ゲシュタルト(競走馬)

注目ホース
会員登録(無料)して注目ホースに登録すると、出走情報やレース結果がメールで届きます。
今すぐ会員登録
写真一覧
抹消  鹿毛 2007年2月25日生
調教師長浜博之(栗東)
馬主畑佐 博
生産者細川農場
生産地新冠町
戦績44戦[2-4-3-35]
総賞金20,879万円
収得賞金4,200万円
英字表記Gestalt
血統 マンハッタンカフェ
血統 ][ 産駒 ]
サンデーサイレンス
サトルチェンジ
エンドレスウェルズ
血統 ][ 産駒 ]
エンドスウィープ
フサイチカツラ
兄弟 ベルメールプトラナ
市場価格
前走 2015/08/09 小倉記念 G3
次走予定

ゲシュタルトの競走成績

[ 競走データ ] [ 繁殖データ ]
マークが付いたメニューはウマニティ会員専用のコンテンツになります。メールアドレスがあれば登録は簡単!今すぐ会員登録(無料)しよう!
成績 条件別 競馬場別 距離別 重量別 騎手別 タイム別
開催日

R 競走名 コース









指数

負担
重量
(kg)
騎手調教師



馬体重
(kg)




(秒)

3F
通過順 1(2)着馬
15/08/09 小倉 11 小倉記念 G3 芝2000 1747114.41615** 牡8 53.0 川須栄彦長浜博之 520
(-2)
2.00.2 2.238.1⑤⑤⑤⑨アズマシャトル
15/07/12 福島 11 七夕賞 G3 芝2000 1659202.8159** 牡8 53.0 吉田豊長浜博之 522
(+6)
1.58.8 0.634.7⑤⑥⑦⑥グランデッツァ
15/06/14 東京 11 エプソムC G3 芝1800 1333234.51313** 牡8 56.0 木幡初広長浜博之 516
(0)
1.46.9 1.535.8④④エイシンヒカリ
15/05/23 東京 11 モンゴル大統 OP 芝1800 1859226.1158** 牡8 54.0 木幡初広長浜博之 516
(-10)
1.45.3 0.634.9④⑤サトノアラジン
15/03/14 中京 11 中日新聞杯 G3 芝2000 18611251.51615** 牡8 54.0 松若風馬長浜博之 526
(0)
2.04.3 3.138.6ディサイファ
14/11/22 京都 11 アンドロメダ OP 芝2000 1181021.998** 牡7 55.0 藤岡佑介長浜博之 526
(+4)
1.59.5 1.335.5④⑤⑤⑤ダコール
14/11/02 京都 11 カシオペアS OP 芝1800 1571364.5125** 牡7 58.0 藤田伸二長浜博之 522
(-4)
1.47.6 0.234.1ウインフルブルーム
14/10/05 阪神 11 ポートアイS OP 芝1600 136849.21112** 牡7 58.0 国分恭介長浜博之 526
(+4)
1.34.7 0.833.7⑨⑪オリービン
14/08/31 小倉 11 小倉日経OP OP 芝1800 1271034.8103** 牡7 58.0 国分恭介長浜博之 522
(+4)
1.45.6 0.435.6⑥⑥⑤⑤サトノジュピター
14/07/27 中京 11 中京記念 G3 芝1600 1612125.4159** 牡7 55.0 国分恭介長浜博之 518
(-6)
1.37.7 0.637.3④⑦④サダムパテック
14/06/22 阪神 11 米子S OP 芝1600 1271094.9117** 牡7 58.0 国分恭介長浜博之 524
(+6)
1.35.9 1.136.5サンライズメジャー
14/01/26 中京 11 東海S G2 ダ1800 1635354.71413** 牡7 56.0 勝浦正樹長浜博之 518
(0)
1.52.3 1.938.7⑧⑨⑪⑪ニホンピロアワーズ
14/01/12 中山 11 ポルックスS OP ダ1800 161171.61113** 牡7 57.0 勝浦正樹長浜博之 518
(-2)
1.53.1 2.239.5ソロル
13/12/07 阪神 11 朝日CC G3 芝1800 18714166.41712** 牡6 56.0 藤田伸二長浜博之 520
(-2)
1.47.3 0.834.3⑨⑩アルキメデス
13/11/23 京都 11 京阪杯 G3 芝1200 174897.81413** 牡6 56.0 四位洋文長浜博之 522
(-8)
1.08.2 0.733.1⑪⑪アースソニック
13/10/27 京都 11 カシオペアS OP 芝1800 117912.8710** 牡6 57.0 藤田伸二長浜博之 530
(+4)
1.47.4 1.035.1ミヤジタイガ
13/09/29 阪神 11 ポートアイS OP 芝1600 171281.41212** 牡6 57.0 藤田伸二長浜博之 526
(+6)
1.33.9 1.036.4⑤⑤ドリームバスケット
13/08/04 小倉 11 小倉記念 G3 芝2000 1581568.81414** 牡6 57.0 中井裕二長浜博之 520
(+10)
1.59.3 2.236.5メイショウナルト
13/07/21 福島 11 福島TVOP OP 芝1800 146104.925** 牡6 57.0 蛯名正義長浜博之 510
(-10)
1.48.8 0.535.8⑥⑧⑦④シルクアーネスト
13/03/09 中京 11 中日新聞杯 G3 芝2000 1871540.7115** 牡6 57.0 勝浦正樹長浜博之 520
(+4)
2.00.0 0.435.4⑧⑥⑦⑤サトノアポロ

⇒もっと見る


ゲシュタルトの関連ニュース

 2010年のGII・京都新聞杯を勝ったゲシュタルト(牡8歳、栗東・長浜博之厩舎、父マンハッタンカフェ、母エンドレスウェルズ)は、8月20日付でJRAの競走馬登録を抹消し、地方競馬(名古屋)へ移籍する予定と発表された。

 ゲシュタルトは44戦2勝。獲得賞金は2億879万1000円(付加賞含む)。重賞勝ち鞍は前記GII・京都新聞杯

ゲシュタルトの競走成績はこちら

【古馬次走報】ゲシュタルト、小倉日経オープンへ2014年8月8日(金) 05:02

 ★小倉記念を回避したゲシュタルト(栗・長浜、牡7)は、小倉日経オープン(31日、小倉、OP、芝1800メートル)へ向かう。

[もっと見る]

【小倉記念】ゲシュタルト師弟コンビ復活Vだ 2012年8月3日(金) 05:04

 小倉記念で2年3カ月ぶりの勝利を目指すゲシュタルトが2日、栗東トレセンで追い切りを行った。CWコースでラスト1ハロン11秒7と軽快な動きを披露。好感触をつかんだ今年3月デビューの中井裕二騎手(19)=栗・長浜=は「自厩舎の馬での挑戦ですし、気合が入ります」と目を輝かせた。

 真夏の朝日を全身に浴びて、ゲシュタルトがCWコースで躍動した。単走で感触を確認するように進み、直線のラスト1ハロンあたりでスパート。鞍上の手が動くとググッと頭を下げ、ビュッとひと伸びしてみせた。

 「(ラスト1ハロン)11秒7? オオッ! 上等じゃないですか!! (馬場を整備する直前で)ボコボコしていたのに…」

 実戦で初めてコンビを組む中井騎手の笑顔が弾ける。5カ月ぶりの七夕賞7着を使って、上昇ムードはたっぷりだ。「道中は折り合いをつけながら行きました。直線で手前を替えたら背中の使い方がよくなって、手応えも十分。トビが大きく、体をいっぱいに使いますね」と好感触を伝えた。

 ゲシュタルトは一昨年5月のGII京都新聞杯以来、2年3カ月も勝ち星から遠ざかっているが、昨秋の産経賞オールカマーアーネストリーの2着、今年1月のAJCCルーラーシップの3着になるなど、力が衰えているわけではない。加えて、今回と同じ小倉芝2000メートルは、一昨年12月の中日新聞杯3着、昨年の同レースで2着と相性がいい。「馬場は問題ありません。逃げ馬に行ってもらって、3番手あたりにつけたいですね」と中井は勝利へのプランを描く。

 中井は現在7勝で、これまで重賞には3回(マーメイドSタイキエイワン10着、CBC賞ファインチョイス13着、プロキオンSダノンエリモトップ8着)騎乗しているが、所属する長浜厩舎の馬で挑戦するのは初めて。長浜調教師は「馬は順調にきている。オーナーが『中井に乗せて』と言ってくれたのは、ありがたいこと。期待にこたえてくれたらええね」とエールを送った。

 師匠の言葉に応えるように、中井も気合十分。「バックアップしてくれたオーナーと先生に感謝です。自厩舎の馬で重賞を勝つのが、一番の恩返しになると思うので力が入ります」。師弟で挑む夏の決戦で、歓喜のシーンが訪れるかもしれない。 (小林政史)

