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【京都記念】マカヒキ“日本仕様”で輝き取り戻す

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【京都記念】マカヒキ“日本仕様”で輝き取り戻す

 京都記念の追い切りが8日、東西トレセンで行われた。昨年のダービー馬マカヒキは、坂路で馬なりながら4ハロン53秒6と上々のタイム。調整過程は万全で、サンケイスポーツ調教評価は最上級の『S』だ。日経新春杯を勝ったミッキーロケットは、坂路で軽快な動きを披露した。サトノクラウンは9日に追い切る。

 フランスの悪夢を払拭できる仕上がりだ。昨年のダービー馬で、凱旋門賞14着以来となるマカヒキが、坂路で馬なりながら上々の時計をマーク。友道調教師は納得の表情を浮かべた。

 「イメージ通りの調教ができた。全然、違うよね。ほとんどキャンターで上がってきているのに、あの時計だから。初戦にしてはいいと思う」

 馬が少なくなった午前8時40分ごろに登場。馬場が荒れていない真ん中を通って、軽やかなフットワークを見せる。真っすぐに楽々と駆け上がって4ハロン53秒6-12秒4はさすがだ。

 2日の追い切りは、CWコースで7ハロンからの3頭併せ。ラスト1ハロン11秒5(7ハロン96秒4)の鋭い伸びで最先着を果たした。1週前にしっかり負荷をかけており、理想的な調整過程といえる。

 凱旋門賞は道中で行きたがって失速。トレーナーは「着順に影響したかは分からないが、フランスでは体形が変わった。ムキムキという感じだった」と振り返る。放牧や栗東での調整を経て“フランス仕様”から“日本仕様”へ。「今は、ダービーの時の体に戻ってきた」と友道調教師は言う。

 担当の大江助手は、遠征の成果を実感する。「体幹がしっかりしてきましたね。向こうでのトレーニングがあったからだと思うし、そのぶん、走りもしっかりしてきました」と、4歳を迎えての成長に目を細める。

 今年初戦を飾るべく、英国の名手、ムーア騎手に手綱を託す。この後の鞍上は未定だが、春は国内に専念。「今年は(JRA賞の)タイトルを取らせたい」と意気込む友道調教師。サトノダイヤモンドをはじめとする最強4歳世代の中心であることを、ここで改めて証明し、春のGIシリーズに弾みをつける。 (山口大輝)

京都記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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