週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析する連載。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、
札幌2歳S・シンガポールTC賞・タイランドC・
小倉2歳S・
新潟記念の5レースです。
▼2024年08月31日(土) 札幌11R 農林水産省賞典 札幌2歳ステークス
【生月別成績(2018年以降)】
●3月以前 [4-6-6-32](3着内率33.3%)
●4月以降 [2-0-0-23](3着内率8.0%)
→2018年以降の3着以内馬18頭中16頭は、生月が3月以前。比較的遅い時期に生まれた馬は疑ってかかるべきだと思います。
▼2024年09月01日(日) 札幌09R シンガポールターフクラブ賞
【前走の距離ならびに前走の出走頭数別成績(2018~2023年のすずらん賞)】
●距離が1150m超、かつ出走頭数が8頭以上 [6-6-5-39](3着内率30.4%)
●距離が1150m以下、もしくは出走頭数が7頭以下 [0-0-1-24](3着内率4.0%)
→臨戦過程が明暗を分けそう。今回より短い距離のレースや少頭数のレースを経由してきた馬は強調できません。
▼2024年09月01日(日) 札幌11R タイランドカップ
【馬齢別成績(2020~2023年の丹頂ステークス)】
●5歳以下 [3-3-4-13](3着内率43.5%)
●6歳以上 [1-1-0-24](3着内率7.7%)
→同時期に施行されていた2020~2023年の丹頂ステークスは5歳以下の馬が優勢。高齢馬は割り引きが必要です。
▼2024年09月01日(日) 中京11R 小倉2歳ステークス
【出走数別成績(2021年以降)】
●1戦以下 [1-3-3-12](3着内率36.8%)
●2戦以上 [2-0-0-12](3着内率14.3%)
→近年はキャリア2戦以上の馬が不振。なお、出走数が2戦以上、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が2位以下だった馬は2021年以降[0-0-0-9](3着内率0.0%)でした。
▼2024年09月01日(日) 新潟11R 農林水産省賞典 新潟記念
【父がサンデーサイレンス系種牡馬だった馬の、前走の4コーナー通過順別成績(2019年以降)】
●5番手以内 [1-1-2-10](3着内率28.6%)
●6番手以下 [0-1-1-37](3着内率5.1%)
→先行力が高い馬を除くと、サンデーサイレンス系種牡馬の産駒は期待を裏切りがち。今年の該当馬も扱いに注意しましょう。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は9/1公開予定です。