[もっと見る]

【七夕賞】ゲシュタルト追われ好反応11秒4 2012年7月5日(木) 05:06

 2010年京都新聞杯(GII)の勝ち馬ゲシュタルトは、栗東DPコースで単走追い。小気味いいフットワークで加速し、追われてからの反応も上々。5ハロン62秒4、ラスト1ハロン11秒4でまとめた。「予定通りの調教ができた。順調に来ている」と長浜調教師は満足げに語った。

 中間は放牧に出して、心身をリフレッシュ。京都記念9着からの巻き返しに挑む。「前回は疲れもあった。今回は休み明けがどうかだけど、小回りコースは合うから」とトレーナーは前向きに話した。

[もっと見る]

【七夕賞】ゲシュタルト、休養効果で順調2012年7月4日(水) 05:04

 京都記念9着以来となるゲシュタルトは、4カ月半ぶりの復帰戦。乗り込みは入念だ。

 「順調にきているし、小回りも合う。休ませた効果で、動きはよくなっているよ」と長浜調教師は休み明けでも手応え十分なようだ。

[もっと見る]

【京都記念】ゲシュタルト鋭く伸び11秒02012年2月10日(金) 05:03

 AJCC3着ゲシュタルトはPコースで鋭く伸びて、ラスト1ハロン11秒0(5ハロン65秒0)を叩き出した。「最後に頭が浮いて遊んでしまうところがあるが、ここでも本気で走ればヒケは取らない。あとひと押しがきくかどうか。いいところを引き出したい」と藤岡佑騎手は意気込んでいる。

[もっと見る]

⇒もっと見る

ゲシュタルトの関連コラム

閲覧 633ビュー コメント 0 ナイス 6

第227話 「スプリングS


08年 36.3-37.0-35.6 =1.48.9 ▼5▼4△4 瞬発戦
09年 36.6-39.0-35.2 =1.50.8 ▼7▼9△1 瞬発戦
10年 35.8-36.8-35.6 =1.48.2 ▼3▼6△5 瞬発戦
12年 37.5-36.8-36.4 =1.50.7 ±0▼4△6 平坦戦 重

スプリングSは中盤が速くなりがちで底力問われるケースが多いため皐月賞への直結度が高い。
一方、弥生賞は中盤が緩んで瞬発力勝負になるケースが多いため皐月賞よりはダービー向き。
というのが一昔前のスタンダードな考え方だと思われます。
しかし、過去にも昨年も指摘しましたが弥生賞とスプリングSの立ち位置が微妙に変わりつつあります。
昨年こそ重馬場で中盤が速い平坦戦になりましたが08~10年は中盤が緩んでの瞬発戦が続いていました(11年は震災の影響で中山では開催されませんでした)
近年では「中盤が速くなりがちのスプリングS」とは言い切れないのです。
皐月賞への直結度も数字に表れていてスプリングS3着以内だった馬の皐月賞での成績は以下の通り

【03~07年】
3-2-0-8 勝率23.1% 連対率38.5% 複勝率38.5%
【08~12年】
1-0-1-9 勝率 9.1% 連対率 9.1% 複勝率18.2%

この傾向をどう考えるか?というのが予想のポイントの一つ。
近年傾向が変わってきたなら今年も同様にと思って中盤緩んでの瞬発戦になると考えるか、たまたま3年続いただけでやっぱり中盤速くなりやすいレースなはずだと考えるのか。
(ギャンブル的な考えでは少数派=人気のない方に目を張るべきと言えるかも)
では過去5年の連対馬のラップギアを見てみましょう。

1着馬
スマイルジャック  【瞬3平1消0】± 0▼ 3△ 2 ▼18±0△8 ▼11△2▼2
アンライバルド   【瞬2平0消0】▼ 2▼ 9△ 2 ▼17△6▼9
アリゼオ      【瞬2平0消0】▼ 8▼ 8△ 4 ▼ 7▼3△5
グランデッツァ   【瞬2平1消0】△ 1▼11△ 7 ▼ 3▼3△8 ▼ 9▼5▼1
2着馬
フローテーション  【瞬2平0消0】▼ 5▼ 3△10 ▼12▼9△3
レッドスパーダ   【瞬2平0消0】▼ 6▼ 4△ 4 ▼ 9▼8△3
ゲシュタルト    【瞬1平1消0】▼ 8△ 3± 0 ▼ 1▼1▼3
ディープブリランテ 【瞬3平0消0】▼12△ 1△ 7 ▼10▼7△7

近年は瞬発戦が多いせいか平坦戦実績はあまり重要ではないという傾向です。
瞬発戦実績は必須で▼10以上の大きな加速実績がある馬が多く連対しています。
(最低でもアリゼオゲシュタルトの▼8)

その他で気になるファクターは以下の通り。

【前走クラス別成績】
OP以上  4-2-1-28 勝率11.4% 連対率17.1% 複勝率20.0%
500万  0-2-1-13 勝率 0.0% 連対率12.5% 複勝率18.8%
未勝利以下 0-0-0- 5 勝率 0.0% 連対率 0.0% 複勝率 0.0%

【前走距離別成績】
今回延長 0-2-2-21 勝率 0.0% 連対率 8.0% 複勝率16.0%
同距離  2-1-2-16 勝率 9.5% 連対率14.3% 複勝率23.8%
今回短縮 2-1-0-12 勝率13.3% 連対率20.0% 複勝率20.0%

【前走着順】
1~3着  4-2-4-29 勝率10.3% 連対率15.4% 複勝率25.6%
4着以下 0-2-0-20 勝率 0.0% 連対率 9.1% 複勝率 9.1%

基本的には前走OP以上、距離1800m以上、3着以内という馬が勝ちやすいレースです。
これは過去10年で見てもあまり変わらないデータです。

今年の登録馬で上記の条件にあてはまる馬はアクションスターのみとなっています。
(次点)
タマモベストプレイ(最大加速は▼8)
フェイムゲーム(最大加速は▼8)
マイネルストラーノ(最大加速は▼7)
マズルファイヤー(最大加速は▼9)
次点の4頭は▼10以上の加速実績がなかったというだけです。
勝ち馬はこの中からピックアップしたいところ。
2着3着馬は多少上記の条件から外れてもOKだと思います。

イチオシはやはりアクションスター
京成杯の上位馬はスプリングSにはあまり相性が良くありませんが今年の京成杯は中盤緩む瞬発戦で▼8▼3△4と大きめの加速+連続加速というレース展開でこれを後方から差した1&2着馬は強かったと思えますし中山向きだとも思えます。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
アクションスターフェイムゲームテイエムダイパワー

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。


登録済みの方はこちらからログイン

2012年7月4日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第193話七夕賞(謎解き編)~
閲覧 643ビュー コメント 0 ナイス 2

第193話 「七夕賞


07年 35.5-48.2-36.6 =2.00.3 ±0△1△ 4 消耗戦
08年 35.7-48.3-35.8 =1.59.8 △2▼2△ 5 平坦戦
09年 36.2-48.7-35.3 =2.00.2 ▼1▼4△10 平坦戦
10年 36.0-48.7-35.7 =2.00.4 △1△2▼ 1 平坦戦

過去10年を見ても瞬発戦が一度もないというのがこのレース。
近年では展開的には2パターンがあります。
・スタートしてから速い流れで3コーナーまで進みそこから上がりの掛かる消耗戦
・1~2コーナーで一旦緩んで3コーナーからラスト4Fのロングスパート平坦戦
どちらにしても重要なのは「止まらない脚」であって斬れる脚はあまり必要ありません。
もちろん小回り向きの機動力も必要になるでしょう。
基本的には先週のラジオNIKKEI賞に近いレースです。
距離が200m長いのと3歳馬か古馬かという2点が違うだけですし。

では、連対馬のラップギアを見てみましょう。

1着馬
サンバレンティン  【瞬2平5消1】
ミヤビランベリ   【瞬1平3消0】
ミヤビランベリ   【瞬1平5消0】
ドモナラズ     【瞬0平5消1】
2着馬
アドマイヤモナーク 【瞬5平5消1】
ミストラルクルーズ 【瞬3平5消0】
アルコセニョーラ  【瞬6平3消0】
アルコセニョーラ  【瞬6平4消0】

