【北九州記念】ダイメイプリンセス、9番人気なんの復活V!
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8月19日(月) 05:04
サマースプリントシリーズ第4戦、北九州記念が18日、小倉競馬場で18頭によって行われ、9番人気のダイメイプリンセスが差し切り勝ち。昨年のアイビスSD以来となる重賞2勝目を飾った。今後はスプリンターズSを目標に、産経賞セントウルSを挟むかが検討される。秋山騎手は、小倉競馬場の平地重賞レース完全制覇を達成。1番人気のミラアイトーンは5着に敗れた。
夏女が小倉で完全復活だ。6歳牝馬のダイメイプリンセスが鮮やかに差し切った。
「返し馬で具合がいいと思いました。久しぶりに乗せてもらって、何とかしたいと思っていましたし、感謝しています」
秋山騎手が白い歯をみせる。前半3ハロン32秒7のハイペースのなか、中団の外めを追走。3コーナー付近から進出を開始し、手応えよく直線へ。鞍上が追い出すと鋭く反応し、上がり3ハロン34秒5の末脚で突き抜けた。この勝利でジョッキーは河内(現調教師)、武豊に次ぐ、史上3人目の小倉平地重賞完全制覇を達成だ。
昨年はアイビスSDで重賞初Vを飾り、北九州記念2着、スプリンターズS4着と短距離の一線級で活躍。飛躍が期待された今年は低迷が続いたが、ここにきて体調がアップ。「(体が)硬かったので、木曜から土曜まで運動だけにして、それもよかったかもしれない。冬場は筋肉が落ちていたが、前走あたりから戻ってきた」と森田調教師は勝因を語る。
サマースプリントシリーズは2戦を残して、カイザーメランジェと並んでトップ。今後はスプリンターズS(9月29日、中山、GI、芝1200メートル)を目標に、同シリーズ最終戦の産経賞セントウルS(9月8日、阪神、GII、芝1200メートル)を挟むかが検討される。「勝ったし、サマースプリントを狙いたい気持ちもある。このメンバーで外々を回って差し切ったし、楽しみ」と師の期待は大きい。 (斉藤弘樹)
ダイメイプリンセス 父キングヘイロー、母ダイメイダーク、母の父ダンスインザダーク。黒鹿毛の牝6歳。栗東・森田直行厩舎所属。北海道日高町・横井哲氏の生産馬。馬主は宮本孝一氏。戦績29戦7勝。獲得賞金1億9873万5000円。重賞は2018年GIIIアイビスSDに次いで2勝目。北九州記念は森田直行調教師、秋山真一郎騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+王女」。
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【北九州記念】末脚が不発…ミラアイトーン5着
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8月19日(月) 05:03
1番人気のミラアイトーンは、中団からじわじわと押し上げたものの、直線で切れが見られず5着に終わった。「大外枠でも前半はそれなりにスムーズに運べましたが、直線は本来の反応がなくて…。久々のぶん、重かったのか、前も捕まえられず、後ろからも差されました」と浜中騎手はがっくり肩を落とした。
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【北九州記念】レースを終えて…関係者談話
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8月19日(月) 05:03
◆藤岡康騎手(
アンヴァル3着)「二の脚がつきませんでした。馬群がばらけず、切り替えるロスが痛かったです」
◆松若騎手(
モズスーパーフレア4着)「外枠だったので3番手から。ラストで苦しくなりました」
◆菱田騎手(
アレスバローズ6着)「一歩目でつまずいてしまいました。いい脚できているのですが」
◆大野騎手(
カラクレナイ7着)「折り合いもついてスムーズ。速い流れについていったぶんかな」
◆西村淳騎手(
クインズサリナ8着)「馬場が悪くノメっていました」
◆国分優騎手(
エントリーチケット9着)「ふかせて行ったけど、勝ち馬の脚に追いつけなかった」
◆高倉騎手(
イエローマリンバ10着)「自分の競馬に持ち込んだけど…。もう少しいい馬場で走れれば」
◆内田騎手(
シャドウノエル11着)「かぶせられて、馬がプレッシャーを受けた」
◆和田騎手(
ディープダイバー13着)「モタれるところがあって、ずっと押し込められてしまった」
◆
武豊騎手(
ファンタジスト14着)「少し流れに乗れなかった。距離は合っていると思う」
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【北九州記念】しっかり反応ディアンドル2着
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8月19日(月) 05:03
5連勝の勢いで、初の年長馬との対決に挑んだ3歳牝馬
ディアンドルは、3番人気で2着になった。好位でソツなく立ち回っての連対。北村友騎手は「前2頭に行かせて、いい位置に収まりました。1年前に乗ったときよりトモがしっかりしてバランスもよく、直線でも反応してくれました」と笑顔で振り返った。
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