週末の注目レースを
伊吹雅也プロが「1点」の傾向に注目して分析するコラム。特別登録を基に各レースを予習する際の参考資料としてご活用下さい。今週のターゲットは、すみれステークス・仁川ステークス・マーガレットステークス・
阪急杯・
中山記念の5レースです。
⇒当該週の1重賞に絞って考察! 『特選重賞データ分析編』はコチラ
▼2024年02月24日(土) 阪神09R すみれステークス
【“同年の、JRAの、1勝クラス以上のレース”において4着以内となった経験の有無別成績(2020年以降)】
●あり [3-4-3-2](3着内率83.3%)
●なし [1-0-1-13](3着内率13.3%)
→年明け以降にオープンクラスや1勝クラスのレースで好走したことのある馬は堅実。特別登録を行った馬のうち“2024年の、JRAの、1勝クラス以上のレース”において4着以内となった経験があるのは、
ジンセイ・
ミカエルパシャの2頭だけです。
▼2024年02月24日(土) 阪神11R 仁川ステークス
【馬番別成績(2020年以降)】
●1~7番 [3-3-2-19](3着内率29.6%)
●8~16番 [1-1-2-32](3着内率11.1%)
→近年は内寄りの枠に入った馬が優勢。ちなみに、馬番が8~16番、かつ前走の馬体重が520kg未満だった馬は2020年以降[0-0-1-20](3着内率4.8%)とあまり上位に食い込めていません。
▼2024年02月25日(日) 阪神10R マーガレットステークス
【枠番別成績(2021年以降)】
●1~2枠 [0-0-0-6](3着内率0.0%)
●3~8枠 [3-3-3-19](3着内率32.1%)
→内寄りの枠に入った馬は過信禁物。なお、前走との間隔が中2週以内の馬は2021年以降[0-0-0-7](3着内率0.0%)、前走の着順が3着以下、かつ前走の距離が1400m以下だった馬は2021年以降[0-1-0-11](3着内率8.3%)と、それぞれ苦戦しています。
▼2024年02月25日(日) 阪神11R 阪急杯
【前走の距離別成績(2019年以降)】
●1200m以下 [0-1-1-30](3着内率6.3%)
●1200m超 [5-4-4-37](3着内率26.0%)
→臨戦過程が明暗を分けそう。今回より短い距離のレースを経由してきた馬は疑ってかかるべきでしょう。
▼2024年02月25日(日) 中山11R 中山記念
【出走数別成績(2014年以降)】
●18戦以内 [10-9-7-38](3着内率40.6%)
●19戦以上 [0-1-3-54](3着内率6.9%)
→長期間に渡って好走馬の傾向が変わっていないレース。2014年以降の3着以内馬30頭中26頭は、キャリア18戦以内でした。
次回、【伊吹雅也のピックアップ競馬データ】特選重賞データ分析編は2/25公開予定です。
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○執筆者プロフィール
伊吹 雅也(いぶき・まさや)
埼玉県桶川市在住のフリーライター、競馬評論家。JRAホームページ内『今週の注目レース』において「データ分析」のコーナーを担当しているほか、JRAのレーシングプログラム、TCKホームページ、グリーンチャンネル、ニコニコチャンネルなどさまざまなメディアを舞台に活動している。近著に
『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』(ガイドワークス)、
『WIN5攻略全書 回収率150%超! "ミスターWIN5"のマインドセット』(ガイドワークス)など。2023年11月24日には最新刊
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