凄く顕著な傾向で平坦適性の高い馬が勝利して瞬発平坦両方のタイプが2着となっています。
この傾向通りであればこれだけで勝つべき馬は相当絞られます。

ハンデ戦ということで斤量もポイントの一つかもしれません。
但し、個人的には重いか軽いかはそれほど重要なファクターではないと思っています。
このレースは平坦戦消耗戦がスタンダードなので加速というギアチェンジがあまり重要ではないので一度スピードに乗ってさえしまえば斤量の差はあまり関係ないと思うからです。
斤量の傾向とすれば
・過去10年で見れば斤量の重い(56k以上)馬が有利
・過去5年で見れば斤量の軽い馬も巻き返している
となっていて昔と最近では傾向が異なります。
しかし、過去5年で見ても10年で見ても同じ傾向なのは「前走よりも斤量の重い馬の好走率は高い」ということです。
斤量が重い軽いよりも自身の斤量が前走に比べてどうかということの方が重要といえます。
今年の登録馬で前走よりも斤量の重いのは、エーシンジーラインゲシュタルトダイワファルコントーセンラー、の4頭です。

上記の2項目だけとなるとエーシンジーラインがお勧め。
しかし、7歳馬で休養明けという点が若干不安。
それに加えて良績のあるコースが京都、小倉、旧中京と軽い馬場ばかりなのも気にかかります。
福島の最終週をこなせるかどうか、前走ダート戦の効果があれば。

平坦戦特化タイプではないがゲシュタルトもお勧めの一頭。
勝ちきるにはちょっと足りないがどちらかといえば小回りロングスパート平坦戦に向いている馬。
平坦戦で4着以下だったのはGⅠレースと阪神大賞典のみでGⅢであれば十分勝ち負けでしょう。

「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ゲシュタルトエーシンジーラインダイワファルコン


(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

[もっと見る]

2012年2月8日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第172話京都記念(謎解き編)~
閲覧 675ビュー コメント 0 ナイス 6

第172話 「京都記念

07年 38.6-63.0-35.6 =2.17.2 ▼4▼2△12 平坦戦 稍重
08年 36.7-61.6-35.3 =2.13.6 ▼4△6△2 平坦戦
09年 36.1-62.5-36.0 =2.14.6 ▼3▼5△13 瞬発戦
10年 36.5-63.5-34.4 =2.14.4 ▼2▼3▼1 平坦戦
11年 37.1-62.0-34.8 =2.13.9 ±0▼8△4 瞬発戦

開催時期とメンバー、そして出走頭数からして前半からハイペースになりにくいレース。
今年も登録の段階で11頭と少頭数になりおまけに逃げ馬不在というメンバーで前半スローは必至でしょう。
前半スローになりやすいとはいえ過去大きな加速が生じていないのはラスト4Fのロングスパート戦になるからです。
少頭数でスローとはいえ流石に古馬GⅡ戦なのでちんたら流して直線だけの競馬という可能性は低いと思います。

長い直線、ロングスパート戦、(前半スロー予想なので)先行>差し

という3点を重視すれば勝ち馬が見えてくるのではないかと思います。

今年の場合は適性というよりもウインバリアシオンダークシャドウトーセンラーヒルノダムールの4頭にどう順番を付けるのか?というのがポイントかなと思います。
また3連系の馬券ではゲシュタルトトレイルブレイザーの2頭が上記4頭に食い込むことが出来るかどうかという感じでしょう。

ウインバリアシオン
前半スローで後半ロングスパート戦というと前走のJCがそんな展開でした。
ダービー&菊花賞の2着馬なので適性的には問題はないはず。
追い込み一辺倒であれば不安とも思えますがJCで見せた様にマクリも出来る脚があって全く動けない馬ではありません、勝ち負け可能な馬。

ダークシャドウ
能力的にはメンバー中最上位ではないでしょうか。
(エンジンはGⅠクラスということ)
地脚が長けているのでスローよりはハイペース歓迎のクチですが極上の斬れも兼備しているのでGⅡGⅢレベルでも問題なし。まぁ、強いの一言です。
やっぱり怖いのは(スローペースによる)前の食い残し。
長く脚が続くタイプではないので騎手の追い出しタイミングは非常に重要。
ウインバリアシオンが早めに動いて一緒に行けば早めに脚が上がる不安もある。

トーセンラー
ロングスパート戦での実績はありませんがきさらぎ賞なんかを見ても長くいい脚が使えてる印象で特に問題ないと思います。
菊花賞ではウインバリアシオンに0.3秒遅れましたが3000mはちょっと長いのではと思っていたので距離短縮はプラス材料。
京都外回りは得意舞台で(対ウインバリアシオンで考えると)巻き返しは可能とみます。
4頭の中で一番前で競馬出来そうなのもプラスでしょう。

ヒルノダムール
昨年は3着でしたがその後春天を勝利と舞台適性は十分です。
上の3頭と違うのはローテ、ヒルノダムール前走有馬記念後の2走目ですがその他の馬は休養明け初戦となっています。
その辺り若干のアドバンテージがあるかもしれません(馬の状態で言ってしまえば海外遠征のダメージが完全に抜けているのか?という不安もありますが)
力関係でも昨年の大阪杯ではダークシャドウに勝っているので問題ないはず。

ゲシュタルトはここでは格負け、トレイルブレイザーはJCでウインバリアシオンに先着しましたが枠順と展開に助けられた感あり。


「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
トーセンラーヒルノダムールウインバリアシオン

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

[もっと見る]

2011年9月26日(月) 00:09 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第141話オールカマー(解決編)~
閲覧 609ビュー コメント 0 ナイス 3

12.3-11.3-12.6-12.2-12.1-11.7-11.9-11.6-11.8-11.4-12.3 =2.11.2
(36.2-59.5-35.5) △2▼4△9 平坦戦

過去5年で比べるとテンの3Fは2番目に速く中盤は最速でした。
9頭立てと少頭数でのレースとなりましたが例年よりも若干速いペースでした。
向正面に入った辺りで逃げたシャドウゲイトのペースが上がりましたがちょっと気分良く行かせすぎたのかなという感じです。
逃げたい馬はシャドウゲイトぐらいしか見当たりませんでしたがコロンバスサークルが積極的に先行したおかげでテンが若干速くなりました。
ここで緩くスタートしていればラスト1200mからのロングスパートもOKでしょうがちょっと無謀なペースUPだったと思われます。
馬が勝手に行ってしまっただけかもしれませんけど。

2番手追走のコロンバスサークルも向正面のペースUPに引っ張られる形となりましたが3番手追走のアーネストリーは慌てず騒がずといった内容で自分のペースできっちり追走。
3コーナーからじわじわ進出し4コーナー回った時には前2頭は既に射程圏内。
直線で突き放すと悠々とゴールイン。
流石に格が違うといったレース振りでした。
秋天への叩き台とすれば上々のスタート、後は相手関係と鬼門の東京コースということになるでしょう。
力があるのは確かなので乗り方で克服出来るかどうか。

2番人気のカリバーンは4コーナーでアーネストリーを負かしに行ったところで突き放されて力尽きました。
そこでゲシュタルトに差されはしましたがこれは展開のアヤで特に気にする必要はないでしょう。
GⅠとなると現時点では足りないでしょうが重賞でやれる目途はついたと思います。
東京向きな馬だとは思うので次走の巻き返しは可能でしょう。
AR共和国杯辺りでしょうか?

2着のゲシュタルトは久々の重賞好走。
ロングスパート戦には適性があり今回は展開が向いたことも好走に繋がったと思われます。
まだ4歳馬なのでこれからもう少し伸びしろがあるかもしれません。

3番人気のマイネルラクリマは6着。
3歳馬とすればちょっと荷が重いレースだったと思います。

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

[もっと見る]

2011年2月18日(金) 21:00 上海こうぞう
コウゾウメン~今週末の調教注目馬~ 2月19・20日分
閲覧 550ビュー コメント 0 ナイス 12

みなさん、こんにちは!

いよいよG1が開幕しますね♪
小生は苦手なので、あまり嬉しくありませんが、今年のフェブラリーに限っては特別な心情。

デビューからずっと応援し続けているセイクリムズンがいよいよG1挑戦。
オープン入りする前に、フェブラリーSは勝てる馬と確信。そう思わせるくらい、調教が動く馬。
昨年は出走出来ませんでしたが、2年越しの夢、叶えてもらいたいです^^v



1.重賞の調教重視予想

<土曜・東京11R> ダイヤモンドステークス
キタサンアミーゴ
ゲシュタルト
ビートブラック
スリーオリオン
関西馬を狙うが、坂路組よりCW組を上位評価。
中間の動きがいいキタサンアミーゴ、追走して遅れたが全体の時計は速いゲシュタルトが本命・対抗。
メインRに騎乗馬が無い幸くんが、目の前で走るビートブラックをどう見つめるのかなぁ(T_T)

<日曜・東京11R> フェブラリーステークス
セイクリムズン
ダノンカモン
マチカネニホンバレ
バーディバーディ
今週の時計を要する坂路でも抜群のラップを刻んだセイクリムズン本命。
使い込んでいるが、CWでしっかり追って来たダノンカモンが対抗。
超大型馬で使いながら上昇中のマチカネニホンバレが単穴。
あとは動きが良くなってきた魅力の4歳馬バーディバーディ


2.新馬戦の調教評価
今週はチェックする時間がなかったのですが、
土曜は東京はメリーチャン、京都はブラックアテナ、
日曜は東京のファントムロード&クラッシーゲイトが調教では目立っていました。


3.今週の幸くん

土曜は3Rレインボーデイズ、12Rブレーヴゴールドが魅力。
日曜は差し馬の騎乗が目立ちますが、6Rスマートイーグル、9Rヒカリキャピタルが面白そう。


今週の日曜は府中で生観戦♪
生観戦してるときは幸くんがいつも頑張ってくれますので、楽しみです!

