第177話 「スプリングS」
07年 36.0-36.3-36.7 =1.49.0 ▼2▼3△7 平坦戦
08年 36.3-37.0-35.6 =1.48.9 ▼5▼4△4 瞬発戦
09年 36.6-39.0-35.2 =1.50.8 ▼7▼9△1 瞬発戦
10年 35.8-36.8-35.6 =1.48.2 ▼3▼6△5 瞬発戦
このレースは2年前に書いた第11話(→こちら)の内容で基本的にはOKだと思います。
但し、その記事の中で「傾向は変わりつつあるのかもしれない」と書いた通り近年は瞬発戦が目立ちます。
昨年は震災の影響で開催コースが阪神芝1800mに変更となったので当然の様に瞬発戦となりこれで4年連続となっています。
ラップを見てみるとそれほど大きな加速が生じる訳ではありませんが全て連続した加速になっています。
この連続した加速の区間は「4コーナー~急坂のやや手前」に相当します。
この区間で加速するとなるとやはりコーナーワークでの機動力と直線入ったところからの瞬時のギアチェンジ、この2つもしくはどちらかは必須となってくるでしょう。
では勝ち馬のラップギアとその増減を見てみましょう。
フライングアップル 【瞬3平1消0】▼9▼4±0 ▼ 2▼4△9 ▼ 7▼1▼3
スマイルジャック 【瞬3平1消0】±0▼4△2 ▼18±0△8 ▼11△2▼2 ▼15▼6△15
アンライバルド 【瞬2平0消0】▼2▼9△2 ▼17△6▼9
アリゼオ 【瞬2平0消0】▼8▼8△4 ▼ 7▼3△5
スマイルジャックは大きな加速が生じた瞬発戦実績がありますが以外の馬は▼10を超えるものではありません。
・連続加速の瞬発戦実績
・小回り(内回り)実績
の2点が重要になると思われます。
しかし実際この条件だけでは出走メンバーの多くが
クリアしてしまいあまり絞り込めません。
上がりの脚の使い方で優劣がつけれないとなればポイントになるのは道中のペース経験(レース経験)でしょう。
【前走のレースクラス】
新馬~500万 0-2-1-16 勝率 0.0% 連対率10.5% 複勝率15.8%
OP~GⅠ 4-2-3-30 勝率10.3% 連対率15.4% 複勝率23.1%
前走OP以上のクラスに出走した馬の方が良績があります。
更に「前走芝1600m以上の距離で3着以内」という条件で絞り込むと
4-1-3-8 勝率25.0% 連対率31.3% 複勝率50.0%
と数字が一気に跳ね上がります。
登録メンバーでは(人気馬ばかりでしょうが)
アルフレード、
グランデッツァ、
ゼロス、
ディープブリランテ、
マイネルロブストの5頭になります。
中心はこの馬達になるでしょう。
但し、
ディープブリランテだけは小回り実績がないのが気になるか。
一方、馬券になった人気薄はこの条件から外れた馬ばかり。
エーシンピーシー 3着/6人気 前走500万1着
フローテーション 2着/11人気 前走OP7着(2歳時のOP勝利経験あり)
レッドスパーダ 2着/8人気 前走500万1着
ゲシュタルト 2着/10人気 前走500万5着
この4頭にはあまり共通項目ありません。
敢えて挙げるとすれば全馬キャリア3~4戦という馬ばかり。。
デビューが秋以降でようやくこの時期の伸びてきた馬ということかもしれません。
この条件に当てはまる馬は
オコレマルーナ、
サトノギャラント、
ストローハット、
モンストール、
ロジメジャー
の5頭です(瞬発戦実績ありの馬に限る)
これらが人気薄で出走したら注意が必要かも。
人気馬の中で注目なのはやはり
ディープブリランテ。
前走
共同通信杯では逃げ馬不在で逃げて目標にされ
ゴールドシップに差されてしまいましたが今回は前に馬を置いて競馬が出来そう。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
バンザイ→ディープブリランテ→マイネルロブスト
えっ?
バンザイってどこから出て来たの?と思われるかもしれませんがどうやら今週末も雨が降る予報…。
重適性の方が重要ではないかと。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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ナイス!(
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