暴君アッキー
展開の利
ゼット1号
マカロニスタンダーズ
エース1号
アンタレスSが19日、阪神競馬場で16頭によって争われ、3番人気のウェスタールンドが豪快に差し切り、8歳で初の重賞制覇を飾った。2着には7番人気のアナザートゥルース。1984年にグレード制が導入されて以降、セン馬が重賞で1、2着を占めたのは、障害では5回あるが、平地では初めてだった。 ◇ 8歳のウェスタールンドが鮮やかな追い込み劇を演じた。4コーナーで弾みをつけると、メンバー最速の上がり(3ハロン35秒0)を披露。通算30戦目、9度目の挑戦で重賞初勝利を飾った。 「前半はゆったり行くのが、一番力を発揮できると思っていた。想像以上の脚を使ってくれました」と藤岡佑騎手は喜びを爆発させた。佐々木調教師は重賞47勝目にして初のダート重賞V。「やっと勝てたね。あとは(JRA全10場重賞Vがかかる)新潟だね」と笑みを浮かべた。 8歳以降での平地重賞初Vはグレード制導入後10頭目。今後は帝王賞(6月24日、大井、交流GI、ダ2000メートル)を視野に入れて調整される。