また、日曜のサンスポ新聞でもフェブラリーSの予想を披露します。
当たりますように(祈)

それでは今週末も思いっきり競馬を楽しみましょう!

[もっと見る]

2011年1月12日(水) 19:00 本命ドリパス
『競馬』という名の推理小説 ~第95話日経新春杯(謎解き編)~
閲覧 652ビュー コメント 0 ナイス 2

第95話 「日経新春杯

06年 34.8-37.6-37.6-36.3 =2.26.3 ▼5△3△6 瞬発戦
07年 34.7-38.8-38.3-35.6 =2.27.4 ±0▼1△7 平坦戦
08年 35.2-38.1-36.7-37.4 =2.27.4 △3±0△8 消耗戦
09年 35.7-38.0-36.3-36.6 =2.26.6 △3±0△9 消耗戦
10年 34.0-37.3-37.3-35.8 =2.24.4 ▼2△2▼3 平坦戦

過去5年で瞬発戦が僅か1回、消耗戦が2回もあるという結果がこのレースを象徴しているように感じます。
3コーナー下りからのロングスパート戦というのがデフォルト。
そこまでにどういうペースで流れたかという違いで瞬発戦になったり平坦戦になったりするということ。
結局のところこのレースで最も重要なのは「長くいい脚が使えること」に尽きる。
そしてこのロングスパート戦においては前半で脚を一旦使ってしまう先行馬よりも差し馬の方が有利となる訳です。
09年にはテイエムプリキュアが逃げ切っていますが、あのレースは彼女のベストレース。
雨が降っていたことや49kgという軽い斤量と多少恵まれた感はありますが36.3-36.6という絶妙な流れで2着のナムラマースに3馬身半も差を付けて勝利しています。
もう一度同じことやれと言われても難しいでしょう。
こういう年もなかにはありますが中心は差し馬でいいと思います。
但し、今年の場合は少頭数の逃げ馬不在というメンバー構成になりそうで超スローペースも考えられます
この辺りは要注意でしょう。

さて「長くいい脚」というポイントで過去の勝ち馬のラップギアをチェックしてみたいと思います。

06年 アドマイヤフジ
【瞬0平4消0】【瞬発1瞬平2平坦0消平0消耗0】
07年 トウカイワイルド
【瞬3平3消0】【瞬発1瞬平1平坦4消平0消耗0】
08年 アドマイヤモナーク
【瞬5平6消2】【瞬発0瞬平8平坦5消平0消耗0】
09年 テイエムプリキュア
【瞬1平1消1】【瞬発0瞬平0平坦1消平0消耗1】
10年 メイショウベルーガ
【瞬3平2消1】【瞬発1瞬平3平坦1消平1消耗1】

やはり平坦戦実績と平坦コース実績というのがポイントになりそうな気がします。
人気の中心は58kgでもローズキングダムになると思いますが、平坦戦成績0-1-0-1となっていて唯一馬券外になったのも平坦戦の皐月賞でした。
付け入る隙があるとすればその辺りでしょうか。
そこで狙い目となってくるのが

ゲシュタルト
【瞬2平2消0】【瞬発0瞬平3平坦1消平0消耗0】

京都外回りの京都新聞杯ではコスモファントムレーヴドリアンに勝利しています。
前走の中日新聞杯は離された3着ではありますが1、2着馬のトゥザグローリーコスモファントムが次走も好走しています。
2頭に続けるか?


「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ゲシュタルトローズキングダムビートブラック

(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。

[もっと見る]

⇒もっと見る

ゲシュタルトの口コミ


口コミ一覧
閲覧 743ビュー コメント 0 ナイス 8

 今週は東で行われる今年最初のG2「AJCC」。このレースは先週行われた『日経新春杯』と比較してどのようなレースなのか。

 昨年の日記では次のように書かせていただきました。

『古馬になった4歳馬にとって、G1に挑戦するだけの成長力が備わったかを確かめるためのレースが『日経新春杯』だとするなら、『AJCC』はある程度G1でも通用するだけの力があると考えられる4歳馬が腕試しをするためのレースの役割(位置付け)になっていると言えます。』

言い換えれば、4歳馬にとって
『日経新春杯』はG1の挑戦権を獲るため登竜門。力試しのG2レース。
『AJCC』は、すでにG2やG1を経験した5歳以上の馬たちと力関係を図る、腕試しのG2レース。

 AJCCに出走する馬たちの方がG1の壁が若干低い(能力が高い)ように感じられます。

 その根拠として示したデータは以下の通りでした。

①過去10年間、AJCC で複勝圏に入った30頭の内14頭が春のG1レース(6月まで)に出走しています。

②過去10年間、日経新春杯で複勝圏に入った30頭の内22頭が春のG1レース(6月まで)に出走しています。

日経新春杯の30頭の内22頭がG1に出走したのに比べ、

上半期のG1に出走した頭数はAJCCの出走馬の方が少ないですが、G1の成績で比較すると

 日経新春杯(G1:1-1-1-19 内4歳馬:1-1-1-9)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2016年

   勝率 4.5% 連対率 9.1% 複勝率13.6%
 ( 勝率 8.3% 連対率16.7% 複勝率25.0% 4歳馬 )

  AJCC (G1:2-2-0-11 内4歳馬:1-0-0-7)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

   勝率13.3% 連対率26.7% 複勝率26.7%
 ( 勝率 12.5% 連対率12.5% 複勝率12.5% 4歳馬 )

G1における勝率は3.0倍、連対率で2.9倍、複勝率で2.0倍と、AJCC組が日経新春杯組を圧倒しています。
(4歳馬に限れば1.5倍、連対率で0.7倍、複勝率で0.5倍と、逆に日経新春杯組がリードしています。)


 これに2021年分を加えると

【2021年日経新春杯の上位入賞馬のG1出走状況】
1着 ショウリュウイクゾ →次走 阪神大賞典  G2 10着→G1不出走 登録抹消 5歳
2着 ミスマンマミーア  →次走 ダイヤモンドS G3 10着→宝塚記念6着(4戦目)→登録抹消 6歳
3着 クラージュゲリエ  →次走 中山記念   G2 9着→登録抹消 5歳

 日経新春杯(G1:1-1-1-20 内4歳馬:1-1-1-9)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2017年

   勝率 4.3% 連対率 8.7% 複勝率13.0%
 ( 勝率 8.3% 連対率16.7% 複勝率25.0% 4歳馬 )

【2021年AJCCの上位入賞馬のG1出走状況】
1着 アリストテレス  →天皇賞(春)4着、宝塚記念9着
2着 ヴェルトライゼンデ→長期休養中(1年)
3着 ラストドラフト  →上半期G1不出走、※天皇賞(秋)8着

  AJCC (G1:2-2-0-12 内4歳馬:1-0-0-8)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

   勝率12.5% 連対率25.0% 複勝率25.0%
 ( 勝率 11.1% 連対率11.1% 複勝率11.1% 4歳馬 )

G1における勝率は2.9倍、連対率で2.9倍、複勝率で1.9倍と、やはりAJCC組の成績が上回っています。
(4歳馬に限れば1.3倍、連対率で0.7倍、複勝率で0.4倍と、日経新春杯組のG1成績優位は変わりません。)


 AJCCがどのようなレースなのか、日経新春杯と比較しながらG1との関連を分析してきましたが、それはレース後のことであって、ここでは予想の中核ではないないものの、全く無視するわけにはいかないものとして捉えつつ、有力馬の選択取捨に移りたいと思います。

 出走馬を次のように3つに分類してみます。
①G1の前哨戦・ステップとして出走してくる実力馬
(G1出走経験馬、G2連対馬、クラシック実績のある4歳馬)

②G2タイトルの獲得を目標に出走してくるとみられる能力の向上・成長が認められる能力馬
(G3の勝馬でG2上位入賞経験馬、3歳G2・G3で連対経験のある4歳馬)

