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新潟の過疎地の片隅に住む私にとって、G1というのはやはり"遠くまで観に行くモノ"。
これまでも東京競馬場を中心に何度も遠征してきました。
ですが、遠征となるとどうしても時間がかかりますし、交通費や宿泊代等、諸々の費用もかさみます。
ですので、私のホームである新潟競馬場でもG1があればいいのになぁ……と常々思っておりました。
そんな私が待ちに待っていたのが、今週のメイン・スプリンターズS。
中山競馬場が改修工事に入っているため、実に12年ぶりの新潟G1ということになります。
12年前は私はまだ学生で、新潟からも離れていたために観戦は叶いませんでしたが、今回は観戦可能な状況がばっちり揃いました。
念願のホームにおけるG1観戦……現地で満喫してこようと思っています。
それでテンションが上がっているから……というわけではありませんが、当コラムも春のG1スペシャルページ以来の更新となります。
毎度毎度不定期な更新に陥って申し訳ないのですが、G1くらいは触れていけたらなぁと思いますので、
また生温かい目でご愛読頂ければ幸いです。
◇
昨年は絶対王者ロードカナロアがその存在感を見せ付けた当レース。
彼の引退後、どの馬がスプリント路線の主役となるのかが注目されましたが、
春の大一番・高松宮記念は荒天のためにドロッドロの不良馬場。
コパノリチャードの圧勝という結果にはなりましたが、力を出せなかった馬も非常に多く、
サマースプリントシリーズが終わっても"この馬で間違いない!"という存在は出て来ず。
結局勢力図が定まらないままここまで来てしまったという印象です。
加えて、前述の通り今年は新潟競馬場における開催。
過去のデータが役に立つのか怪しい上、10週連続開催で使い込まれた馬場の傾向も気になります。
先週までの結果を見る限り、今回の舞台である芝の内回りコースは先行&インが有利な印象。
12年前の当レースも内目を通った先行勢3頭で決まっていますし、余程天候が悪いか、
予想の斜め上の馬場整備が施されない限りは、先週に近い傾向が表れるのではないかと思います。
こうした馬場を最大限味方に付けてくるのはどの馬なのかと考えた時、真っ先に思い浮かぶのは昨年の2着馬・ハクサンムーン。
前走のセントウルSは休み明けで余裕のある身体付きでしたし、テンの速い同型アンバルブライベンの存在もありました。
今回は叩かれての上積みがありますし、アンバルブライベンのような"逃げるしかないタイプ"が居ない分、前半は楽に運べそう。
内枠のコパノリチャードの出方が気になりますが、普通の馬場で普通のスタートを切れれば、本馬の方がペースを握る可能性は高いはず。
とてももたないと思われた昨年のペースでも失速しなかったように、自分のペースになれば非常に強い馬。
外目の枠も、他馬ならばともかく、本馬のようなタイプには揉まれる心配が少なくなる分プラスではないでしょうか。
実績的にはハクサンムーンと互角以上なのが春の王者・コパノリチャード。
高松宮記念圧勝後に臨んだ京王杯SCでころっと敗れたように成績の浮き沈みの激しさは相変わらずですが、
こちらも自分のペースに持ち込んだ時の強さは相当なものがあります。
この中間はなかなか調教の動きが上向いて来ず、何とか間に合わせたといった印象の仕上がり。
レースの傾向としても休み明けの馬に良いデータは少ないですし、少し人気は落とすでしょう。
しかし、同型のハクサンムーンが高松宮記念のような大出遅れをするようならば、ペースを作るのは本馬。
スタートしてみないと何とも言えない部分が多々ありますが、最後の最後まで買い目に入れるか考慮はしておきたいところ。
春の有力どころでもう1頭注目したいのがストレイトガール。
昨夏から今春にかけての走りは楽にG1級なのですが、高松宮記念は特殊な馬場に泣かされ、
ヴィクトリアマイルと函館SSは直線で前が詰まるなど、ここ3戦はいずれも不運と言える内容ばかり。
