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ウマニティプロ予想家・霧が、今週の重賞出走馬の中から、特に的中への鍵を握りそうな1頭にフォーカス。指数・血統・調教を中心とした“予想的イマジネーション”で掘り下げていきます。
【ノッキングポイント】
現3歳世代において、最初期のデビュー戦を素晴らしい内容で勝ち切った本馬。
2歳6月時点でクラシック候補と騒がれるのも納得のインパクトがあったが、その後はまさかの失速。人気を背負いながら取りこぼし続け、2勝目を挙げたのは年明け2戦目の2月になってからだった。
しかし、そこからは本来の能力を取り戻すかのように調教内容が良化。毎日杯2着を経て、ついには日本ダービーにおいて掲示板を確保するほどの再浮上を見せた。
そんな本馬が、今週の新潟記念において古馬に挑戦状を叩きつける。
昨年も3歳のフェーングロッテンが見せ場を作っているし、過去にも本馬と同じダービー5着馬であるブラストワンピースが圧倒的な勝ち方を見せたように、決して悪い舞台ではないと思えるが、実際の走りはどのようなものになるのだろうか。いつも通りに各要素から掘り下げていきたい。
まず指数面だが、単純に前走の日本ダービーで刻んだ指数だけ見れば、前述のフェーングロッテンやブラストワンピースと比較しても何ら劣るところはなく、他の古馬勢と比較しても上位評価が可能だ。前走内容を維持、もしくは更に上の内容で走れるようであれば、勝ち負けも十分に意識できそう。
しかし、その日本ダービーが15番人気という超人気薄での好走だっただけに、単純にハマっての大駆けだったのでは? という懸念は残る。実際、毎日杯に至るまでに刻んだ指数は決して目立つものではなく、本来はそのレベルでしか走れないとなれば話は大きく変わってくるが、この辺りは父系の血の傾向が手掛かりとなりそう。
本馬の父はモーリスだが、現時点において代表産駒として名を連ねているのは、ジャックドール、ジェラルディーナ、ピクシーナイト、ノースブリッジ、ラーグルフ、ディヴィーナといった面々。いずれもG1や重賞路線において素晴らしい走りを見せている馬達だが、彼らに共通しているのは”3歳の春が終わってから一気にレースレベルを上げてきた”という点だ。
今をときめくジャックドールですら1勝クラスを勝ち上がったのは3歳の9月。ジェラルディーナも3歳の7月と、本馬よりもだいぶ上昇が遅かった。
3歳春の時点で重賞でもそこそこの着順で走れていたピクシーナイトは、そこから夏を境に急上昇して秋にはスプリンターズSを制するまでになった。
こうして並べてみると、このくらいの時期におけるモーリス産駒の上級馬の成長曲線はかなり急激な上昇カーブを描いていることが分かる。本馬のダービー好走も決して大駆けなどではなく、こうした上昇のサインだったとポジティヴに考えれば、今回も無視するわけにはいかないだろう。
デビュー戦快勝後に陣営が「身体のバランスが悪くなっていた」と語っていたように、成績が上がらない頃は調教内容も明確に悪くなっていたが、再浮上を始めた頃辺りから驚くような時計を連発するなど、ある程度調教にも好不調が現れる馬。それだけに中間の調整内容は気になるところだが、さすがにダービー時ほどの猛時計は出していないものの、コースでしっかりと乗り込まれ、馬なりながら終いの切れも良好。少なくとも悪い状態には映らない。
やや前向きな気性面を考えれば、2400mからの距離短縮ローテで挑めるという点もプラスで、新潟の長い直線でも最後まで脚を持続できる可能性が高い。サリエラやプラダリアなど、ディープインパクト産駒の切れ者がライバルとして立ち塞がるが、本馬の血に秘められた上昇度も魅力的なもの。ここで好走して父の血の存在感をさらに高め、自身も秋に向けて大きな一歩を踏み出すことができるのか、注目の一戦となりそうだ。
○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!
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