③G2上位入賞を狙っているとみられるG2初出走馬
(G3ウイナーか重賞で連対経験のある馬、重賞未出走の無敗馬)

①5歳以上

 ポタジェ      天皇賞(秋)6着←毎日王冠G23着←新潟大賞典2着←金鯱賞G23着

 キングオブコージ  中日新聞杯5着←オールカマー9着←京都大賞典3着←目黒記念G21着

 ダンビュライト   京都記念9着←京都記念3着←京都大賞典2着←京都記念1着
           ←AJCC6着←AJCC1着

 ラストドラフト   中日新聞杯9着←天皇賞(秋)8着←毎日王冠13着←日経賞8着
           ←AJCC3着←AJCC3着
 
①4歳馬
 オーソクレース   菊花賞2着←セントライトG23着←ホープフルS2着


②5歳以上
 マイネルファンロン 中日新聞杯17着、毎日王冠G212着←新潟記念G31着

②4歳馬
 アサマノイタズラ  有馬記念16着←菊花賞9着←セントライトG21着

③5歳以上
 アンティシペイト  アルゼンチン共和国杯8着←3勝クラス1着

 クレッシェンドラヴ 七夕賞14着←大阪杯11着、福島記念1着、七夕賞1着

 ボッケリーニ    中日新聞杯4着、小倉大賞典2着←中日新聞杯1着

③4歳馬

④その他

5歳以上
 キャッスルトップ  地方馬

 エヒト       オープン昇級初挑戦、格上挑戦チャレンジCG39着

 ソッサスブレイ   AJCC13着、オールカマー12着

 スマイル      オープン昇級初挑戦


①~③に分類されなかった出走馬は、G2では力不足として穴馬としても残せません。また、①~③についても目標とするレースとしての仕上げの本気度を推測して印を打つことになりますが、次の2点について重要視したいと思います。


Ⅰ.リピーターの扱い

 このレースが、G1でタイトル争いができる能力があるか、実力を確かめるレースとして各陣営が出走させているG2だと考えれば、再度出走してくるのは、連覇を狙うリピーターというより、年齢による能力の低下の懸念を払拭できるか確かめたい馬であり、上位入賞した翌年以降このレースで成績が上がる馬は『日経新春杯』と同じく珍しいようです。

 リピーター?的な馬の成績を示してみるとそのことがよく分かると思います。

2021年
 ラストドラフト  3着→3着
 ステイフーリッシュ2着→4着
 ジェネラーレウーノ11着→17着

2018年
 ダンビュライト  1着→6着 
 ミッキースワロー 2着→4着 
 マイネルミラノ  3着→10着 

2017年
 ミライヘノツバサ 3着→10着 

2016年
 ディサイファ   5着→1着→不出走→6着 
 ショウナンバッハ 3着→8着→8着→7着 

2015年
 クリールカイザー 1着→12着 

2014年
 フェイムゲーム  3着→12着 

2013年
 ダノンバラード  1着→12着 

2012年
 ゲシュタルト   3着→9着 

2011年 
 ネヴブション   1着→1着→3着→(7着) 

 こんな感じで、ネヴブションのように連覇したのは例外中の例外。一度上位入賞した馬は複勝圏外に敗れるリピーターばかりで、着順が上がるのは1/13頭(7.7%)、同着以上になった延べ回数でも3/19回(15.8%)というように厳しい結果を示しています。

 今年は、2021年3着と16着及び不出走だった次の3頭が出走登録しています。
ラストドラフト  3着→3着 
ステイフーリッシュ2着→4着→不出走
ソッサスブレイ  16着

 この3頭を思い切って予想から外すのもいいかもしれません。


Ⅱ.4歳馬 VS 古馬
今年の4歳馬は、5歳以上の馬たちを上回る成績を残せるのでしょうか。

【2020年までの10年間】
1着馬について

4歳馬1勝(ダンビュライト)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)・・・と、5歳以上馬がほぼ完勝しています。


2着馬について

4歳馬4頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭、8歳馬2頭。2着にフォーカスすると、4歳馬が一番多く連対しています。

【2021年の結果】
1着 アリストテレス  →天皇賞(春)4着、宝塚記念9着 4歳
2着 ヴェルトライゼンデ→長期休養中(1年)       4歳
3着 ラストドラフト  →上半期G1不出走、※天皇賞(秋)8着 5歳

 昨年は、4歳馬のワンツーフィニッシュで、5歳馬が3着。4歳馬が巻き返しました。

4歳馬2勝(ダンビュライト、アリストテレス)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)

連対数で見ると(2010年~2021年 11年間)
4歳馬7頭、5歳馬6頭、6歳馬4頭、7歳馬3頭、8歳馬2頭

昨年の4歳馬は無敗の三冠馬コントレイルが飛び抜けて強く、他の4歳馬は評価がイマイチだったにもかかわらず、4歳馬のワンツーフィニッシュでした。

 今年の4歳馬は、早くから古馬混合戦で勝利を挙げるなど世代全体のレベルが高いと評価されています。ではこのレースに出走を予定している4歳馬は、昨年出走した4歳馬と比較して能力(成績)は高いのでしょうか。

【2021年の出走4歳馬】
1着 アリストテレス   ←菊花賞2着←2・1勝クラス2連勝
2着 ヴェルトライゼンデ ←菊花賞7着←神戸新聞杯2着←ダービー3着←皐月賞8着、ホープフルS2着
6着 ウインマリリン   ←エリザベス女王杯4着←秋華賞15着←オークス2着
11着 サトノフラッグ   ←菊花賞3着←セントライト2着←ダービー11着←皐月賞5着

【2022年の出走4歳馬】
?着 オーソクレース  ←菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着
?着 アサマノイタズラ ←有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着

 オーソクレースについては、昨年1着アリストテレス及び2着ヴェルトライゼンデと同等または同等以上の成績を残しています。(菊花賞2着・ホープフルS2着)

 アサマノイタズラについては、菊花賞9着では若干見劣りそうですが、セントライト記念ではオーソクレースに先着し、勝利している事実は無視できません。

 では、この成績が現4歳世代の中ではどのような位置に当たるかも分析してみたいと思います。これまで古馬との対戦で勝利(先着)した現4歳世代の実力馬たちと比較してみます。

 比較の対象は、次の3頭です。

エフフォーリア 有馬記念1着←天皇賞(秋)1着←ダービー2着←皐月賞1着
(有馬記念516kg(+10kg)←皐月賞504kg(-12kg)←新馬戦516kg)

ヨーホーレイク 日経新春杯1着←ダービー7着←皐月賞5着←ホープフルS3着
(日経新春杯508kg(+4kg)←皐月賞504kg(+12kg)←新馬戦492kg)

ステラヴェローチェ 日経新春杯2着←有馬記念4着←菊花賞4着←神戸新聞杯1着←ダービー3着
         ←皐月賞3着←朝日FS2着
(日経新春杯498kg(-2kg)←皐月賞500kg(+12kg)←新馬戦488kg)

 以下の5レースで、出走を予定している2頭と上記3頭を比較することで評価してみたいと思います。


【有馬記念】
1着 エフフォーリア  3歳
2着(ディープボンド  4歳 菊花賞4着、ダービー5着、皐月賞10着)
3着(クロノジェネシス 5歳)
4着 ステラヴェローチェ3歳
5着(タイトルホルダー 3歳 菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着)
16着 アサマノイタズラ 3歳

 アサマノイタズラは、スタートからゴールまで終始最後方。レース後にジョッキーが「反応がなかった。・・・何もなければいいですね。」とコメントする不可解な負け方でした。

 後日、気管支に炎症があったことが原因とみられ、今回は度外視できると考えたい。


【菊花賞】
1着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着)
2着 オーソクレース
3着(ディヴァインラヴ  1・2勝クラス2連勝)
4着 ステラヴェローチェ 日経新春杯2着←有馬記念4着←菊花賞4着←神戸新聞杯1着
             ←ダービー3着
5着(ディープモンスター ダービー16着、皐月賞7着)
9着 アサマノイタズラ 

 オーソクレースは、2勝馬ながらG1で2着2回なら、能力は世代トップクラスを証明したことになり、4歳ではG2勝利に近いポジションを得たと言える。

 アサマノイタズラは、最後方からスムーズなレースができなかったものの、上がり3ハロンは最も速い末脚を見せた。展開が向けばG2で上位争いは可能だと思う。



【セントライト記念】
1着 アサマノイタズラ  有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着
2着(ソーヴァリアント  チャレンジC1着←セントライト2着←1・2勝クラス2連勝)
3着 オーソクレース   菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着
4着(カレンルシェルブル 長良川特別1着←セントライト4着←1勝クラス1着)
5着(ヴィクティファルス 菊花賞13着←セントライト5着←ダービー14着←皐月賞9着
             ←スプリングS1着)
13着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着
             ←ホープフルS4着)

