中央競馬ニュース

【スプリンターズS】カノヤザクラ評価最上級

 0   0   782
シェアする  x facebook LINEで送る

 実績NO.1の豪州馬シーニックブラストは、サドラーズウェルズ系種牡馬シーニックを父に持つ。本来スタミナ優位の父系だが、父は2歳時に7ハロンの英2歳牡馬チャンピオン決定戦・GIデューハーストSを勝つなどスピードも十分。母は2400メートルの豪GI2着、1歳年上の半兄ギルディッドヴェノムも昨年の豪GIレイルウェイS(芝1600メートル)を勝つなど活気ある母系だ。母の父はリボー系のデルガドで底力も十分。日本で馴染みのない配合だが、上位の評価を与えられる。

 アルティマトゥーレの父フジキセキは、昨年の高松宮記念ファイングレインを送り出した実績がある。母はサンスポ杯阪神牝馬S(当時芝1600メートル)勝ち馬で、祖母スキーパラダイスはフランスで、曾祖母スキーゴーグルは米国でGIを勝っている名門牝系。千二がベストとは思えないが、全体的な質の高さはここでも上位だ。

 満点評価はカノヤザクラ。父は名スプリンターとして名を馳せ、このスプリンターズSを連覇した。半姉パイアン(父コジーン)はGIII(当時)セントウルS2着、曾祖母サンタロジーナは6ハロンの愛GII2着、その他の近親も欧州の短距離戦線をにぎわした実績がある。祖母の父にサドラーズウェルズが入って、“軽さ”だけの配合でもなくなった。バクシンオー産駒特有の成長力を加味すれば、昨年(0秒4差7着)からの大幅な前進も可能だろう。

 ソルジャーズソングピサノパテックという衰えのないサンデーサイレンス産駒2頭は、どちらも配合の質は高い。ただし、本質的には中距離向き。一枚割り引きとする。ビービーガルダンは力強いオセアニア系の母系だが、ここに入ると全体的な質はやや見劣る印象だ。ローレルゲレイロは軽快さが武器で平坦コースの方が合うだけに、中山では評価を下げたい。

 他では、バランスのいいキンシャサノキセキ、上質なスピードを感じさせるサンダルフォンの2頭に妙味を感じる。(血統取材班)

この記事はいかがでしたか?
ナイス (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る