流れとしては予想通りのストーミーカフェの逃げで持久力が要求されるよどみのない流れになりかけたものの、後続が思いのほか消極的だったため持久戦にはなりきらず瞬発力比べへの対応も要求されるという、要は能力の違いがハッキリ出たレース。
1着◎カンパニー
本質的には持続タイプのこの馬にとっては瞬発力が要求される厳しい流れではあったが、ペースの緩みが中途半端で完全な瞬発戦にはなりきらなかったため、後ろから2F目の瞬発力比べにもスピード能力の違いで対応し、ラスト1Fは持ち前の持続力で突き抜けるという能力の違いを見せつけたレース。この内容であれば秋にも期待が持てる。
2着▲シンボリグラン
内容としてはカンパニーとほぼ同様。カンパニーと比較すると絶対的な能力で若干劣ることと、位置取りが前だった分瞬発力比べへの対応で後れをとった分の2着。理想としては、もっと積極的に前にプレッシャーをかけて瞬発戦の度合いを軽減できればもう少しきわどい勝負になったかと思われるが、十分に能力の高さを示した格好で、秋に向けて十分に期待が持てる内容。
3着--マイケルバローズ
持続力を活かしてしっかり差してくる競馬。能力的にはこれ以上の上積みは期待出来ないが、このクラスのレースなら今後勝てる可能性はある。
4着△カンファーベスト
昨年とは若干ラップの推移が異なったため能力の差が出てしまったが、瞬発力比べではしっかりと瞬発力を発揮して昨年並みの走りは見せている。この馬としてはそれなりに格好はつけているが、一戦級相手ではちょっと厳しい。
5着△ストーミーカフェ
前半はやや早かったが中盤では後続のプレッシャーが緩かった分それなりに足をためることができ、瞬発力を活かして逃げ込むという理想に近いレースは出来ている。
という感じで馬券的には微妙だったものの、新潟外回りへの対応としては悪くないつもり。新潟記念あたりでは馬券的にも結果を出したいところです。