 アサマノイタズラは、中団やや後方の、この馬にとっては好位置から最速の末脚を駆使してオーソクレースに先着した事実は、能力の高さと認めたい。AJCCと同舞台での勝利であることも評価したい。

 オーソクレースは、9カ月休養後の3歳初戦のG2で3着なら、実力馬として成長してきたことが窺われる。


【皐月賞】
1着 エフフォーリア   有馬記念1着←天皇賞(秋)1着←ダービー2着←皐月賞1着
2着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着)
3着 ステラヴェローチェ 日経新春杯2着←有馬記念4着←菊花賞4着←神戸新聞杯1着
             ←ダービー3着
4着(アドマイヤハダル  ダービー17着←皐月賞4着←1勝クラス・若葉S1着 2連勝)
5着 ヨーホーレイク   日経新春杯1着←ダービー7着←皐月賞5着←ホープフルS3着
16着 アサマノイタズラ  有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着

 アサマノイタズラは、スタート直後によろけて他馬と接触。外枠から脚を使い好位5番手の位置を確保します。ところが、ダノンザキッドに向こう正面で2度も馬体をぶつけられ、第3コーナーから第4コーナーにかけて、ずっと外側を回らされることになります。

 最終コーナーから直線を向く直前、追い出しをかけようとした瞬間、先にヨーホーレイクが強引にダノンザキッドとアサマノイタズラの間に割り込み、またも体をぶつけられると、アサマノイタズラは更に外側にはじかれてしまいます。

それで、嫌気が差したのか手応えがなくなり、鞭が入っても伸びずに16着に沈みました。着順だけ見ると力不足の結果と思いますが、あれだけの不利を受けなければもっと戦えたかもしれないとパトロールビデオを見て情状酌量の余地を感じさせられました。


【ホープフルS】
1着(ダノンザキッド   マイルCS 3着←富士S4着←皐月賞15着←ホープフルS1着
             ←東スポ2歳S1着)
2着 オーソクレース   菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着←アイビーS1着
3着 ヨーホーレイク   日経新春杯1着←ダービー7着←皐月賞5着←ホープフルS3着
             ←紫菊賞1着
4着(タイトルホルダー  菊花賞1着、セントライト13着、ダービー6着、皐月賞2着
             ←ホープフルS4着)
5着(シュヴァリエローズ 皐月賞11着←若葉S2着←ホープフルS5着←萩S1着)

 オーソクレースは、その後のG1またはG2で勝ち負けする実力馬たちと戦い、2歳G1で連対したことでその能力を示した。その後、9カ月の休養に入り、勝ち星をあげられないまま既に2戦を終了した。

 古馬となって、G1に出走する前にG2のタイトルを奪取し、是が非でも賞金を加算したいはずである。そうすれば、G1に余裕を持って出走できので、かなり仕上げてAJCCに出走してくると予想される。


 以上、5つのレースについて検討してみた結果、体調万全で出走が叶えば、2頭ともこのレースの有力馬として扱いたい。



 さて、いよいよ出走馬の取捨の検討に入ります。まず、出走する14頭を年齢別に分類します。


【AJCC出走予定馬】
4歳:2頭
 アサマノイタズラ 有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着
 オーソクレース  菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着

 ※地方馬参戦するキャッスルトップは、予想の対象から外します。


5歳:3頭
 アンティシペイト アルゼンチン共和国杯8着 中山1-2-0-1 全4-5-0-4
 エヒト      3勝クラス1着 G2初挑戦、G3チャレンジC9着格上挑戦
 ポタジェ     天皇賞(秋)6着、G2毎日王冠3着・金鯱賞3着、G3新潟大賞典2着


6歳:4頭
 キングオブコージ 中日新聞杯5着、G2目黒記念1着・京都大賞典3着・オールカマー9着
 スマイル     3勝クラス1着 中山4-1-1-1 重賞初挑戦
 ボッケリーニ   中日新聞杯3着、G2初挑戦、
          G3中日新聞杯1着・3着・小倉大賞典2着・新潟大賞典5着・中京記念6着
ラストドラフト   中日新聞杯9着、G1天皇賞(秋)8着、G3中日新聞杯2・9着 3歳G31着
          G2AJCC3・3着・金鯱賞5着・アルゼンチン杯2着・日経賞8着・毎日王冠13着


7歳:1頭
 マイネルファンロン中日新聞杯17着、G2毎日王冠10・12着・金鯱賞8着
          G3新潟記念1着を始め、G3を9戦して2・16・12・14・15・14・1・8・17着


8歳:3頭
 クレッシェンドラヴ七夕賞14着、G1大阪杯11着・有馬記念8着・ジャパンC13着
          G2オールカマー4・5着、G314・七夕賞1・7・福島記念1・2着
 ソッサスブレイ  ディセンバーS3着、G2オールカマー12着・AJCC16着→?着
          G3関屋記念13着
 ダンビュライト  名古屋GP3着、G1宝塚記念9着・天皇賞(春)9着・ジャパンC14着・大阪杯9着
          G2AJCC1着→6着→不出走→?着


2010年から2021年の11年間の1着馬を年齢別に見てみると

1着馬については、4歳馬2勝(ダンビュライト、アリストテレス)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)・・・と、4歳VS 5歳以上馬で比較すると、4歳馬は不利に見えます。


 では、AJCCにおける2着馬についてはどうなのでしょう。

 4歳馬5頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭、8歳馬2頭

2着にフォーカスすると、4歳馬が一番多く連対しています。これを1着馬と合わせた連対馬(22頭)で比較すると

 4歳馬7(2+5)頭、5歳馬6(5+1)頭、6歳馬4(3+1)頭、7歳馬3(1+2)頭、8歳馬2(0+2)頭

 4歳馬が勝ち負け(1着か2着)に絡む可能性が高いという観点で予想し、印を付けたいと思います。


【AJCC最終予想】

△1.キングオブコージ 中日新聞杯5着、G2目黒記念1着・京都大賞典3着・オールカマー9着
▲2.アサマノイタズラ 有馬記念16着←菊花賞9着←セントライト1着←皐月賞16着
 3.キャッスルトップ   地方馬
 4.クレッシェンドラヴ七夕賞14着、G111・8着・13着G24・5着、G32-1-0-2
 5.エヒト      3勝クラス1着 G2初挑戦、G3チャレンジC9着格上挑戦
○6.ポタジェ     天皇賞(秋)6着、G2毎日王冠3着・金鯱賞3着、G3新潟大賞典2着
△7.ダンビュライト 名古屋GP3着、G19・9着・14・9着、AJCC1着→6着→不出走→?着
△8.アンティシペイト アルゼンチン共和国杯8着 中山1-2-0-1 全4-5-0-4
注9.ボッケリーニ   中日新聞杯3着、G2初挑戦、G3 1着・3着・2着・5着・6着
×10.ラストドラフト  中日新聞杯9着、G1天皇賞(秋)8着、
            G2AJCC3・3着・アルゼンチン杯2着
◎11.オーソクレース  菊花賞2着←セントライト3着←ホープフルS2着
 12.ソッサスブレイ  ディセンバーS3着、G2オールカマー12着・AJCC16着→?着
注13.スマイル     3勝クラス1着 中山4-1-1-1 重賞初挑戦
 14.マイネルファンロン 中日新聞杯17着、G210・12・8着、G3 1-1-0-7


 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。




※ 参考資料


【過去10年間の1着~3着馬のその後の上半期出走状況】
2021年
○アリストテレス  1着→天皇賞(春)4着、宝塚記念9着
△ヴェルトライゼンデ2着→長期休養中(1年)
 ラストドラフト  3着→上半期G1不出走、※天皇賞(秋)8着

2020年
 ブラストワンピース1着→大阪杯7着・宝塚記念16着
 ステイフーリッシュ2着→京都記念3着→大阪杯9着
 ラストドラフト  3着→金鯱賞5着→休養G1不出走

2019年
 シャケトラ    1着→阪神大賞典1着→(G1故障不出走)
 フィエールマン  2着→天皇賞(春)1着 (G1:3-1-1-0)
 メートルダール  3着→金鯱賞13着→G1不出走

2018年
 ダンビュライト  1着→大阪杯G1 6着・QEC7着・宝塚記念5着
 ミッキースワロー 2着→大阪杯G1 5着
 マイネルミラノ  3着→エプソムカップ11着→G1不出走

