しの 3年ぶりに京都で開催される伝統の長距離戦。
大王 昨年の覇者タイトルホルダーは、始動戦の日経賞を8馬身差の圧勝。初めての京都もレーススタイルから合っていそう。
しの 前走が極悪馬場での勝利だったので疲れが気になっていましたが、1週前に美浦Wですごい時計。大丈夫そうですね。
東京サンスポ・なぎさ 最終追い切りは馬なりでしたが、しっかり追った先週よりも「良くなっているのを感じました」と横山和騎手。状態に関しては何の不安もないですよ。
大王 前哨戦の阪神大賞典はジャスティンパレスが快勝。切れ味が生きる京都外回りも歓迎だろう。
水谷 杉山晴調教師は「前走はスタートの1歩目を(ルメール騎手が)きれいに出してくれた。本音を言えば良馬場がいいが、今の京都の馬場なら多少の雨はノープロブレムとジョッキーも言っていた」やて。
大王 ボルドグフーシュは大賞典でポジションを取る競馬をして2着。GI級のポテンシャルがあるのは明らかだし、コンビ2戦目の川田騎手がどう騎乗するか。
水谷 2着が続いとるが、「前哨戦としてはいい内容。GⅠ獲りに必要なのは運だけだと思っている」と宮本調教師。現役でワシが最も好きな馬やし、仕上がりは文句なしやで。
大王 昨年の菊花賞馬アスクビクターモアは日経賞でアオって出て不良馬場も合わずに9着に敗れたが、クラシックホースのプライドにかけて反撃に出るだろう。
しの レース後に田辺騎手は「平常心で走れなかったことに尽きる」と言っていましたね。
東京サンスポ・漆山 新コンビの横山武騎手の手応えは上々で、「(自身が)デビューしてから一番勝ちたかったGⅠ。頑張ります」と楽しみにしていました。
大王 シルヴァーソニックは昨年、まさかの落馬競走中止。7歳のベテランだけあって京都【0・2・1・0】と経験があるのはセールスポイントだろう。
水谷 池江調教師は「前走のレースぶりからもメンタル面で大人になってきた。中間も順調。京都は時計が速くなるので阪神よりいいと思うが、道悪は良くない」と空模様を気にしとったで。
しの ディープボンドも京都2勝。昨年2着になって以降、4戦連続馬券圏外なのは気になりますが、タフな流れになるようなら。
水谷 「前走は流れが向かなかった。使って、いい意味でうるさい面が出てきた。消耗戦になってほしいし、良馬場より雨で多少渋ったほうがプラスになるかな」と和田竜騎手。
大王 ディアスティマもスタミナ豊富。先行馬との兼ね合いがポイントになるが、展開が向けば面白い。
水谷 昭和の大改修後の最初のGⅠは菊花賞やったが、大好きなノースガストが断然人気のモンテプリンスをゴール前で差し切った。令和の大改修後の今回もその再現が見られる気がしてならんのやが…。
しの ノースガストは5番人気。ボルドグはもっと人気ですよ。
水谷 断然人気を負かすのがええやんか。楽しみやなあ。
(夕刊フジ)