週末の注目レースを伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、東京スポーツ杯2歳S・アンドロメダS・福島民友C・霜月S・マイルCSの5レースです。
▼2024年11月16日(土) 東京11R 東京スポーツ杯2歳ステークス
【前走の馬体重別成績(2020年以降)】
●470kg未満 [0-0-1-16](3着内率5.9%)
●470kg以上 [4-4-3-15](3着内率42.3%)
→馬格が明暗を分けそう。近年は小柄な馬が苦戦しています。
▼2024年11月16日(土) 京都11R アンドロメダステークス
【前走の着順ならびに前走の1位入線馬とのタイム差別成績(2018年以降)】
●着順が1着、もしくは1位入線馬とのタイム差が0.5秒以内 [4-5-4-12](3着内率52.0%)
●着順が2着以下、かつ1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上 [2-1-2-60](3着内率7.7%)
→前走好走馬は堅実。一方、前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差が0.6秒以上、かつ馬齢が4歳以上の馬は2018年以降[0-1-2-59](3着内率4.8%)でした。
▼2024年11月17日(日) 福島11R 福島民友カップ
【血統別成績(2020年以降)】
●父がヘイルトゥリーズン系種牡馬 [2-1-0-25](3着内率10.7%)
●父がヘイルトゥリーズン系以外の種牡馬 [2-3-4-19](3着内率32.1%)
→サンデーサイレンス系種牡馬やロベルト系種牡馬の産駒は過信禁物。なお、父がヘイルトゥリーズン系種牡馬だったにもかかわらず3着以内となった3頭は、いずれも“同年の、JRAの、今回と同じ距離の、オープンクラスのレース”において5着以内となった経験があった馬です。
▼2024年11月17日(日) 東京11R 霜月ステークス
【“前年以降の、東京のレース”において上がり3ハロンタイム順位が2位以内となった経験の有無別成績(2021年以降)】
●あり [3-2-3-12](3着内率40.0%)
●なし [0-1-0-25](3着内率3.8%)
→コース適性の高い差し馬が中心。東京のレースを主戦場としてこなかった馬や、先行力の高さを活かしたいタイプは強調できません。
▼2024年11月17日(日) 京都11R マイルチャンピオンシップ
【出走数別成績(2018年以降)】
●16戦以内 [6-6-5-50](3着内率25.4%)
●17戦以上 [0-0-1-33](3着内率2.9%)
→キャリア17戦以上の馬は期待を裏切りがち。今年はこの条件に引っ掛かっている馬が多いので注意しましょう。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は11/17公開予定です。