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【ユニコーンS&函館スプリントS】レースの注目点

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【ユニコーンS&函館スプリントS】レースの注目点

★5年連続で優勝馬がその後“統一ダートGI”制覇 今後のダート路線の行方を占う出世レース/ユニコーン



 21日、東京では3歳のダート重賞・ユニコーンSが実施される。同レースは今年で25回目を迎えるが、これまでの勝ち馬24頭中、過半数の13頭がレース後にGI(地方・海外含む)を制しており、後のJRA賞最優秀ダートホース受賞馬となったウイングアローカネヒキリゴールドドリームルヴァンスレーヴのほか、芝でGIを制したタイキシャトルアグネスデジタルといった馬たちが歴代優勝馬に名を連ねている。また、2016年のノンコノユメ以降、5年連続で優勝馬が後に“統ーダートGI”を制しており、今後のダート路線を占ううえで重賞な一戦と言えそうだ。今年のユニコーンSには、新馬→ヒヤシンスSを連勝したカフェファラオ(牡、美浦・堀宣行厩舎)、青竜S勝ち馬のデュードヴァン(牡、美浦・加藤征弘厩舎)、2月にサウジアラビアへ遠征し、サンバサウジダービーカップを制したフルフラット(栗東・森秀行厩舎)など18頭が登録しているが、“出世レース” のユニコーンSを制すのはどの馬だろうか。



高松宮記念の3、5着馬が出走予定 ダイアトニックシヴァージ/函館スプリントS



 高松宮記念3着のダイアトニック(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)が、函館スプリントSに登録。同馬は、昨年のスワンSを制すなど芝1400メートル戦で7戦5勝、2着1回と好成績を挙げてきたが、前走の高松宮記念で初の芝1200メートル戦に挑み、3着に入った。ダイアトニックは今回、武豊騎手との新コンビで出走する予定だが、芝1400メートル戦に続き、芝1200メートル戦でも重賞を制すことができるかどうか。なお、ロードカナロア産駒のダイアトニックが勝てば、同産駒は函館重賞初制覇となり、JRA全10場重賞制覇へ、残すは福島のみとなる。



 また、高松宮記念5着のシヴァージ(牡5歳、栗東・野中賢二厩舎)には、重賞初制覇がかかる。同馬はデビューからダート戦に出走を続けてきたが、昨年12月の阪神C(7着)からは芝のレースに出走しており、今年は淀短距離S4着、北九州短距離S1着、高松宮記念5着という成績を残している。シヴァージには藤岡佑介騎手が騎乗する予定だが、デビュー18戦目で初の重賞タイトルを手にすることができるかどうか。なお、高松宮記念5着馬は同年の函館スプリントSで5戦4勝という好成績を残している。



★サマースプリント&サマーマイルシリーズが開幕 サマージョッキーズシリーズも今週からスタート



 21日の函館では、サマースプリントシリーズ第1戦の函館スプリントSが実施される。2006年に創設された同シリーズの歴代シリーズチャンピオンを見ると、14回中12回で関西馬がチャンピオンとなっているが、昨年は関東馬のタワーオブロンドンがシリーズチャンピオンとなり、秋のスプリンターズSも制している。さて、15回目を迎える今年のサマースプリントシリーズはどのような結果になるだろうか。



 また、21日の阪神ではサマーマイルシリーズ第1戦の米子Sが実施される。同競走は今年から新たにサマーマイルシリーズの構成レースとなっており、桜花賞3着のスマイルカナ(牝3歳、美浦・高橋祥泰厩舎)など23頭が登録しているが、シリーズ初戦を制すのはどの馬だろうか。なお、“サマースプリント”“サマー2000”“サマーマイル”各シリーズの構成レース(計15レース)で争われるサマージョッキーズシリーズも、今週の函館スプリントS、米子Sからスタートする。



★史上2人目のJRA通算1500勝を達成 藤沢和雄調教師が日曜の2重賞に管理馬を登録



 藤沢和雄調教師は、13日の函館10Rをシークレットアイズで制し、尾形藤吉元調教師以来、史上2人目のJRA通算1500勝を達成。同調教師はJRA勝利数だけでなく、JRA重賞121勝、JRA・GI30勝も現役トップで、今後どこまで勝利を積み重ねていくか注目される。なお、藤沢調教師は、21日の函館スプリントSにはスイープセレリタス(牝4歳)、ユニコーンSにはレッチェバロック(牝)を登録している(レッチェバロックは6月15日現在、抽選対象となっている)。



 ちなみに、藤沢調教師はJRA重賞121勝のうち119勝を芝のレースで挙げており、レッチェバロックが抽選を突破してユニコーンSを勝てば、2009年エルムSマチカネニホンバレ)以来、11年ぶりのJRAダート重賞制覇となる。



ユニコーンSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載★函館スプリントSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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TERAMAGAZINE|2020年6月16日 21:08 ナイス! (0)

5年連続で優勝馬が統一ダートGI制覇


ウイングアロー
カネヒキリ
ゴールドドリーム
ルヴァンスレーヴ

芝でGIを制した
タイキシャトル
アグネスデジタル

ノンコノユメ以降、
5年連続で優勝馬が後に“統ーダートGI”を制している!


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