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中山開催のオープニングを飾るのはステイヤーズS(12月1日、GII、芝3600メートル)。平地最長距離で行われる名物重賞に、今年は15頭が登録してきた。
最大の注目は史上初のJRA同一重賞4連覇を狙うアルバート(美浦・堀宣行厩舎、牡7歳)だ。前3年はライアン・ムーア騎手とのコンビで1番人気に応えてきたが、今年はジョアン・モレイラ騎手とのタッグで偉業達成に挑む。前走のアルゼンチン共和国杯は10着に終わったものの、「スローペースで後ろからの競馬。位置取りの差とトップハンデを背負っていたぶんもあります。前走後の疲れや硬さも徐々に回復して、普段の状態で出走できそうです」と森一誠調教助手に悲観の色はない。前走のハンデ58.5キロから、別定57キロで出走できるのは好材料。他にGIIIウイナーが3頭だけという相手関係なら、格の違いで圧倒してしまいそうだ。
アドマイヤエイカン(栗東・須貝尚介厩舎、牡5歳)は、前走で惜敗続きにピリオドを打った。札幌2歳S優勝の実績があり、4走前には札幌日経オープンで2着と好走。クラスの壁はないはずだ。ハーツクライ産駒には天皇賞・春で2着2回のシュヴァルグランや、ダイヤモンドS3勝のフェイムゲームなど長距離砲が多く、スタミナ比べは望むところだろう。「前走は強い内容だった。GIIでも遜色ないはず」と須貝尚介調教師。取り口にも安定感があるだけに、堅実に上位争いを繰り広げそうだ。
リッジマン(栗東・庄野靖志厩舎、牡5歳)は、スウェプトオーヴァーボード産駒としては異色のマラソンランナー。今年は3000メートルの万葉S→3400メートルのダイヤモンドSで連続2着し、前走の丹頂Sで待望のオープン初勝利を飾った。得意のまくりが利く展開になれば、大仕事をやってのける可能性もある。「今は本当に具合がいい。久々も気にならないし、この舞台は合うと思う」と庄野靖志調教師は気合十分だ。
モンドインテロ(美浦・手塚貴久厩舎、牡6歳)は一昨年の3着馬。札幌日経オープン連覇の実績もあり、長距離戦はお手のものだ。鞍上にウィリアム・ビュイック騎手を起用し、一発を狙う。
1600万下からの格上挑戦でも侮れないのがコウキチョウサン(美浦・和田正一郎厩舎、牡5歳)。目下11連勝中で、有馬記念出走を目指している障害王オジュウチョウサンの全弟にあたる。血統的に長丁場はドンと来いだ。2走前の目黒記念ではメンバー最速の上がり3ハロン34秒0で0秒5差8着と健闘。兄にエールを送る快走となるか。
今年の札幌日経オープンを圧勝したヴォージュ(栗東・西村真幸厩舎、牡5歳)、準オープン馬だが、長い距離では大崩れがないララエクラテール(栗東・今野貞一厩舎、牡6歳)あたりも上位を狙えそうだ。
★ステイヤーズSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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史上初のJRA同一重賞4連覇を狙うアルバートだけでなく、
オジュウチョウサンの全弟コウキチョウサン
ハーツクライ産駒の長距離砲アドマイヤエイカン
3000メートルの万葉S→3400メートルのダイヤモンドSで連続2着リッジマン
けっこう話題ありますねー!