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【菊花賞】2冠達成だ!アンライバルド本命

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 《本紙の狙い》アンライバルドを本命に推す。不良馬場だったダービー(12着)は度外視してよく、前走の神戸新聞杯(4着)は久々で気負ったぶん、折り合いを欠いてしまった。ここ2戦とも力負けでないことは確かだ。この中間は落ち着きを取り戻しており、動き、気配とも抜群。仕上がりは万全といっていい。折り合いさえつけば、3000メートルの距離は問題なく、直線が平坦の京都は瞬発力を最大限に生かせるので、願ってもない舞台。皐月賞の再現をやってのける。充実著しいナカヤマフェスタイコピコが相手本線。

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 (1)スリーロールスは昨秋の伝説の新馬戦(1着アンライ、2着リーチ、3着ブエナ)で4着に入線していた馬。この半年でグンと地力をつけて菊の舞台へ滑り込んだ。金曜は角馬場から坂路を1本登坂。雰囲気も上々だ。「最内なら前に壁を作りやすいのでいい。春に比べてトモがしっかりして、疲れが残らなくなった。この馬は奇数の先入れで、少し枠内で待つぐらいの方がいい」と杉山調教助手は最内枠ゲットに満足顔だった。

 神戸新聞杯10着から巻き返しを狙う皐月賞2着の(4)トライアンフマーチは坂路で15-15のキャンターを1本。「追い日翌日の木曜はだいぶ気持ちが入っていたが、きょうはいい意味で落ち着いていた。偶数の内枠は理想的だし、うまく折り合って走れれば終いは確実に脚が使えると思う」と清山調教助手。

 ダービー12着の汚名返上に燃える皐月賞馬の(5)アンライバルドは、追い切り翌日の金曜は自厩舎の周りを軽めの引き運動を約1時間行った。「追った後も変わりなく順調だ。ひと夏越してだいぶ落ち着きが出ているし、いい状態で本番を臨めそう。乗り方に関してはもう岩田君に一任していますから」と渾身の仕上げを施した友道調教師は鞍上・岩田康誠に2冠制覇の夢を託す。

 関東馬で唯一、金曜輸送を行った(6)イグゼキュティヴは午前4時に美浦TCを出発して午後0時5分に無事京都競馬場へ到着した。「道中の馬運車内でも落ち着いてカイバを食べていたし、到着後もカイバにがっついていた。ここ2週間ぐらいでピリッとしてきたし、好走していた2歳時に見せていた立ち上がる仕草も出てきた」と入田厩務員はデキの良さを強調。

 シンザン記念を勝った相性のいい京都で菊獲りを狙う(8)アントニオバローズは角馬場→坂路1本。馬っぷりの良さは相変わらず。「息遣いをチェックするために、初めて舌を縛ってみた。その効果なのかノドの感じがだいぶマシになってきた」と武田調教師。

 クラシック最後の1冠は何としても手中に収めたい(9)リーチザクラウンは木曜追いを行ったために、翌金曜は坂路下の角馬場で軽めの運動のみにとどめた。木曜の計量で前走比20キロ増となり、馬体もふっくらと見せている。「きょうは軽めの運動だけ。体は戻っているが輸送もあるし、どれだけ減らさないで出走できるかやな。土曜は坂路1本の予定」と橋口調教師は馬体重の維持に全神経を注ぐ。

 セントライト記念2着の(11)セイクリッドバレーは、角馬場からAコースを軽めのキャンターで1周して体をほぐした。「引っ掛からないようにやった。落ち着きがあって、いい感じ。体調は万全だね」と跨った谷代調教助手はデキには自信を見せた。「最終追い切りから体が増えていたのはいい傾向だね。このあと輸送でどれだけ減るかだけど、今の状態なら大丈夫。テンションも上がらず保っている。枠は一番いいところだと思っているし、前に壁を作ってうまく運べればチャンスはあるよ」と大一番に向けて準備は整っている。

 昨年の朝日杯FSに続き2度目のGI制覇に挑む(12)セイウンワンダーは角馬場→CWでキャンターを1周半。追い日同様に体を大きく見せて具合の良さをアピール。「1度使って体が締まったので、今までの中でも1番スムーズに調整ができている。夏の放牧から戻って馬に落ち着きが出てゆったりしている。枠も偶数が当たったのはいいね」と三津谷調教助手。

 前哨戦の神戸新聞杯をレコード勝ちし、今週の追い切りでも抜群の動きを披露した(14)イコピコは、角馬場→坂路1本のキャンター調整。ひと夏越して心身ともに成長した以上に、前走のVが馬の気持ちに自信をつけたように歩く姿も堂々としている。「体はもうできているし、これなら万全の状態で出せると思う。枠も外めの偶数でちょうどいいよ」と西園調教師は菊獲りへ好感触を掴んだようだ。

 95年のダンスパートナー(5着)以来、実に14年ぶりの牝馬参戦で注目を集める紅一点の(15)ポルカマズルカは、角馬場から南Wをキャンター1周でこの日のメニューを消化した。「速くならないように、ゆったりとやった。いい雰囲気ですね」と畠山吉調教師はニッコリ。「掛かる馬でもないので、折り合い面や距離は心配していないし、春先よりも安定感が出てきた。輸送を踏まえて体にも余裕を持たせている。レースでは470キロ台で出られそう。ちょうどいいですね」と笑顔で愛馬を送り出す。

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