの注目馬】
エフフォーリア ⑭カレンブーケドール ⑯ユーキャンスマイル


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