2017年
 タンタアレグリア 1着→休養
 ゼーヴィント   2着→七夕賞1着 G1不出走
 ミライヘノツバサ 3着→日経賞2着→G1不出走

2016年
 ディサイファ   1着→日経賞5着→安田記念6着
 スーパームーン  2着→目黒記念7着→G1不出走
 ショウナンバッハ 3着→京都記念14着・中日新聞杯11着→G1不出走

2015年
 クリールカイザー 1着→日経賞10着→天皇賞(春)16着
 ミトラ      2着→中日新聞杯5着→G1不出走
 エアソミュール  3着→大阪杯3着・鳴尾記念4着→G1不出走

2014年
 ヴェルデグリーン 1着→中山記念5着→宝塚記念12着(引退)
 サクラアルディート2着→日経賞11着→G1不出走
 フェイムゲーム  3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)6着

2013年
 ダノンバラード  1着→中山記念6着・日経賞7着・鳴尾記念3着→宝塚記念2着 
 トランスワープ  2着→日経賞11着→休養
 アドマイヤラクティ3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)4着

2012年
 ルーラーシップ  1着→日経賞3着→QEC1着→宝塚記念2着
 ナカヤマナイト  2着→大阪杯G2 5着・鳴尾記念4着→宝塚記念8着
 ゲシュタルト   3着→京都記念9着→休養

2011年
 トーセンジョーダン1着→阪神大賞典 取り消し→宝塚記念9着
 ミヤビランベリ  2着→ダイヤモンドカップ12着・日経賞9着→引退
 ネヴブション   3着→中山金杯12着→休養


  AJCC (G1:2-2-0-11 内3歳馬:1-0-0-7)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

 ビター ティー 2021年1月22日(金) 13:58
今年初の東のG2レースAJCCの位置付けは?! G2は、や...
閲覧 741ビュー コメント 0 ナイス 12

 先週は今年最初のG2レース「日経新春杯」について出走馬たちが次のレースにどんなレースを選択しているのかを分析して予想してみましたが、それは西で行われる初G2の話です。

 今週、東で行われるG2「AJCC」はどんなレースなのでしょうか。過去10年間の1着~3着の上位入賞馬を列挙して、先週行われた『日経新春杯』の出走馬と比べてAJCCの予想を進めたいと思います。

2020年
 ブラストワンピース1着→大阪杯7着・宝塚記念16着
 ステイフーリッシュ2着→京都記念3着→大阪杯9着
 ラストドラフト  3着→金鯱賞5着→休養G1不出走
2019年
 シャケトラ    1着→阪神大賞典1着→(G1故障不出走)
 フィエールマン  2着→天皇賞(春)1着 (G1:3-1-1-0)
 メートルダール  3着→金鯱賞13着→G1不出走
2018年
 ダンビュライト  1着→大阪杯G1 6着・QEC7着・宝塚記念5着
 ミッキースワロー 2着→大阪杯G1 5着
 マイネルミラノ  3着→エプソムカップ11着→G1不出走
2017年
 タンタアレグリア 1着→休養
 ゼーヴィント   2着→七夕賞1着 G1不出走
 ミライヘノツバサ 3着→日経賞2着→G1不出走
2016年
 ディサイファ   1着→日経賞5着→安田記念6着
 スーパームーン  2着→目黒記念7着→G1不出走
 ショウナンバッハ 3着→京都記念14着・中日新聞杯11着→G1不出走
2015年
 クリールカイザー 1着→日経賞10着→天皇賞(春)16着
 ミトラ      2着→中日新聞杯5着→G1不出走
 エアソミュール  3着→大阪杯3着・鳴尾記念4着→G1不出走
2014年
 ヴェルデグリーン 1着→中山記念5着→宝塚記念12着(引退)
 サクラアルディート2着→日経賞11着→G1不出走
 フェイムゲーム  3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)6着
2013年
 ダノンバラード  1着→中山記念6着・日経賞7着・鳴尾記念3着→宝塚記念2着 
 トランスワープ  2着→日経賞11着→休養
 アドマイヤラクティ3着→ダイヤモンドS1着→天皇賞(春)4着
2012年
 ルーラーシップ  1着→日経賞3着→QEC1着→宝塚記念2着
 ナカヤマナイト  2着→大阪杯G2 5着・鳴尾記念4着→宝塚記念8着
 ゲシュタルト   3着→京都記念9着→休養
2011年
 トーセンジョーダン1着→阪神大賞典 取り消し→宝塚記念9着
 ミヤビランベリ  2着→ダイヤモンドカップ12着・日経賞9着→引退
 ネヴブション   3着→中山金杯12着→休養

 まず、過去10年間、このレースで複勝圏に入った30頭の内15頭が春のG1レース(6月まで)に出走しています。

  天皇賞(春)3頭、大阪杯G1 4頭、安田記念1頭、宝塚記念7頭

 これは、日経新春杯の30頭の内22頭に比べ、頭数は少ないですが、G1の成績で比較すると

  日経新春杯(G1:1-1-1-19)
   天皇賞(春)1着 ヒルノダムール   2011年
   天皇賞(春)2着 グローリーヴェイス 2019年
   天皇賞(春)3着 シュヴァルグラン  2017年

   連対率6.7% 複勝率10%


  AJCC (G1:2-2-0-11)
   天皇賞(春)1着 フィエールマン   2019年
   QE2世C1着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ルーラーシップ   2012年
   宝塚記念 2着 ダノンバラード   2013年

   連対率25% 複勝率25%

 AJCCに出走する馬たちの方がG1の壁が低い(能力が高い)ように感じられます。

 古馬になった4歳馬にとって、G1に挑戦するだけの成長力が備わったかを確かめるためのレースが『日経新春杯』だとするなら、『AJCC』はある程度G1でも通用するだけの力があると考えられる4歳馬が腕試しをするためのレースの役割(位置付け)になっていると言えます。

 言い換えれば、4歳馬にとって『日経新春杯』はG1の挑戦権を獲るため登竜門。力試しのG2レース。
 一方、『AJCC』は、すでにG2やG1を経験した5歳以上の馬たちと力関係を図る、腕試しのG2レース。

 その根拠は、『日経新春杯』に参戦する5歳以上の格が古馬G3経験馬とOP馬なのに対して、『AJCC』の出走馬は古馬G2と古馬G1経験馬や、そのレースで好走した馬も含まれているからです。

 5歳以上馬の能力(質)の違いは、次のデータで確かめられます。

  (先週の日記から)
『日経新春杯における4歳馬VS5歳以上の成績は、1着馬について4歳馬8勝、5歳馬1勝(トゥザグローリー)、6歳馬1勝(パフォーマプロミス)・・・と4歳馬に軍配が上がります。圧倒的に4歳馬が1着馬になっています。』

 では、AJCCにおける4歳馬VS5歳以上の成績は、どうなっているのでしょう。
1着馬について4歳馬1勝(ダンビュライト)、5歳馬5勝、6歳馬3勝、7歳馬1勝(ディサイファ)・・・と、真逆の結果で5歳以上馬がほぼ完勝しています。

 参戦する4歳馬の質が日経新春杯より低かったのでは?・・・と疑う方がいるかもしれませんが、それを否定できるデータを示してみます。

AJCCにおける4歳馬VS5歳以上の成績(2着馬)

 4歳馬4頭、5歳馬1頭、6歳馬1頭、7歳馬2頭、8歳馬2頭


如何でしょう、2着にフォーカスすると、4歳馬が一番多く連対しています。


さらに、4歳古馬のG2初戦を『日経新春杯』に選んだ馬とそれ以外のG2などに出走した馬で、AJCCの上位(1~3着)に来た馬の頭数を過去10年(延べ30頭)で比較すると

 日経新春杯 4頭 :それ以外26頭

 このデータも、出走する4歳馬だけでなく、5歳以上の馬で4歳時に『日経新春杯』に出走していた場合は、思い切って『消し』にするのもアリだと思います。


 このレースが、G1でタイトル争いができる能力があるか、実力を確かめるレースとして各陣営が出走させているG2だと考えれば、再度出走してくるのは、連覇を狙うリピーターというより、年齢による能力の低下の懸念を払拭できるか確かめたい馬であり、上位入賞した翌年以降このレースで成績が上がる馬は『日経新春杯』と同じく珍しいようです。

リピーター?的な馬の成績を示してみるとそのことがよく分かると思います。

2018年
 ダンビュライト  1着→6着 
 ミッキースワロー 2着→4着 
 マイネルミラノ  3着→10着 
2017年
 ミライヘノツバサ 3着→10着 
2016年
 ディサイファ   5着→1着→不出走→6着 
 ショウナンバッハ 3着→8着→8着→7着 
2015年
 クリールカイザー 1着→12着 
2014年
 フェイムゲーム  3着→12着 
2013年
 ダノンバラード  1着→12着 
2012年
 ゲシュタルト   3着→9着 
2011年 
 ネヴブション   1着→1着→3着→(7着) 

