第258話 「エリザベス女王杯」
08年 35.1-61.8-35.2 =2.12.1 ▼9△ 5▼3 瞬発戦
09年 36.0-60.8-36.8 =2.13.6 ▼1△ 5△7 平坦戦
10年 36.2-60.0-36.3 =2.12.5 ▼1△ 9▼9 瞬発戦
11年 34.3-60.2-37.1 =2.11.6 ±0△11▼5 瞬発戦
12年 37.2-62.7-36.4 =2.16.3 ▼4△10▼1 平坦戦 重
過去5年で4回もラスト1Fで加速が生じる特殊ラップになっています。
ここが
エリザベス女王杯のポイントでしょう。
過去5年のラスト4Fの平均ラップはこんな感じになってます。
11.96-11.66-12.46-12.24
ラスト1F目ではなくラスト2F目が最も遅くなっています。
(故にラスト1Fで加速が生じる訳なんですが)
ラスト1F目が最も遅いラップになるのが一般的ですがこのレースでは1F手前で脚が止まるということを意味しています。
このレースは3歳以上牝馬限定のレースで牝馬の場合古馬になると長距離を主戦に戦っている馬は多くはありません。
その多くはマイル~中距離を主戦にしてると思われます。
そうなると道中のペースは知らず知らずのうちに速くなります。
これに3コーナーの下り坂の存在が早仕掛けを促すことになりラスト2F目で脚が止まる、ということだと思われます。
スタミナや底力が問われることになります。
伊吹さんのコラム
伊吹雅也の週末メイン「1点」分析に書かれている「牡馬を負かしてきた馬は妙味十分」というのはこれが要因だと思われます。
過去5年で馬券になった馬の成績から探ってみると
【3歳馬】
・外国馬か
秋華賞出走馬
・
秋華賞組は3着以内が基準
→3歳馬は
秋華賞3着以内(=格+好調)が馬券になる確率が高い。
唯一の例外は
リトルアマポーラ。
桜花賞&
オークスで2番&1番人気になるような素質馬で(ルメールJへの乗り替わり効果か)本番では4番人気だった馬。
【古馬】
・外国馬
・前走
京都大賞典出走馬
・前走
府中牝馬S出走馬
こちらの唯一の例外は前走1000万クラス(京都芝2400コース)で圧勝後の
ピクシープリンセス。
この
ピクシープリンセスと
京都大賞典組は本番と同じ京都外回りコースでしかも200mの距離短縮効果もあったと思われます。
府中牝馬組は「前走3番人気以内」か「前走4着以内」のどちらかの条件を
クリアしていました。
府中牝馬Sは本番と問われる適性が若干異なるのでそこでの結果が直結するとは限りませんが、格か好調さのどちらかは最低でも必要ということだと思われます。
今年の登録メンバーで上記の条件を
クリアしてる馬は
アロマティコ、
オールザットジャズ、
ハナズゴール、
ホエールキャプチャ、
メイショウマンボ、
ヴィルシーナ
の6頭です。
イチオシは人気でしょうが
メイショウマンボ。
いや、前走を見ても普通に強い馬だと思います。
残りの5頭はスタミナや底力と言われると私的にはちょっと違う印象の馬ばかり。
昨年2着の
ヴィルシーナもここ2走惨敗中なのは気になるところ。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
メイショウマンボ→デニムアンドルビー→アロマティコ
秋華賞が4着だったので条件は
クリア出来ませんでしたがこのメンバーなら4着でも十分圏内。
というか、
コウエイオトメ、
マイネオーチャード、
ピクシープリンセス辺りの馬を買いたいんですけど皆さん除外対象馬で…。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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9)
ナイス!(
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