②シャールズスパイト
カナダの刺客は、東京競馬場のダートコースでラスト1ハロン15秒7と軽く伸ばして最終調整を終えた。ロジャー・アトフィールド調教師は「馬の状態はとてもいいですし、満足しています。予報では大丈夫そうですが、雨は降らないでほしいですね」と良馬場を望んでいる。
④ドライスタウト
2021年の
全日本2歳優駿勝ち馬は、午後3時47分に東京競馬場に到着。「半年ほど前は折り合いに不安を抱えていましたが、今は落ち着いています。この点からも距離は心配していません。前走がいい方につながってくれればと思います」と
牧浦充徳調教師。
⑤オーヴェルニュ
17日に東京競馬場入りしていた重賞2勝の7歳馬は、厩舎周りの運動にとどめた。「いい雰囲気で、追い切った後も落ち着いています。(距離は)実績がないのは不安ですが、ジョッキー(福永騎手)の『合うんじゃないか』という言葉を信じたい」と梅内栄子調教助手。
⑥メイショウハリオ
昨年の帝王賞を勝っている実力馬は、午後3時39分に決戦の地へ。「マイルの距離にどう対応するかだけだと思っているけれど、追走でいっぱいになることはないはず。馬混みの方がいいタイプなので、中団から内を突くイメージを持っているよ」と
岡田稲男調教師は好走のシーンを思い描いている。
⑦レモンポップ
根岸Sを勝ち、戴冠へ勢いづく5歳馬は、美浦の角馬場でじっくりと運動を消化した。木曜追いのため軽めの内容だが、気負ったところが一切なく、いかにも従順で優等生然としたたたずまいが印象的だ。
「いつも通りのメニューで体をほぐしました。もともと手のかからないタイプ。今は精神的にも肉体的にも何の心配もなく調教を積める」と穂苅寿彦調教助手。鍵となる1ハロン延長についても「中1週の
武蔵野Sも状態は良かったし、(逃げた)
バスラットレオンを捕まえに動いたパフォーマンスも悪くなかったと思いますが、今回は1週、余計に時間も取れたので。人気になるのは光栄。それに恥じない状態で出せます」と全幅の信頼を寄せている。
⑨ショウナンナデシコ
JpnⅠかしわ記念勝ちを含めて、マイルで3勝を挙げている6歳牝馬は、午後3時35分に現地入り。土曜の
ダイヤモンドSでワンツーを決めた
オルフェーヴル産駒の勢いが注目される。「ひと追いごとに状態が上がってきて、いい感じに仕上がりました。調整は本当にうまくいったので、あとはスムーズに運んでくれれば」と安楽一馬厩務員は期待を込めた。
⑩テイエムサウスダン
昨年2着馬は木曜から東京競馬場に移動して調整。レース前日はダートコースでダク半周、キャンター1周半の調教を行った。「最後は15─15くらい伸ばした。順調だし、前走より中身は良くなっている」と
蛯名正義調教師。チークピーシズの着用は当日まで考えて決められる。
⑪ソリストサンダー
昨年の4着馬は、午後3時35分に東京競馬場へ到着した。「いい状態に仕上がっています。休み明けのぶん、直前の追い切りもいつもよりしっかりとやりました。馬体重は前回と同じぐらいになりそう。元気はいいですよ」と平順太朗調教助手。