 こんな感じで、ネヴブションのように連覇したのは例外中の例外。一度上位入賞した馬は複勝圏外に敗れるリピーターばかりで、着順が上がるのは皆無ようです。

 予想のポイントは、G2なら勝ち負けになるだけの能力を見極めなければなりません。先週同様AJCCを単独で考えるのではなく、G1でもタイトル争いに参加できる器(うつわ)として有望であるかどうかを含めて、春のG1(6月まで)に向かう可能性についても踏まえて予想を組み立てる必要があります。

 5歳以上ならG3ウイナーか重賞で連対経験のある馬で、G2かG1に出走経験がある馬の中から、AJCCに初挑戦する馬が、年齢によらず(5~8歳)、本命候補の条件になります。

 4歳馬なら、3歳クラシックで首位争いに加わり複勝圏に入った実績のある馬か、3歳までに重賞のタイトルホルダーになった馬で、古馬G1でもタイトル争いのできる可能性を持って挑戦してきたと認められる馬を候補として絞ることになります。

 さて、今年の出走馬でデータの上で、少しでも可能性が残されているのは
 1.サトノフラッグ    菊花賞3着
 2.サンアップルトン   アルゼンチン共和国杯3着
 4.ヴェルトライゼンデ  ダービー3着、
 7.タガノディアマンテ  ステイヤーズS2着
 8.ラストドラフト    AJCC3着※ アルゼンチン共和国杯2着
 9.アリストテレス    菊花賞2着
 10.モズベッロ      日経新春杯1着※ 宝塚記念3着
 12.ステイフーリッシュ  AJCC2着※
 14.ランフォローゼス   京成杯2着
 15.ウインマリリン    オークス2着
 16.ジェネラーレウーノ  AJCC4着
 17.ジャコマル      中山競馬場2-0-0-1

この中から、今年の出走馬でG1に出走できそうなのは
 1.サトノフラッグ    菊花賞3着
 2.サンアップルトン   アルゼンチン共和国杯3着
 4.ヴェルトライゼンデ  ダービー3着、
 7.タガノディアマンテ  ステイヤーズS2着
 8.ラストドラフト    AJCC3着※ アルゼンチン共和国杯2着
 9.アリストテレス    菊花賞2着
 10.モズベッロ      日経新春杯1着※ 宝塚記念3着
 12.ステイフーリッシュ  AJCC2着※
 15.ウインマリリン    オークス2着

 この9頭の中にAJCCの連対馬としてG1でタイトル争いに加わるのは、※印のついた懸念のあるデータの馬を思い切ってヒモまで評価を落としてみると

 1.サトノフラッグ    菊花賞3着
 2.サンアップルトン   アルゼンチン共和国杯3着
 4.ヴェルトライゼンデ  ダービー3着、
 7.タガノディアマンテ  ステイヤーズS2着
 9.アリストテレス    菊花賞2着
 15.ウインマリリン    オークス2着

 この6頭まで絞り込むことになります。さらに、4歳馬が2着にはくるけれど1着になる確率が10%、5歳以上で1着になる確率が90%のデータを信じるとすると

◎2.サンアップルトン   アルゼンチン共和国杯3着
○9.アリストテレス    菊花賞2着
▲1.サトノフラッグ    菊花賞3着
△4.ヴェルトライゼンデ  ダービー3着、
△7.タガノディアマンテ  ステイヤーズS2着
△15.ウインマリリン    オークス2着

 3着には穴馬(6番人気~11番人気)も来るレースなので、初めてAJCCに出走する馬もヒモ穴に加えて

×10.モズベッロ      日経新春杯1着※ 宝塚記念3着
注14.ランフォローゼス   京成杯2着
注17.ジャコマル      中山競馬場2-0-0-1

 データを信じるか信じないかは自分次第!

これでなんとか的中しますよう 幸運を祈ります。


 なお、このレースで1着になった過去10年間で10頭の内、タンタアレグリア以外の9頭は春のG1に出走していることも覚えておきたいです。

[もっと見る]

 landr 2015年8月17日(月) 23:27
2015_西部スポニチ賞
閲覧 296ビュー コメント 0 ナイス 1

◎ブリュネット
○トーセンビクトリー
▲ペプチドアマゾン

西部スポニチ賞。先週、西部日刊スポーツ賞がありましたから、今週はスポニチ。
しかし、西部なんですかね?日本の国土を考えたら、南部と言う気がしないでもないです。

2014 バッドボーイ ケイティープライド ルファルシオン
2013 マコトブリジャール レインフォール タマラマ

バッドボーイもマコトブリも頑張ってますよね。さすがに重賞では足りないものの、その脚質はどこかで穴を空けるかもしれないもの。
脚質と言えばどちらも先行型で、この2年はほぼ先行決着です。
先週あたりから小倉芝は差しが決まっていますが、前残りを考えてみるべきかな。

ペプチドアマゾンは、ダービー4着馬とずーっと言われるのでしょうね。

さて、そんなダービー4着馬の歴史。

2015 リアルスティール(共同通信杯勝ち)
2014 タガノグランパ(セントライト記念3着→菊花賞4着)
2013 ペプチドアマゾン(条件馬)←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←←
2012 ワールドエース(マイラーズCレコード勝ち)
2011 ナカヤマナイト(G22勝)
2010 ゲシュタルト(中日新聞杯2着)
2009 ナカヤマフェスタ (宝塚記念1着、凱旋門賞2着)

おい、ペプチドアマゾンよ。この中で1000万走っているのはキミだけだぞ…
ダービー4着の条件馬と言う条件で遡ったら、マルカシェンクとかキョウワスプレンダとか出てきますが、これとて、今や種牡馬だぞ…
しかし、皆息が長いですね。ナカヤマナイトやゲシュタルトはこの前走ってたし。
無事これ名馬と言うことを考えると、ペプチドアマゾンもまだまだこれからかもしれん。ワールドエースともども休養も長かったし。
余談ながら、この年のダービー。ラブリーデイが17番人気だったんすね(6着)。すげー成長だあ。

ただ、この馬は先行と言うより、番手からじりじりと伸びるタイプで、スローの前粘り専。
正直、直線長い京都や中京で成績残している分、小倉だと一瞬の切れがある馬にやられちゃうんじゃないかなあ。
ダービー4着馬と言う看板に騙されてはいけない!と思いましたが、キズナとかエピファネイアの時の4着ですからね(アポロソニックはどこへ・・)。ただ、やっぱり1800でどーのこーのと言う馬ではない気がする。

メンツ的にもヒロノプリンスあたりが逃げるとしても、ほぼ間違いなくスロー。
スローの差し比べで勝ちそうな馬と言うと、ブリュネットでしょうかね。
キリシマホーマもここ2走はゲートの出が悪いですが、まともに出ればキレキレ大王。
スティーグリッツ下して勝ち上がってきているトーセンビクトリーも侮れない存在。

しかし、ここはペプチドアマゾンがあっさり素質馬と夏の牝馬を下して、何とかオープンに上がって、ダイヤモンドSあたりで穴を空けてほしいものです。
ここ勝っても、準OP勝ちあがりには相当時間かかりそうだけど、ダービー4着馬は息が長いので大丈夫!休養も長かったし、まだまだこれから!さすがダービー4着馬!(褒めどころが違う)

[もっと見る]

⇒もっと見る

ゲシュタルトの掲示板

コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。

コメント一覧
3:
  サンデーさいざんす。   フォロワー:7人 2012年2月2日(木) 09:14:17
何時も人気先行馬・・・・
オールカマーでアーネの2着の実績からも、今年末の有馬に出て来てほしい。
人気薄なら全力買いだ。
2:
  hironish   フォロワー:3人 2010年3月12日(金) 15:07:48
2/20は直線伸びたところで前が詰まりブレーキ。そこから伸び返したが時すでに遅し・・・
1:
  hironish   フォロワー:3人 2010年1月21日(木) 10:45:27
1/10は快勝も、全てが上手くいった感じ。能力はありそうだが、もまれてどうか?

ゲシュタルトの写真

投稿写真はありません。

ゲシュタルトの厩舎情報 VIP

2015年8月9日小倉記念 G315着
厩舎の
自信
厩舎の
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。

ゲシュタルトの取材メモ VIP

2015年6月14日 エプソムカップ G3 13着
レース短評 こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。
レース後
コメント
こちらのコンテンツはウマニティVIP会員になるとご覧いただけます。

ウマニティVIP会員のご入会はこちらから。


レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。