4日の福島6R2歳新馬(ダート1150メートル)は、北村宏司騎手騎乗の6番人気レディエントブルー(牝、美浦・尾形和幸厩舎)が内から鋭く差し切ってV。タイムは1分11秒3(良)。
スーパープレイが好スタートから先手を取り、スティルフリンスが2番手を追走。さらにウインフェルベール、タイガーヴォーグなども二の脚がついて好位置につける。人気のタマモシルクハットは中団のインからレースを進めた。先行争いが激しくなり、直線に向くと前に行った馬は失速。代わって、4コーナーで外から手応え良く進出したグラスウォリアーが先頭に躍り出る。しかし、ゴール前でグラスウォリアーの内と外から2頭が猛追。最後は鋭く内を突いたレディエントブルーが競り合いを制して先着し、デビュー勝ちを決めた。アタマ差2着は、いったん控えて外から再び盛り返した2番人気のタイガーヴォーグ。先に抜け出した4番人気のグラスウォリアーは最後にかわされ、2着から1馬身1/4差の3着に終わっている。
レディエントブルーは、父バトルプラン、母オオシマジョリー、母の父アフリートという血統。いとこにGI安田記念勝ち馬のストロングリターンがいる。
北村宏騎手は「周囲を気遣いながら走っている感じでしたが、新馬戦ということもあって、他馬もフラフラしてもまれる形になりました。それでも、進路を取れてからはよく伸びてくれたし、操縦性も良かったですね」と鋭い瞬発力を見せたパートナーを評価していた。
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