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3着に敗れたラジオNIKKEI杯2歳Sから十分に間隔を空け、サトノアラジンが全力で勝ちにきた。
「阪神内回りの前走は不完全燃焼。気持ちがピリッとせず、ぼんやりした面もあった。今回、体つきは変わらないけど、精神面でドッシリしてきた。今度こそ」と、池江寿調教師も力が入る。
栗東CWコースでロードランパートの2馬身後ろにトレイルブレイザー(京都記念に出走)がつけ、アラジンはさらに2馬身後ろから続いた。楽な手応えでズブさもみせず、スムーズに加速してから4角で内へ。ラストは岩田騎手のGOサインに素早く反応してスッと脚を伸ばし、中トレイルを1馬身、外ロードを5馬身突き放した。
「エンジンのかかりが遅い馬が、スッと反応した。モタモタしていた先週と動きは全然違う。まだ能力だけで走っているところはあるけど、うまくスイッチを入れてあげればいい競馬はできるはず」とジョッキー。
トレーナーは「勝ち負けできるように十分に乗り込んできた。広い東京も合う。巻き返す」と、きさらぎ賞を制したトーセンスターダム、3連勝中のトゥザワールドに続くクラシック候補に大きな期待を寄せていた。(夕刊フジ)
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