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【産経大阪杯】血統診断

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 ハイレベルの2000メートル戦だけに、求められるのは総合力。スピードに加え、2400メートル級でも通用する底力のある馬を狙いたい。

 その条件にピタリとあてはまるのがアグネスタキオン産駒だ。サンデーサイレンス系種牡馬の中でも中距離重賞での実績はトップクラス。底力、パワーに優れた産駒が多いため、坂のある阪神との相性も抜群にいい。このレースでも、08年にダイワスカーレットが完勝し、09年ディープスカイが2着している。

 今年は2頭がエントリーしているが、魅力的なのはリディルのほうだ。母エリモピクシーは鋭い末脚を武器に7勝を挙げた活躍馬。ダンシングブレーヴ産駒らしい不器用な面があり、勝ちきれないレースも多かったが、SS系の血が入ったことで、その子供はうまく中和されている。成長力も十分にあり、素質はヒケを取らない。

 もう1頭のキャプテントゥーレは、スピード豊かな母系の出身。同じ阪神2000メートルの朝日CCを連覇しており、舞台設定に不安はない。もう1段上のスタミナを要求される展開になるとどうかだが、自分でレースを作れる強みがある。

 昨年のダービー馬エイシンフラッシュが強敵となる。英2000ギニー馬の父キングズベストは、短距離から2400メートルまで幅広い距離でのGI馬を輩出。フラッシュは母系がドイツ血統で、スタミナ、底力に偏った印象もあるが、スピード面でも決して見劣らない。

 一昨年のこのレースを制して適性を示しているドリームジャーニーは、成長力のある配合だけに7歳になっても衰えはない。先週のスプリングSを勝った全弟オルフェーヴルに続きたい。

 ダノンシャンティは母系が世界的名門でスケールが大きい。距離が延びると甘さが出るフジキセキ産駒だけに、1ハロンでも短縮されるのはプラス。ヒルノダムールは、重厚な母系の影響かマンハッタンカフェ産駒の一流馬らしい爆発力に欠ける。展開の助けがほしいところだ。 (血統取材班)

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