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中央競馬ニュース
中山３週目のメーンは、クラシックを狙う３歳馬によるＧＩＩＩ京成杯。皐月賞と同じ中山芝２０００メートルに、賞金上積みを狙う素質馬が集まった。
注目されるのは２戦２勝のエアアンセム（美浦・伊藤正徳厩舎、牡）。超スローの新馬戦を東京で制したのに続き、前走のホープフルＳは緩みのないペースをインから突き抜けた。ともに８番人気と低評価だったが、おじエアシェイディ、祖母エアデジャヴーとも伊藤正厩舎に所属した重賞ウイナー。筋の通った血統でもあり、無傷の３連勝でクラシックの主役を目指す。
同じ中山芝２０００メートルの葉牡丹賞を制したキングズオブザサン（栗東・荒川義之厩舎、牡）は、母が２歳牝馬チャンピオンに輝いたスティンガーで、こちらも血統は上質。前走の勝ちタイムはエアアンセムのホープフルＳより１秒２も速く、新潟、京都、中山と違う競馬場で結果を出してきた点も心強い。２世代目にあたる現３歳が活躍しているチチカステナンゴ産駒でもあり、注目されるところだ。
朝日杯フューチュリティＳで７着に敗れたプレイアンドリアル（川崎・河津裕昭厩舎、牡）も巻き返しを狙って参戦する。東京スポーツ杯２歳Ｓ２着の実績を考えれば距離延長はプラスに働きそうだ。
その東スポ杯で４着だったのがラングレー（栗東・矢作芳人厩舎、牡）。メンバーのそろった新馬戦を快勝しており、素質はここでも上位のものがある。新コンビのマキシム・ギュイヨン騎手の手綱も魅力が大きい。
百日草特別を勝って以来となるピオネロ（栗東・松永幹夫厩舎、牡）は、じっくり間隔をあけて成長を促してきた。１週前に好時計をマークしており、仕上がりも上々。阪神、函館、東京とすべて手綱を取っているように、蛯名正義騎手もお気に入りの一頭だ。
キャリア一戦ながら、勝ちっぷりの良さが目を引いたアデイインザライフ（美浦・鈴木康弘厩舎、牡）、フランシス・ベリー騎手とのコンビで臨むウインマーレライ（美浦・高木登厩舎、牡）、エリカ賞２着のヴォルシェーブ（栗東・友道康夫厩舎、牡）なども差のない存在。確たる中心馬がいない牡馬クラシック路線だけに、ここを勝って皐月賞戦線に名乗りを上げるのがどの馬か、目が離せない一戦となる。
★京成杯の特別登録馬（想定騎手入り）はこちら
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