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中央競馬ニュース
京都競馬が終了した関西圏は阪神に舞台が移り、土曜メインに今年で７２回目を迎える伝統の鳴尾記念（６月１日、ＧＩＩＩ、芝２０００メートル）が行われる。宝塚記念（同２３日、阪神、ＧＩ、芝２２００メートル）につながる年もあり、必見の一戦だ。
メールドグラース（栗東・清水久詞厩舎、牡４歳）は前走の新潟大賞典で重賞初制覇。中団から上がり３ハロン３３秒０の脚を発揮して快勝した。未勝利脱出に６戦を要し、５００万下でももたもたしていたが、今年に入ってから１０００万下（今週から２勝クラス）、１６００万下（同３勝クラス）、ＧＩＩＩと３連勝を飾り充実一途。５勝中３勝が芝２０００メートルで、阪神芝も【１・１・２・１】と堅実だ。前走の５４キロから２キロ増の５６キロを背負うが、今回の相手関係なら問題はなさそう。引き続きダミアン・レーン騎手が手綱を取るのも心強い。父ルーラーシップは２０１０年の覇者で、父子制覇の期待もかかる。
ギベオン（栗東・藤原英昭厩舎、牡４歳）は中日新聞杯制覇、ＮＨＫマイルＣ２着と実績は上位。前走のダービー卿チャレンジＴは５着に敗れたが、トップハンデ５７．５キロだっただけに仕方ない。別定重量のＧＩＩＩ芝２０００メートル戦で５６キロなら見直せる。【１・１・０・０】と阪神芝も好相性だ。
タニノフランケル（栗東・角居勝彦厩舎、牡４歳）は４月１日に死んだＧＩ・７勝馬ウオッカの子。父がフランケルでデビュー当時から相当な期待を寄せられている馬が、４歳を迎えてようやく本格化してきた印象だ。前走の金鯱賞は逃げて１０着に惨敗したが、中山金杯で３着、小倉大賞典で２着と好走しており、目が離せない。
ステイフーリッシュ（栗東・矢作芳人厩舎、牡４歳）は昨年の京都新聞杯Ｖ後は勝ち鞍がないが、芝２０００メートルは【１・１・２・１】。大敗したのは前走のＧＩ大阪杯（１３着）だけで、好位で流れに乗れれば上位争いが可能だ。
ノーブルマーズ（栗東・宮本博厩舎、牡６歳）は昨年の宝塚記念３着が光る。成績は安定しないが、いつ重賞初制覇を飾っても不思議ではない存在だ。
他では、一昨年の新潟大賞典優勝馬サンデーウィザード（栗東・大久保龍志厩舎、牡７歳）、３走前のリステッド・白富士Ｓで一昨年の東京新聞杯以来の勝利を挙げたブラックスピネル（栗東・音無秀孝厩舎、牡６歳）あたりのレースぶりが興味深い。
★鳴尾記念の特別登録馬（想定騎手入り）はこちら 調教タイムも掲載
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メールドグラース
３連勝を飾り充実一途
５勝中３勝が芝２０００メートル
阪神芝【１・１・２・１】
父ルーラーシップは２０１０年の覇者