21日の京都5R2歳新馬(芝1600メートル)は、アンドレアシュ・シュタルケ騎手騎乗の5番人気アドナルシー(牡、栗東・吉村圭司厩舎)が好位追走から直線でインを突いて抜け出し、快勝した。タイムは1分36秒2(良)。
ややバラついたスタートとなったが、5枠のスマートカオスとスナークウルフが並んで先行。ゼットシャンティが外から3番手につける。さらにアドナルシー、センショウレイナなども好位を追走。単勝1.2倍という圧倒的人気に推されたレッドアヴァンセは中団のインからレースを進めた。スマートカオスが直線でもうひと伸びして押し切りを図るが、鋭く内を突いたアドナルシーがあっさりと抜け出し、2馬身差で完勝。新種牡馬アンライバルド産駒としては2頭目の新馬勝ちとなった。なかなか前があかなかったレッドアヴァンセが、ゴール前でようやく猛然と伸びて2着を確保。さらにクビ差の3着に4番人気スマートカオスが逃げ粘っている。
アドナルシーは、父アンライバルド、母アドマイヤドレス、母の父スピニングワールドという血統。
シュタルケ騎手は「調教から感触がよかった。まだ幼いところはあるが、レースでも内でスムーズに折り合ってくれたし、直線で鋭く反応して末脚もしっかりしていた」と2馬身差の快勝を振り返っていた。
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