阪急杯が2月28日、阪神競馬場で17頭によって争われ、北村友騎乗で1番人気の
レシステンシアが、コースレコードで2019年の
阪神JF以来の勝利を飾った。今後は未定だが、優先出走権を得た
高松宮記念(28日、中京、GI、芝1200メートル)などが視野に入る。
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快速2歳女王が復活だ。
シーザリオと同馬主((有)キャロットファーム)の
レシステンシアが1分19秒2のコースレコードで逃走V。北村友騎手は頬を緩めた。
「強かったですね。スピードの違いで自然と(ハナに)行ったので、逆らわずに乗りました。ホッとしています」
内の
ロードアクアを先に行かせたが、向こう正面で先頭に。上がり3ハロンを33秒8でまとめ、後続を完封した。
阪神JF以来、1年2カ月ぶりの重賞3勝目。昨年は
NHKマイルC2着後に左前球節骨折で6カ月休養。4戦して勝てなかったが、反撃の一年の始まりだ。
「今後はオーナーと相談しながらですが、選択肢が増えて、いいスタートが切れました」と松下調教師。優先出走権を得た
高松宮記念などの短距離戦線か、マイル路線か。どちらにしても視界は明るい。 (川端亮平)
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レシステンシア 父
ダイワメジャー、母マラコスタムブラダ、母の父リザードアイランド。鹿毛の牝4歳。栗東・
松下武士厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)キャロットファーム。戦績8戦4勝。獲得賞金2億4972万1000円。重賞は2019年GIII
ファンタジーS、GI
阪神JFに次いで3勝目。
阪急杯は
松下武士調教師、
北村友一騎手ともに初勝利。馬名は「
アルゼンチンにある州都の名。母の生産国より連想」。