評価を落とす必要は全くないと考えますし、スムーズならここでも好勝負出来るはず。
父フジキセキの軽快なスピードと瞬発力を生かせそうな舞台ですし、調教の動きも春と変わらず抜群。
溜まった鬱憤を晴らすような走りを見せても不思議ありません。
同じく牝馬のローブティサージュも警戒したい1頭。
能力そのものは前記3頭よりも一枚落ちる印象ですが、スプリント戦における伸びは確実。
今回の枠ならばロスなく脚を溜められそうですし、直線に向いてからも余力がありそう。
あまり位置取りが後ろ過ぎると苦しくなりそうですが、中団辺りで流れに乗ってくるようなら不気味です。
父ミスタープロスペクター系の硬質なスピードも、今の新潟には合っている印象がありますね。
このローブティサージュを函館SSでねじ伏せているのが古豪ガルボ。
あまり実績のなかったスプリント戦で、58kgという一際重い斤量を背負って勝ったのは評価していいでしょう。
約3ヶ月ぶりのレースとなる今回はいつもよりも調教の動きが地味に映りますが、
急坂のない左回りというのは若い時からちょくちょく激走していた舞台。
戦績が示すように人気がない時こそ警戒すべき存在なので、ここも取捨は慎重に考えたいところ。
人気がない時こそ怖い……と言えば、安田記念でブービー人気を覆す走りを見せたグランプリボス。
ハマった時の強さは誰もが認める一方で、説明の付かない惨敗も多々。
何度もG1好走経験がある馬で、これだけ読みづらい戦績を刻む馬は珍しいのではないでしょうか。
昨年の当レースは直線で進路を探しながらも最後は差を詰めて来ていましたし、
血統的にも父が当舞台と好相性のサクラバクシンオー。そして本馬も元々左回りが得意……と、
昨年よりも舞台設定は好転しているように映るだけに、非常に悩ましい存在です。
以前は調教の動きとレースにおける動きがリンクすることの多かった馬ですが、安田記念の時も今回も動きは地味。
最早調教すらも買い材料なのか消し材料なのか分からなくなっています。
「この動きなら今回は来ないだろう……来ない、よね?」などと怯えながら消して突っ込んで来られるくらいなら、
とりあえず抑えておくくらいの方が安心出来るかもしれませんね。
他馬にも何頭か触れてみましょう。
末脚自慢のマヤノリュウジン、レッドオーヴァル、スノードラゴンは展開と馬場傾向次第。
いずれも外寄りの枠を引いてしまっており、先週までのような馬場では少し苦しそう。
近走で重賞を勝っているトーホウアマポーラとセイコーライコウは共に調教の雰囲気がぱっとせず。
安定した戦績を刻む馬達ではありますが、レースレベルは着順ほど高くないことが殆ど。
G1で勝ち負け出来る域にあるかと言うと、少々疑問が残ります。
オーストラリアでG1馬になって帰ってきたハナズゴールも、帰国して即通用となるかは疑問。
独特な調整過程がどう出るかですが、順調に使われているメンバー相手では甘くない気が。
それならば、斤量の軽い3歳牝馬ベルカントの方が穴としては面白そう。
ここ2走は古馬の壁に跳ね返されていますが、CBC賞は逃げ・先行馬に優しくない中京でハナを切り、
北九州記念では先行&イン圧倒的有利の展開と馬場の中で外枠から控える形になるなど、
戦法と舞台・展開が上手く噛み合わなかった印象が強いです。
今回も陣営は控える競馬を示唆していますが、インに潜り込んで好位が確保出来るならチャンスはあるかも。
◇
こうして書き出してみると、今年はクセモノ揃いですよね。
ゲートをちゃんと出るかだとか、真面目に走る、ハマるだとか、スタートしてみないと分からない馬が多過ぎです。
人気は前半に挙げた馬達が集めそうですが、果たしてそんなに簡単に決まるのかどうか。
一応、現時点で買い目のイメージはぼんやりと浮かんでいるのですが、あくまで最終決定は土曜のレースや当日のレースを観てから。
今後暫くないであろうホームでのG1観戦で、秋のG1シーズンへ弾みを付けられれば言うことナシなんですけどね。
頑張ってきます!
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